アルモニ・ブログ

2013年2月 8日

"おつとめ品"と"売れ筋品"

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この前、地元で人気のパン屋さんに行ったとき、
「かりんとうパン」という商品を買った。
サイコロ状にカットされたパンをハチミツでコーティングしてあり、
原料にはパンの耳も使われている。


そう書くとよくある"おつとめ品"だが、私がこの商品を買ったのは
安いからでも量が多いからでもない。
純粋に「美味しそう!」と感じたからだ。
その店でもレジ横の目立つ "自信作棚"にあり、
さらに食べてみてパン耳の部分が特に美味しかったのは意外だった。

このお店のすごいところは《余りモノに価値を付けた》こと。
「日にちの経った売れ残りのパンを上手く使いました...」なら
"おつとめ品"棚にお詫びでもするかのようにひっそりと並んだのだろう。
それが「小豆島の有機オリーブ油で丁寧に揚げ、
カリッとした食感に仕上げた天然酵母パンに数回に分けて
ハチミツコーティング(っぽいことが書いてあった)...」と魅力を並べ、
売れ筋商品の札まで貼ってある。
まるで「この商品のためにわざわざ2次加工をした」とでも言うような扱いなのだ。


《食べ物を無駄にしない》というスローガンに賛同する人は多い。
《MOTTAINAI-もったいない-》という日本語は海外でも受け入れられた。
それでも手間やロスを恐れて具体的な行動を起こす人や
企業がまだまだ少ないように感じる。

パン屋さんは丹精込めて作った自慢のパンを余すところなく販売し、
お客さんも喜んで買っていく。
儲けた利益でいい原料を仕入れ、コストのかかる仕事を妥協せず、
美味しいパンを作り続けることができる。
だからこそヒット商品「かりんとうパン」は生まれ、
そして今日も売り切れているはずだ。

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