アルモニ・ブログ

2013年12月10日

Ho'okahewai ho'oulu aina  一番大切なことは、水の流れ。

minamimura-title.jpg

ハワイに行っていて、原稿が遅れました!

オアフ島のワイキキはあまりにも有名な観光地ですが、ワイ(Wai)は元々、『水』という意味です。
キキ(Kiki)は、水が湧いてくる『キッキッキッキッキッ・・・』という音です。
ワイキキは、遠い昔にサモアか、タヒチか、どこか遠いところから初めて人が
双胴船でやってきて上陸し、喉をうるおすための清流を探しあてたところだということです。
新鮮な湧き水、という意味なのですって。
そこに、持ち込んだ Kalo(タロ芋)を植えたのだそうです。

ハワイ大学が位置するマノア地区には、7つの滝がありますが、
その水が集まって流れている水脈が1984年に発見され、そこから分水してたくさんの品種の
 Kalo(タロ芋)を実験的に育てているところに、レクチャーを受けに行きました。

実に70種もの品種があるそうですが、この地下茎を蒸し焼きにして発酵させた Poi という伝統食は栄養に富み、
離乳食にも利用され、長い航海に出ても壊血病から逃れられたということです。

川の流れを分水し、棚田のように作った畑に水を誘導し、一番上流の美味しいKaloができる畑は王族のための畑です。
これは、まったく日本のお米を作る田んぼと一緒!

周囲に植わったククイの木の落葉が畑に落ち、素足で泥に混ぜ込むと、格好の栄養素になります。
地下茎はPoiやルアウ(豚肉などと一緒に葉で包んで蒸し焼きにする)として主食になり、
葉はタコと一緒にココナッツで煮込んで食べると美味しく、残った茎(ha) は、
畑に植えるとまた新しいKaloができるという、サスティナブルな植物=食物。

茎がなぜ ha というかというと、息を吐く音「ハァー」なのだそうです。『次につなぐ命』という意味なのです。
「どんなに科学が発達して理論的に解明しても、その知識は先人の深い深い知恵にはかなわない」のだそうです。

Ho'okahewai ho'oulu aina
これはポリネシア語ですが、英語で言うと
Let the water flow so that the land can flourish. 
私は、今回の旅でこの言葉がとても印象に残り、何度も何度も心の中で繰り返しつぶやきました。
Let the water flow so that the land can flourish. 
"土地が繁栄するために、水を流しましょう"

なんか、『水』という日本語から感じるものよりも、『Water』という英単語から得る印象の方が、
色々なミネラルが含まれている感じがするのは私だけかしら?
『空気』という日本語の単語より、『Air』という英単語から得る印象の方が、
単なる酸素だけではなくてもっといろいろな『氣』やなんかが含まれている感じがするのは私だけ?

白人がやってきて、シュガープランテーションを開発しました。
彼らは、滝からの水の流れを分けたのではなく、全てをシュガープランテーションに向くように作り替えたのです。
そのために、固有種が破滅し、昔から続いて来た多くのものが死に絶えたそうです。

ハワイは豊富な日射量や降雨と、一年を通じて栽培ができる気候のため
GMO(遺伝子組み換え)植物の実験場となりつつあり、オアフやカウアイ、特にモロカイ島に住む多くの人は
モンサントの従業員として7000円もの時給をもらって働いているそうです。

Kalo(タロ芋)は、ハワイの人々にとって命です。
そのKalo(タロ芋)も、GMO(遺伝子組み換え)の対象になるのかどうかということで、議論の渦中だったのですが、
まさに今日のニュースで「ハワイ島におけるバイオテクノロジー企業による農場運営、
および新しい遺伝子組み換え作物の栽培をすべて禁止する法案」が6対3で可決したということを知りました。

IMG_0854.jpg

このページの先頭へ
プロフィール
プロフィール 南村 友紀
Kitchen Dog!代表
プロフィール 淺沼 悟
ドットわん代表
プロフィール 山澤 清
ハーブ研究所
スパール代表

最近の記事

アーカイブ

リンク