アルモニ・ブログ

2014年2月17日

モノづくりの凄み

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先日京都に行ったついでに輪島塗を扱うお店に寄った。

昔から漆器に興味はあったが、"本物"を持つにはまだ早いと勝手に決めていた普段使い。
だが理想的なものに出会ってしまい、あっけなく漆器人の仲間入りをしたのだ。
私のイメージにある"本物"とは伝統的な製法を、何も変えずに施してあるもの。
木地師・塗り師・絵付け師と渡り、時間をかけて丁寧に仕上げる工程や手法は
道具こそ違えど昔からほとんど変わっていないそうだ。
眺めているだけで工芸師(響きに憧れる)が真剣に打ち込んでいる姿を連想させる器からは、
本物だけがまとう凄みを感じる。

■木地師:正方形に切った無垢材から口当たりのよい薄い器を削り出す伝統技術。
 器の原料に合う木目のものを選び出す。感覚で頃合いを図る乾燥や飲み口に和紙をあてがい補強する細やかさ。

■塗り師:下・中・上と塗り分けて漆を厚く盛って光沢を出す。
 美しい塗はハケで塗られたものとは思えないぐらい一片の曇りもない。

■絵付け師:金彩・銀彩などを使って風雅な絵付けをする。伝統的な図柄も多く漆器を芸術作品に近づけていく。

私が手に入れたものは絵付けの無い黒一色のもの。
技術を継承する人も減り続け、本物も手に入らなくなるのかと思うと残念でならない。

我が家に来て3週間目。漆黒の器に手作りカレーとレトルト牛丼をよそって2回使った。
器に見合った中身も大事だが、ゆっくり慣らしていこう。

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黒よりもクロい "漆黒(しっこく)"

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