アルモニ・ブログ

2014年4月 4日

国内のフェアトレード

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フェアトレード="公平な貿易(取引)"と訳せばいいだろうか。
国際的な組織もあり、積極的に取り組むもしくは支援する
個人や団体は世界中に存在する。
ネーミングもスマートで印象強く、確実に活動の浸透を下支えしている。
素晴らしい取組で私も賛同者の一人だが、唯一海外での取引に
限定されているのが残念でならない。
そう、日本国内における生産者へのアンフェアな取引に
もう少し関心が向かないかなと個人的には思ってしまう。

小売業(3次産業)が川上にいる日本の流通では、
生産者が本来受け取るべき付加価値を要求できていない現状を散見する。
それは伝統工芸や手工業、食品の生産者などモノづくり全般に言える話だ。
例えば農産物。出荷していいのは既に作られたトレーや箱に入るサイズだけ。
自然の食材が人の思惑通りに育つわけがないことは誰でもわかることだし、
生育不良ならまだしも多くの場合は大きくなりすぎや
熟れすぎたものまで規格外となる。キズも厳重にチェック。
畑や果樹園での厳しい労働環境からして、
消費者の手元まで無傷で届くのは奇跡に近いとさえ思う。
少しでも出荷量を増すために農薬やワックスを使う生産者の立場もある程度仕方がない。

消費者は、無意識のうちに見栄えのいいものを選ぶ。
だから小売店は売り残るものを仕入れない。
当然の理屈かも知れないが、生産者を知る立場の私はキズや形状が
いびつでも安心できるモノを食べたいし、愛する犬にも食べさせたい。

消費者の意識が変わり、見た目より安心が付加価値になる社会の実現。
作ったものは余すところなく出荷できる体制が食糧難が
到来する前に間に合って欲しいと切に願う。

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