アルモニ・ブログ

2015年4月10日

住まう人々が守る一級河川の水質

asanuma-title.jpg

昔々に見聞きした高知県・四万十川の"日本最後の清流"っていうキャッチコピーはインパクトが強く、
少なくても大学生くらいまでは日本で最もきれいな川だと思い込んでいた。]
それが水質日本一は島根県・高津川だと知ったのがつい数か月前。
高津川に拠点を置くNPO法人「日本に健全な森をつくり直す委員会」からのお招きで早々現地を視察する幸運となった。

高津川が水質日本一を続けている3つの理由は納得しやすい。
1つは支流・匹見川源流に水をろ過するブナの原生林が自然のまま残っていること。
2つ目が一級河川では唯一、ダムが無いことなのだそう。

IMG_2782.jpg
急斜面に自生する見渡す限りの山ワサビ

IMG_2767.jpg
水耕栽培じゃない土で育ったワサビは葉が多い

そして私が最も唸ったのが、高津川の流域に住まう人々のはなし。
すべての生活排水は川に戻ると考え、流域の農家は農薬禁止の有機栽培、
工場などの立地制限。厳重な生活排水ルールも設けながら、
あるときは便利さや利益を犠牲にしてまで全員で川の水質を優先する。

そんな美しい水が海に流れ込み、水蒸気を発生させ雲を作り、
山に雨を降らせるという循環に欠かせない高津川を"住まう人"が守っている。]
山々という大自然からいただく「生きる水」は大切、そう当たり前ができないことって意外と多い気がする。

IMG_2744.jpg
上流に位置する有機農家の田んぼ

IMG_2742.jpg
裏山で牛を飼うのは昔ながらの農家の姿

日本には大小約3万本の川があるが、天然アユのあがってくる川はわずか91本なんだそう。
昔は全ての川に天然アユがいたと聞いて、便利な生活によって失ったものの一つなんだなぁと痛感した。

そんな縁もあり「日本に健全な森をつくり直す委員会」の委員に招いていただいた。
ペット食環境向上と「健全な森をつくり直す」ことをどう繋げていくのか。考えただけでワクワクする。

IMG_2770.jpg
ワサビ農家の愛犬は泥を身体につける...のんびり暮らせてる証拠



このページの先頭へ
プロフィール
プロフィール 南村 友紀
Kitchen Dog!代表
プロフィール 淺沼 悟
ドットわん代表
プロフィール 山澤 清
ハーブ研究所
スパール代表

最近の記事

アーカイブ

リンク