アルモニ・ブログ

2015年5月20日

ウシを飼う

asanuma-title.jpg

生産地を訪ねる仕事柄、鶏・豚などの畜産農家のこだわりを間近で見てきた。
中でも長年蓄積・伝承された経験に基づいて改良を繰り返す《肉用ウシ》の飼育(肥育)には凄みを感じる。
4~5月の2か月の間に岡山・兵庫・滋賀・島根・高知で6か所の有名産地やこだわりの飼育法を見聞きし、
牛飼育の難しさと奥深さを改めて知ることができた。

広大な敷地と大掛かりな設備、出荷まで2年半もかかる飼育コストも半端ではない。
1日30リットルの水を飲用する出荷時体重7~800kgの巨体は人の思い通りにならず、
掃除や餌やりなど管理するだけで途方もない労働となる。

「ウシを飼うのにこれといった正解はない。
より良い品質を実現するためにそれぞれの産地が失敗を繰り返し改善するだけ。
うちでもブランド牛を作るために頑張っているが、今でも10頭中1頭は認定されない。」とある牛飼いは教えてくれた。

IMG_3226.JPG
餌かな?私に気づいて寄ってくる放牧中の牛


「健康に育てれば肉質が上がる」と考えてストレスを軽減するために鼻輪を外し、
たった数十頭のために10ヘクタールはある広大な牧場に放し飼いしている。
「食事が大事!」という別の牛舎は、干し草や発酵飼料を地元で収穫できるものだけで作るというこだわりよう。
独自の品質を実現するために母牛を飼い、子牛から育てることに挑戦している農家もある。



IMG_3231.JPG
子牛は戸建に住んでいる光景


飼料の高騰は影響が大きい。
以前にも増して高級食材になってしまったが、いまでも畜産の王様は牛だと言ってしまう。
間違いないだろう。


IMG_3193.JPG
牛舎の番犬1。見た目に反して優しいワン。


IMG_3192.JPG
牛舎の番犬2。近づいても吠える気配なし。

このページの先頭へ
プロフィール
プロフィール 南村 友紀
Kitchen Dog!代表
プロフィール 淺沼 悟
ドットわん代表
プロフィール 山澤 清
ハーブ研究所
スパール代表

最近の記事

アーカイブ

リンク