アルモニ・ブログ

2015年10月 2日

〈たね牛〉のエース

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和牛の生産者が最も大切にしているのは〈たね牛〉だろう。

「ここから先は立ち入り禁止」など厳重に管理されているイメージ。
全国の産地に伺っても出会わせてもらえる機会は少なく、
通常は居場所すら教えてもらえない。

それが先日、視察に伺った九州の生産者で幸運にも見せてもらえた。

担当者が案内していただける牧場長に
「視察はフルコース(隠語)で」と伝えたので、
「ひょっとしたら...」と思ったがビンゴ!

施設の一番端で世話される明らかに高待遇な1軍5頭と
2軍5頭の計10頭がこちらを睨んでいる。

でもエースは"桜花福号"君。

見た目の特徴はとにかく体がデカい。
それでいて体形はシャープで美しい。

体つきを写真に収めようとしたが、
気性が荒すぎて檻越しに近づいても危ないと制された。

エースは流石にただならぬ気迫をまとっている。



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荒くにらむエース"桜花福号"君


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広い檻は完璧に掃除され清潔そのもの


さて名前の売れたブランド牛は高値で輸出されているのが和牛業界の常識。

A4・A5ランクといった高級肉を生みだすたね牛を成績優秀と呼ぶが、
最近国内では霜降りすぎる肉を敬遠する人が増えてきたため、
ランクの落ちるA3をコンスタントに生み出せるたね牛の評価が上がっているそう。


そういえば先日伺った別の和牛産地でも、
さっぱりした脂身の開発により評価が急上昇していると言っておられた。


和牛にも味覚のトレンドがあるのは面白い。


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霜降り具合だけでも12等級


全国でも珍しい飼料作りから流通まで一貫生産を実現している企業ならではの
貴重な視察となった。


やっぱり牛の生産は奥深い。



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大きな掃除機で原料を吸引する車 

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