2017.11.24食事・ドッグフード

ドッグフードの選び方(1)無添加ってどういう意味?良いフードとは?

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ここ10数年、ドッグフードの種類はどんどん増えています。無添加、オーガニック、ヒューマングレード、グレインフリー、グルテンフリーなど、特徴もさまざまです。大切な家族であるパートナー(愛犬)には、いつまでも健康で長生きしてほしいと願い、健康を支える食事にも気をつけてあげたいと思う一方で、数多いドッグフードの中からパートナーにあうフードを見つけるのは至難の業のようにみえます。

しかしポイントさえ抑えれば、より正確にドッグフードの内容を把握し、パートナーにあったフード選びをすることができます。今回はフード選びのポイントをホリスティックケア・カウンセラーの日笠が紹介します。

【1】飼い主目線で考えるドッグフード選び

そのフードの中に何が入っているか確認していますか?

毎日の食事はパートナーの健康を支える柱になります。特にパートナーの食事にドッグフードを選択する場合、基本的にはある程度の期間、同じ内容の食事を与え続けるので、良いものを選べば良い影響がでますが、悪いものを選べばそれが原因で健康が損なわれることもあります。

ではどのようなポイントで選べばよいのでしょうか?特に飼い主の皆さんの関心が高いものとしてはフードに使われている「添加物」「原材料の安全性」があります。

1)添加物とは

添加物というと、悪いイメージをもつ方が多いように思いますが、一概に身体に悪い影響を与えるものばかりとは言えません。ここではドライフードについて説明します。

ドライフードに添加物が使われていなかったらどうなるの?
・腐敗や酸化が早く進む
・カビや細菌が増殖しやすくなる
・必要な栄養素が不足する、など

ドライフードを与えるメリットは、保存期間が長いことや扱いが簡単であること、総合栄養食なら、必要な栄養素がすべて含まれることです。多くのフードは、添加物を使用することでこれらのメリットを実現しています。

栄養素の添加物とは、犬の栄養学に基づいて、理想的な栄養バランスの整ったフードに仕上げるためにビタミン類やミネラル類を添加することです。原材料に含まれる栄養素だけでは、総合栄養食の基準を満たせないケースが多いのです。

このように食品添加物と一言で言っても、さまざまな役割を担っており健康を支えているのです。しかし添加物をもう少し詳しくみた場合に問題になるのは、添加物が何からできているのかという点です。たとえば、フードによく使われる酸化防止剤は大きく分けて2つあります。

天然由来の酸化防止剤
特徴:値段が高くなる。保存期間(賞味期限)が合成のものより短い
種類:ミックストコフェロール(ビタミンE)、ローズマリー抽出物、アスコルビン酸(ビタミンC)、クエン酸など

化学由来(合成)の酸化防止剤
特徴:値段が安い。少量の使用でも天然のものより保存期間(賞味期限)が長い
種類:BHA、BHT、エトキシキンなど

一般的に化学由来(合成)の酸化防止剤は身体に悪い影響を与えると懸念されていますが、ペットフード安全法ではこれらの使用上限値を定めており、犬が長期間取り続けても健康を害することがないように管理されています。

ただ理論上は問題ないとはいっても、不必要な添加物は避け、多少値段が高くても安全だと考えられる酸化防止剤を使っているフードを選びたいと考える方は多いようです。特にパートナーの身体が小さいと食べものの影響は大きいのではないかと心配になりますね。パートナーの大切な主食ですから、原材料の質も選ぶポイントにしたいものです。

2)食材の品質とは

質の良い食材は、健康な身体づくりに欠かせません。しかし今は昔とちがって、生産性や効率性、利便性などを重視して作られた食材が大半です。当然そこには農薬や抗生物質などの影響が全くないとは言い切れないように思います。また地球の環境破壊が進み、食べ物の土台になる水も空気も土も汚れてしまっています。そうすると、どうしてもこのような環境で育つ植物も、それらを食べる家畜動物もなんらかの影響を受けてしまいます。

そのため、どんな種類の原材料を使っているかだけでなく、食材自体の安全性や品質、栄養価などにも目を向ける必要があります。ペットフード業界では「ヒューマングレード」という言葉を最近はよく耳にするようになりました。これは人が食べている食材と同じレベルの品質という意味です。ペットフードに関する日本の法律は、人の法律より甘いと感じる人も多く、パートナーに与える食品の品質は飼い主自ら情報をチェックする必要があるのです。

ヒューマングレードなフードの例→素材の良さを感じられるほどの品質

【2】犬目線で考えるドッグフード選び

これまでに述べたポイントを抑えれば、まずは飼い主目線で、安全性に配慮した安心できるフードを見つけることができます。しかしそれだけでは不十分です。次は犬目線で考えてみましょう。

1)犬の食性とは

犬は本来どういう動物なのでしょう?

食性とは動物が食べる物の種類や食べ方に関する習性のことです。犬は雑食能力をもった肉食動物で、肉を食べるのに適した歯や消化管の構造をもっています。つまり肉に含まれているさまざまな栄養素を身体に取り入れると、効率よく消化吸収することができます。つまり肉をメイン食材として活用する必要があるということです。

ペットフードの原材料ラベルは、使用量の多い順に記載されています。ただドライフードはその形状を保つために、穀物やイモ類、豆類などを多く活用しがちなので、そのような場合はウェットフードをトッピングするなど、飼い主がアレンジを加えることで、補ってあげるとよいでしょう。

2)質の良いタンパク質とは

タンパク質は栄養素の中でも特に重要な役割を担っています。筋肉、皮膚、被毛、各臓器、血液などさまざまな身体の部位を構成している成分です。肉、魚、卵などに含まれるタンパク質を動物性タンパク質といい、穀類、豆類、野菜などに含まれるタンパク質を植物性タンパク質といいます。犬は肉類を食べるのに適した体なので、動物性タンパク質が食事からしっかり補えるように気をつける必要があります。

まとめ

インターネットの情報や口コミだけに左右されたり、無添加の表示があるから安心と思い込んだりしたせいで、不本意なドッグフードを与え続けてしまうと後から後悔してしまいます。大切なパートナーの健康を支える毎日の食事はしっかり吟味してあげましょう。飼い主が自信をもって選んだフードは、パートナーの身体だけでなく心の健康にも役立つ食事になるはずです。パートナーの健康を支えてくれるフードをぜひご自身で見つけてあげてください。

参考文献:ホリスティックケア・カウンセラー養成講座テキスト

GEEN DOG相談ルーム

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日笠 克枝(ひがさ かつえ)ホリスティックケア・カウンセラー 、ペットマッサージセラピスト、愛玩動物飼養管理士1級

日笠 克枝(ひがさ かつえ)ホリスティックケア・カウンセラー 、ペットマッサージセラピスト、愛玩動物飼養管理士1級

ドッグライフカウンセラー 動物関連専門学校を卒業後、福祉関係の仕事を経てGREEN DOGへ。チーフカウンセラーとしてこれまで1000件以上の犬の健康・食事・しつけの相談を行う。現在はシニアカウンセラーとして相談を行うほか、専門学校での特別講義やセミナーなどでの講師としても活躍中。
日笠 克枝(ひがさ かつえ)ホリスティックケア・カウンセラー 、ペットマッサージセラピスト、愛玩動物飼養管理士1級

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