2017.08.01食事・ドッグフード

愛犬の健康管理は食生活が基本!食事の重要性と効果的な与え方

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愛犬の健康は、体調管理も含めて食生活が大きな影響を及ぼします。市販のドッグフードや手作り食など犬に与える食事はさまざまです。毎回、どんな食事を選べばよいのかと思考錯誤している飼い主も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、犬にとっての食事管理の重要性と効果的な与え方について、ホリスティックケア・カウンセラー日笠がご紹介します。

食事管理の重要性

ヒトも犬も同様に、さまざまな要因が重なりあって健康が維持されています。なかでも食事は基本的に毎日摂るものなので、健康維持や体調管理に影響を与える割合が高くなります。したがって、毎日の食事管理が、犬の健康にどのような影響を与えるかを飼い主として十分に理解しておくことが大切です。

食事が犬に与える影響
人間以上に野性的な本能をもつ犬にとって、食欲は生命維持に欠かせない欲求のひとつにあげられます。「食事=生きるための本能」と言っても過言ではありません。したがって、犬にとっての食事は、必要な栄養素を細胞のすみずみまで届けたり、エネルギーとして取り込んだりする役目を担っていますが、大切な別の要因もあります。

私たち人間は、家族や身近な人と食事をすることで人間関係やコミュニケーションを形成しています。犬との場合も同様に、食事(食べ物)を通して飼い主とコミュニケーションを取り、信頼関係を育むことができるのです。そして、身体が喜ぶ美味しい食事は、犬の幸福感や安心感を高める効果も期待できます。食事は、身体だけでなく精神面も支える大切な役割を果たしているのです。

犬にとっての医食同源とは
中国には昔から伝えられてきた「医食同源」という言葉があります。医食同源とは、「食べたものが自分自身であって、食べているものが性格や健康状態、病気に対する抵抗力などさまざまなことに関連性や繋がりがある」という考え方です。実は人間だけでなく犬に対しても、医食同源は基本となるべき食の考え方といえます。

個々に合わせた食事管理が必要
毎日の食事が習慣化すると、知らない間に食事の内容が不適切になっている場合があります。例えば、加齢による衰えや運動量の変化に気付かないケース。こうした犬の変化に気付かないまま同じ量や回数で食事を与えていると、肥満やストレスの他、病気を発症するリスクが高まってしまう場合もあります。飼い主として、犬の健康状態や日々の体調の変化を観察しながら、年齢や生活習慣を考慮し、栄養面や量、回数など個々の状態に合わせた食事管理を心がけることが必要です。

犬種によって食事に違いはあるの?

生まれたルーツや犬種別の特徴を見極める

犬の食事管理は、犬種や年齢によって違いがあるのでしょうか。犬種によって、犬は生まれたルーツが異なります。洋犬と日本がルーツの和犬では、暮らしてきた環境が異なりますし、洋犬の中でも例えば、寒い地域で暮らすために品種改良されてきた犬と、南国で暮らしてきた犬とでは、もともとの食生活に違いが見られます。最適な食事管理を行うためには、飼っている犬のルーツをたどって、どのような食生活が最適なのかを探ってみるのもひとつの方法です。

また犬種によっては、関節が弱かったり皮膚が敏感だったりといった、犬種特性や遺伝的な特徴をもつ犬もいます。そのため、犬種別の特徴を見極めながら最適な食事を与えることは大切です。その一方で、飼っている犬の個性や体質、年齢や生活スタイルを考慮することも重要です。こうした個々の違いに合わせた食事を与えることも、意識してみましょう。

シニア犬の食事についての記事はコチラ→犬の味覚も年齢で変わる?老犬に最適な食事の量や回数について

ドッグフードのメリットとデメリット

ドッグフードのカスタマイズで栄養バランスを整える

ドッグフードは、栄養面や保存性に優れた、犬におすすめの食事として利用されています。ペット関連事業の拡大によって、さまざまなメーカーから多種多様なドッグフードが販売されており、最も流通している乾燥タイプのドライフードの他に、ウェットタイプのレトルトフード、缶フード、冷凍された冷凍フードがあります。正直、どの種類のフードを選べばよいのか迷ってしまうほどですよね。ここでは、ドッグフードのメリットとデメリットとついて解説します。

ドッグフードのメリット
市販のドッグフードのメリットとしてあげられるのは、与え方が簡単であるということです。基本的に、AAFCO基準を満たしていれば、理論的にはドッグフードと新鮮な水を用意するだけで、栄養バランスのとれた食事を与えることができます。犬の栄養学に関する知識がない場合でも、手軽に与えることが可能です。なかでも乾燥タイプのドライフードは保存性も高く、まとめて購入しても長期保存ができることも飼い主にとってのメリットといえます。さらに、持ち運びが簡単なこともドライフードのメリットです。

ドッグフードのデメリット
ドライフードにしてもウェットフードにしても、ドッグフードは高温で加熱処理されていることが多いため、製品のなかには熱に弱い栄養素が欠如してしまっているというデメリットがあげられます。また、一般的に広く流通している市販品では、個体差まで考慮されているわけではありません。例えば、個々の運動量の違いや好みなどに対応することはできないのです。

こうしたデメリットをカバーする方法としては、トッピングをプラスしたり、サプリメントで補ったりする方法がおすすめです。また、ドッグフードは加工品であるため、添加物や保存料が使用されている場合もあります。飼い主自身で、内容を十分に吟味して選択することが必要となります。

ドッグフードの与え方は?
ドッグフードには肉や魚、穀物など、さまざまな原材料が含まれています。先ほども紹介したように、残念ながらドッグフードだけでは個体差まで考慮するには難しいケースがあります。犬の健康管理のためには、ドッグフードをそのまま与えるだけではなく、体質や個体差を考慮し、不足している素材や栄養素があればトッピングでカスタマイズする方法がおすすめです。

適切な判断ができるように日頃から、犬のちょっとした変化を見逃すことのない観察眼を養うようにしましょう。

また、食欲がない時や、下痢などの症状が見られた時は、量や回数の調整や、ドライフードならふやかして与えるなどの工夫が必要です。市販品であっても、個々に合わせたカスタマイズや工夫によって最適な食事を与えられます。

ドッグフードの記事はコチラ→「専門家がおすすめ!犬の健康にかかせない安全なドッグフードの原材料と成分

手作り食のメリットとデメリット

犬の食事を手作りするという飼い主の方も増えているようです。愛情を込めた手作り食は、飼い主の満足感や犬の幸福感を高める効果が期待されています。ここでは、手作り食のメリットとデメリットについて解説します。

手作り食のメリット
手作り食のメリットは、新鮮な素材や栄養価の高い旬の食材を犬に与えられることです。手作り食は、保存料や余分な添加物を使用しないので、犬にとって安全で安心な食事といえるでしょう。また、作っている時間を愛犬と一緒に楽しめる点も、手作り食ならではのメリットです。

手作り食のデメリット
手作り食のデメリットとしてあげられるのは、長期の保存がきかないことや調理の手間がかかる点です。冷凍保存する方法もありますが、保存スペースの確保が難しいケースも考えられます。

また、栄養バランスに配慮して加工されているドッグフードとは異なり、栄養価の面では完全とはいえないことも飼い主にとってはデメリットに感じやすいことのひとつです。極端な例ではありますが、愛犬が病気になった時に、「栄養バランスの悪い手作り食が原因で病気になってしまったのでは?」と飼い主が自分を責めてしまうこともあります。そうならないためにも、手作り食を続ける場合は、飼い主自信が犬の食事に関する勉強を続けることをおすすめします。

手作り食の与え方は?
手作り食は、基本的に味付けは必要ありません。ただし、ナトリウムは犬に必須となる栄養素でもあります。長年にわたって手作り食を与えている方なら、味噌や塩麹などをアクセントとして加えるのもおすすめです。また、ネギや刺激物など犬に与えてはいけないNG食材について知っておくことも手作り食には必要といえます。

手作り食の記事はコチラ→「カウンセラーが解説!犬の手作りごはんのメリット・デメリットとは

おわりに

犬の健康を守る毎日の食事管理は、飼い主の判断や選択に任されるものです。そのため、犬種や年齢に考慮することはもちろん、愛犬の性格や日頃の様子などを注意深く見守る必要があります。飼い主としての観察眼を養いながら、健康を重視しながらも、愛犬が喜ぶ食事を与えてあげてください。

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日笠 克枝(ひがさ かつえ)ホリスティックケア・カウンセラー 、ペットマッサージセラピスト、愛玩動物飼養管理士1級

日笠 克枝(ひがさ かつえ)ホリスティックケア・カウンセラー 、ペットマッサージセラピスト、愛玩動物飼養管理士1級

ドッグライフカウンセラー 動物関連専門学校を卒業後、福祉関係の仕事を経てGREEN DOGへ。チーフカウンセラーとしてこれまで1000件以上の犬の健康・食事・しつけの相談を行う。現在はシニアカウンセラーとして相談を行うほか、専門学校での特別講義やセミナーなどでの講師としても活躍中。
日笠 克枝(ひがさ かつえ)ホリスティックケア・カウンセラー 、ペットマッサージセラピスト、愛玩動物飼養管理士1級

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