2017.12.15一緒に。もっと、

【犬との暮らし】愛犬救命2 イベントシーズンは誤飲誤食に注意!?

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ホリスティックケア・カウンセラーで、愛犬救命協会理事長の加藤です。先月より飼い主として愛犬のもしもの事態に役に立つ備えや心構えについてお伝えしております。愛犬救命協会では『救える命を救いましょう』をモットーに 1)もしもの緊急事態に対応するノウハウ 2)もしもの緊急事態を回避・リカバリーのためのホリスティックホームケア 3)不幸な命を救う保護活動の応援という命を救うための3本の柱をテーマに活動しております。 

もしもの事態を完全に避けることは難しいかもしれませんが、日々の生活の中で意識して暮らしていると回避できたり、ダメージを最小限に抑えられたりすることが多々あります。今回はこの時期増えるパートナーの誤飲誤食の予防と対処法についてお伝えします。

愛犬救命1の記事はコチラ→【犬との暮らし】愛犬救命1~『もしも』を『いつも』にする防災グッズ

12~2月は楽しいけれど、危険もいっぱい

来客には与えないよう伝えておこう

今年も残すところあと1か月を切りました!クリスマスに大晦日、お正月、バレンタイン。この時期は特別なお料理が食卓に上がったり、来客など犬との暮らしに慣れていない人の出入りが増えたりして、1年の内でパートナーの誤飲誤食事故が最も増加する時期でもあるんです。お部屋の中にはポインセチアやクリスマスツリーのオーナメント、骨付きチキンにチョコレートケーキ、アルコール飲料、、、さらに危険は室内だけではなく、鶏の骨や美味しいにおいのついたゴミなどが道端に落ちている頻度も増加しますのでお散歩中も要注意です。

誤飲誤食は予防第一

誤飲誤食は飲んだり食べたりしてはいけないものを飲みこんでしまうことです。愛犬が誤飲誤食トラブルを起こしやすいものにはどのようなものがあるかまず整理してみましょう。

人には大丈夫でも犬には危険な食品
(例:チョコレート、玉ねぎ、シャンパン、ぶどう、マカダミアナッツなど)
通常犬が食べても大丈夫だがパートナーにはアレルギーを引き起こす物質
食品以外のもの
(例:焼き鳥などの串、ラップ、ポインセチアなど有毒植物、おもちゃ、ボタン電池、人用の医薬品、保冷剤など)

一番大切なことはシーズンに限らず、口にしてはいけないものをパートナーの届く範囲に置かないようにすることです。観葉植物には有害な成分が含まれるものが多いです。ラップについたクリームなどを直接舐めさせたりすることも事故につながる可能性があります。また、この時期は来客が増え、普段犬と暮らしていない方が接する機会が増えるご家庭もあるかと思います。

犬たちはそういう人を狙って美味しいものをおねだりしますのでむやみに与えないように、また、小さな子供などはパートナーの口の届く範囲で手にしないように注意を促した方が良いでしょう。素早く奪われてしまったり、転倒させてしまったりというような危険もあります。ツリーから落ちたオーナメントなどを口にしてしまったり、小型犬用のおもちゃを中大型犬が飲み込んでしまったというような事故も後を絶ちません。

飲み込んではいけないものを口にしているのを見つけた時

放す練習をしておこう

慌てて取り上げようとしたり、大声を出したりすると盗られないように飲み込んでしまうことがあります。静かに『出せ』のコマンドを伝えたり、食べても良いおやつと交換するなど冷静に行動しましょう。くわえたものをなかなか離さないパートナーであれば飼い主は対処に慣れているでしょうが、一緒にいる他の方はいかがでしょうか? これは私の経験ですが、一緒にいる方が大きな声で叫んでしまったがために目の前で飲み込まれてしまったことがあります。このような時、まず最初に「私がやるから動かず声を出さないで」と同席している方に伝えてください。できればコマンドで放してくれるように少しずつ練習しておくと良いですね。

もしも飲み込んでしまったら?

万が一、飲んでしまった時、1番に確認したいことは飲み込んだものがすぐに吐き出させた方が良いものかどうかです。可能な時間帯であれば、すぐにかかりつけの動物病院に連絡を入れて『飲み込んだもの』と『飲み込んでからどれくらい経過しているか』を伝え、対処法を指示していただくのがベストです。

例えば、チキンの骨など先が尖っているものや大きな固形物、粘膜刺激の強い薬剤などは吐き出させることによって消化管を傷つけたり、窒息させてしまったりと二次的なリスクがあります。チョコレートやアルコールなどはある程度時間が経過してしまうと体内に吸収されてしまいます。飲み込んだ量や有害成分の割合によって影響も変わりますので早急に動物病院に指示を仰ぎましょう。

すぐに吐き出させることができそうな場合はいくつかの方法がありますが、まずは下の付け根指で刺激して吐き出させる方法をとってみましょう。その際、咬まれないようにハンカチや手袋などで指を保護するようにしてください。その他の方法としては逆立ちをするようにして背部を手のひらで叩く背部叩打法や腹部を圧迫するハイムリック法、過酸化水素水を使う方法などがあります。

もしも喉を詰まらせてしまったら?

大きな固形物(ボールやおもちゃなど)を飲み込んでしまった場合やのどに貼りついてしまうような食品などを食べてしまった場合、詰まらせて窒息してしまうことがあります。何かを喉に詰まらせている気配を感じたらまず口の中を開けて確認してください。見える場所に何かが見えた場合は指やピンセットなどでつまんで出す、または飲み込んでも安全な食品であれば指や先が尖っていない細長いもの(割りばし等)で押し込む方法があります。

呼吸が止まってしまった場合は速やかに口内を確認し、異物が詰まっていれば取り除き、気道を確保して飼い主の口から愛犬の鼻に対して行う人工呼吸(マウストゥーノーズ)を施します。心臓が止まってしまった場合は心臓マッサージも同時に行います。

よろしければ愛犬救命協会顧問獣医師による動画を参考にしてください。
人工呼吸動画:https://ameblo.jp/aiken-kyumei/entry-12089314954.html
心臓マッサージ動画:https://ameblo.jp/aiken-kyumei/entry-12089303833.html

誤飲誤食の後のホリスティックホームケア

シリンジは元気なうちに練習しておこう

誤飲誤食の後は消化器粘膜が傷ついてしまっているかもしれません。以下に挙げる消化管の保護や修復作用のあるハーブや食品などでケアしてあげるとダメージからの速やかな回復を期待できます。ハーブティーを水分としてシリンジ などで食間に与えてあげましょう。下痢や嘔吐後にも有効です。

ハーブ・・・ジャーマンカモミール、カレンデュラ、マーシュマロウ 、スリッパリーエルム、ラズベリーリーフ、ブルーマロウ、山芋、里芋、納豆なども経験的に使われてきたものです。

終わりに

誤飲誤食は気をつけていれば予防できる可能性は高いのですが、いつもと違うシチュエーションでは思いもよらない事故が起こりやすくなってしまいます。イベントシーズンをパートナーと一緒に楽しむためにも今一度環境を確認してみてくださいね。

誤飲誤食のさらにくわしい対処法などについて:著書『愛犬救命マニュアル』エーディーサマーズ出版

ヤムヤムヤム

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加藤 志乃(かとう しの)日本アニマルフィトセラピー学術協会、愛犬救命協会理事長、ホリスティックケア・カウンセラー

加藤 志乃(かとう しの)日本アニマルフィトセラピー学術協会、愛犬救命協会理事長、ホリスティックケア・カウンセラー

幼少期より多数の動物と暮らす。北里大学卒業後、10年以上製薬会社でMR、臨床開発に従事。愛犬のアトピーや股関節形成不全をきっかけにホリスティックの世界を知り、2007年にホリスティックケアカウンセラーを取得。アロマやハーブ、東洋医学他、さまざまな角度から行うホリスティックな視点でのアドバイスは日本全国にとどまらずアジア各国でも高評を得ている。
加藤 志乃(かとう しの)日本アニマルフィトセラピー学術協会、愛犬救命協会理事長、ホリスティックケア・カウンセラー

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