2016.08.29心(こころ)の健康・ケア

愛犬の心のケアとは?犬のストレス解消法で問題行動を解決!

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犬のストレス解消法と犬の心のケア

犬には、私たち人間と同じように心があり、さまざまな感情や感覚があります。私たちが日常生活でさまざまなストレスを感じているのと同じように、犬たちもまた日々の中でストレスを受けています。

では愛犬がストレスを受けていたら、飼い主としてどうしてあげるのが一番いいのでしょう。今回はストレスと問題行動の関係やおすすめの犬のストレス解消法についてご紹介します。 

犬のストレスと問題行動

犬の問題行動

すべてのストレスを避けることは不可能です。ストレスすべてが悪者というわけでもありません。 しかし過度なストレスは、心身にゆがみを生じさせ愛犬の健康を損なってしまう恐れもあります。

犬の問題行動(行動問題)といわれるものには、このゆがみが表面化したものも少なくありません。たとえば、迷惑吠え(無駄吠え)、破壊行動などです。問題行動といわれるものはストレスに起因している場合が多いのです。

愛犬が健やかに過ごすためには、過度なストレスはできるだけ避け、受けたストレスをしっかり解消させてあげることで、犬の心のケアをしてあげましょう。そうすることで問題行動の解決にもつながることがあります。

犬のストレスについてもっと詳しく読む→そのしぐさ、ストレスのサインかも。ストレスを感じている犬の行動とは

犬のストレスになる飼い主の行動とは

いったい犬は、どんなことにストレスを感じるのでしょう。

ここに注目注目

犬は自分にとって必要なもの=基本的ニーズが満たされていないことでストレスを感じます。

では、犬の基本的なニーズって何でしょうか。

犬の基本的ニーズ

  • 生命の安全
  • 食事と水分
  • 睡眠や十分な休息
  • 適切なメンテナンス(健康管理)
  • 運動や遊び
  • 探索活動

生命の安全、食事と水分、睡眠や休息、メンテナンス(健康管理)は、イメージしやすいですね。犬の基本的な欲求とも言えるもので、この基本ニーズが満たされない場合、犬は大きなストレスを感じます。

たとえば暑さや寒さ、痛み、恐怖や不安などを感じる状況に置かれ、犬の身体的・精神的に負荷がかかっている状況では、その原因を早く取り除いてあげることがストレスの回避につながります。またそういう状況に置かないように気をつけてあげることも大切ですね。

ここに注目注目

運動や遊び&探索活動
欧米諸国に比べ小型犬の飼育が多い日本では、犬の基本的な欲求の中でも運動や遊び、探索活動が犬にとってどれほど大切かはあまり理解されていないようです。これらの欲求は犬の健やかな心と身体を維持するための鍵!パートナーに問題行動がある場合は特に気をつけてあげましょう。

愛犬はストレスをためてるかも!? チェックしてみましょう。

お散歩は排泄を済ませる程度で、愛犬にとってはじゅうぶん運動になっているはずだ。
いつも同じおもちゃで遊ぶだけ。上手に遊ぶ工夫はしていないかも。
お散歩中のニオイ嗅ぎは禁止している。

一つでもあてはまったらパートナーはなんらかのストレスを感じているかもしれません。いずれも犬にとっては必要不可欠な欲求で、運動や遊び、探索活動で愛犬の心を満たしてあげることは犬の心のケアになります。

特に、犬はニオイの世界に生きているともいわれるほど臭覚に優れた動物。おもに臭覚を使って探索活動を行い、自分の周りで起きていることを把握しています。だからお散歩は実は運動欲求だけでなく探索欲求を満たす場。ニオイ嗅ぎのすべてを禁止されてしまうと、そのお散歩はとてもつまらないものになってしまいます。そしてそれが愛犬のストレスになってしまいます。 

犬のストレス解消法

ストレスの解消法

日常のなかでついついたまってしまった犬のストレス。ぜひとも発散して解消させてあげたいですね。

解消法1 お散歩の工夫のススメ

いつもよりたっぷり時間をかけてあげましょう
毎日でなくてもかまいません。激しい運動でなくてもOKです。激しすぎたり、過度に興奮性を高めたりしてしまう運動は避け、有酸素運動をじっくりさせてあげる感じをイメージしてみましょう。

ニオイ嗅ぎを存分にさせてあげましょう
鼻を使った探索をたっぷりとさせてあげて、どっぶりとニオイの世界にはまらせてあげてはどうでしょうか。もちろん、他の犬や動物の排泄物はできるだけ避けるなど、公衆衛生的に問題のないようにすることが大前提です。また、あちこちのニオイを嗅ぎたいからと愛犬がリードをグイグイ引っ張ることのないよう、最低限のルールは決めてあげてくださいね。 

コースを変えてみましょう
いつもお散歩のコースが決まっているという方は、あえて普段とは違うコースを歩くのがお勧め。新しい環境は犬にとってとても刺激的です。探索の欲求を満たしてあげることにもつながりますよ。

普段のお散歩に工夫をして、お散歩の時間を充実させましょう!

解消法2 解禁タイムの導入のススメ

愛犬の大好きな遊びや、犬種別の特徴的な行動を存分にさせてあげます。普段は禁止されていることを、条件付き(飼い主の許可のもと)で解禁してあげるのです。

穴掘りを思う存分させてあげましょう
もし、許されるならお庭の穴掘りを好きなだけやらせてあげます。穴掘りが好きな愛犬ならきっとたまらないはず。お庭はちょっと・・・という方は、不要になった毛布やタオルを山盛りにして一番下にフードやオヤツ、おもちゃなどを隠してみましょう。タオルや毛布を用意するのが難しければ、新聞紙を引き裂いて段ボール箱の中に詰め込み、そのなかで宝探しをさせるのも良いでしょう。

水遊びを思う存分させてあげましょう
犬種によっては、水遊びが大好きという犬がいますね。でも水遊びで汚れたらあとが大変。でもそれがシャンプーの直前だったら、それほど問題にならないはず。シャンプーするタイミングで、思う存分好きなだけ水遊びをさせてあげてはいかがでしょう。安全をきちんと確保し公共のマナーを守ったうえで、公園、川や海などで遊ばせるのもいいですね。

注意しましょう

  • あくまで飼い主の目の届く範囲で解禁しましょう。
  • 愛犬の行動をしっかり管理して、許可(スタートの合図)があった場合のみに限定するなど、きちんとしたルール決めをしましょう。

日常のしつけのなかで、聞き分けの良い子にしておくことが大切になります。

おわりに

日常のなかで、私たちがついつい犬にストレスをかけてしまうというのはよくあることです。違う動物がともに暮らす難しさともいえますね。

けれど、人間と同じように犬にも心があり、感情も感覚もあります。心のケアをしてあげることは、愛犬との生活においてとても大切なことです。

犬のストレスを解消してあげるために重要なことまとめ

  • 犬の基本的なニーズを正しく知りましょう
  • 犬のニーズを満たすための工夫をしましょう(可能な範囲でOK!)

少し遊びの要素を取り入れ飼い主も楽しめるものであれば、さらに理想的ですね。
また、ストレスの要因となっているものを取り除き、受けたストレスを解消してあげることは、愛犬の心身の健康につながるだけでなく、あなたに対する犬からの信頼を勝ち取ることにもつながります。

ぜひ、愛犬にとってあなたが自分のことを分かってくれる存在、自分のために何かをしてくれる存在になってください。

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遠藤 和義(えんどう かずよし) ドッグトレーナー、ホリスティックケア・カウンセラー

遠藤 和義(えんどう かずよし) ドッグトレーナー、ホリスティックケア・カウンセラー

犬業界のキャリアは今年で20年目。 国内外の著名なドッグトレーナーに師事し、モチベーショナル・トレーニングの 知識や技術を学ぶ。同時に、多数の保護犬・保護猫の日常ケアにもたずさわる。 各地のしつけ方教室の運営や動物系専門学校の教員などを経験後、縁あって GREEN DOGへ。実店舗やしつけ方教室の運営を手がけ、現在は年間3000件の健康相談を受けるセンターの責任者。
遠藤 和義(えんどう かずよし) ドッグトレーナー、ホリスティックケア・カウンセラー

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