2017.05.22子犬のケア

初心者必見!子犬のトイレトレーニングのしつけ方とコツ入門編

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初心者必見!子犬のトイレトレーニングのしつけ方とコツ入門編
犬を家に迎えるなら、避けて通れないのがトイレトレーニングです。しっかりできていないと、家での粗相が増えて困ってしまうだけでなく、ドッグカフェなどの施設に出かけるのも難しくなります。

そうはいっても、トイレトレーニングは簡単にできるものではありません。うまくできずに困っている飼い主さんも多いのでは。

そこで今回は、GREEN DOGのトレーナー遠藤が、トイレトレーニングの手順やコツ、失敗が続く場合の原因や対策などについてご紹介します。

  目 次 
 トイレトレーニングはいつから始めるのがいい?
   ・トイレトレーニング期間の目安は
   ・外でトイレさせる場合もトイレトレーニングは必要
 トイレトレーニングをする上での心構え
   ・トイレの場所は教えないと覚えない
   ・自分の体と生活空間を汚さない習慣がある
   ・他の動物や先住犬がいる場合は覚えにくいことも
   ・トイレを覚えるまでは目を離さないように注意を
   ・トイレは落ち着ける場所で
 トイレトレーニングに必要なもの
 トイレトレーニングの流れ・手順
   ・1.ハウスのなかで自由にして様子を見る
   ・2.トイレのタイミングになったらトイレに移動させる
   ・3.フリースペースに出して遊んであげる
   ・4.自分からトイレに行けるように仕向けるを
 失敗が続く…その原因と対処法
   ・観察不足・管理不足
   ・つい怒ってしまう
   ・身体的不調
   ・カーペットやバスマットの近くにトイレスペースがある
   ・トイレシーツの敷いてある範囲が狭い
 トイレトレーニングを成功させるコツとは
 おわりに

トイレトレーニングはいつから始めるのがいい?

トイレトレーニングは犬を迎えた日から

トイレトレーニングは犬を迎えた日から

トイレトレーニングは犬を迎えたその日から始めるようにしましょう。飼い主さんのなかには「まだ家に慣れていないから」「子犬だしもう少し大きくなってから」といった理由で、しばらくトイレトレーニングを始めない人もいますが、それはNG。その間に「どこでトイレしても構わない」ということが、犬のなかで習慣化してしまうため、結果的にトレーニングが難しくなってしまいます。

トイレは「食べる」「寝る」などと同じく、生きていく上で欠かせない習慣のひとつ。人間同様、一度身についてしまうと、なかなか治らないものです。「どこでトイレしても構わない」という習慣が身につく前に、家に迎えたときから速やかにトイレトレーニングを始めましょう。 

トイレトレーニング期間の目安は

犬種や性格にもよりますが、2〜3週間程度で覚えさせるようにしましょう。「遅くとも1ヶ月程度が目安」と考えておくのがおすすめです。

1ヶ月経っても覚えない場合には、専門家にトイレトレーニングの相談を依頼してみましょう。それ以上トイレトレーニングを続けることは、飼い主さんにとっても犬にとっても相当なストレスになるはずです。我慢せずに、一度プロに相談することをおすすめします。

GREEN DOGの下記の実店舗では、ドッグトレーニングのインストラクターによるしつけ方教室を実施していますので、お近くの方は一度お問い合わせください。

GREEN DOG SQUARE

GREEN DOG 東京ミッドタウン

 外でトイレさせる場合もトイレトレーニングは必要

飼い主さんのなかには「トイレは外で済ませるから、トイレトレーニングはいらないわ」という方もいらっしゃいます。しかし、散歩などの際に外でトイレをさせる場合でも、トイレトレーニングは必要不可欠です。

外で済ませるために、家にいる間はトイレを我慢しなくてはなりません。そのため「家の中は排泄場所ではない」という意味でのトイレトレーニングが必要になります。これができないと、家のいろいろな場所でトイレをしてしまう習慣がついてしまうことに。外で済ませる場合でも、トイレトレーニングは必ず行うようにしましょう。

トイレトレーニングをする上での心構え

犬の生まれ持った習慣や特性などを知ることは、トイレトレーニングを早く覚えさせるためのコツのひとつとなります。ここではトイレトレーニングを行う前に、飼い主さんに知っておいてほしい情報を「心構え」としてご紹介します。

トイレの場所は教えないと覚えない

「ここでトイレをしてほしい」というのは、飼い主側の都合です。そのため、ご飯を食べたり寝たりするように、犬が自然と飼い主さんの望んだ場所にトイレするようになることは、ほとんどありません。「飼い主さんが習慣化させない限り、犬がトイレの場所を覚えることはない」と心得ておきましょう。

同じく「トイレシーツ(トレー)でしなければいけない」という認識がないことも覚えておくと良いでしょう。

自分の体と生活空間を汚さない習慣がある

犬は元来きれい好きな動物です。自分の体や生活するスペースをきれいに保つ習慣があるため、基本的には生活空間以外の場所でトイレを済ませようとします。生活空間とトイレの場所があまりに近かったり、生活空間そのものが不衛生だったりすると、なかなかトイレを覚えないことがあるので注意しましょう。

ただし、生後過ごした環境によっては、この習慣が身についていない犬もいます。生後間もなく母親から引き離された犬や、生活のなかで生活空間とトイレスペースが一緒になってしまっていた犬は、衛生面に無頓着になってしまう場合も。より時間をかけてトイレトレーニングを定着させてあげましょう。

他の動物や先住犬がいる場合は覚えにくいことも

他の動物の排泄物のニオイがついていると、その場所でトイレするようになることがあります。すでに他の動物を飼っている場合や、先住犬がいる場合は、排泄物のニオイなどに注意しましょう。

トイレを覚えるまでは目を離さないように注意を

トイレを覚えるまでは、犬にとっては全てが「トイレをしてもいい場所」となります。そのため、目を話した隙にトイレ以外の場所で粗相をしてしまうことも。

一度粗相をすると、排泄物のニオイがついてしまうため、同じ場所で粗相を繰り返すことが多くなります。トイレを覚えさせるまでは、目の届かないところで犬を自由にしないようにしましょう。どうしても目を離さなければいけない場合は、ケージやサークルなどで行動範囲を制限するのがおすすめです。

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トイレは落ち着ける場所で

犬も人間と同じように、排泄中は無防備になります。そのため、落ち着ける場所をトイレに選ぶ傾向があります。騒々しい場所や頻繁に物音がする場所などは避け、できるだけ落ち着いた環境にトイレを作ってあげるのが良いでしょう。

トイレトレーニングに必要なもの

トイレトレーニングをスムーズに行うために用意しておきたいものをご紹介します。

《できるだけ用意しておいたほうが良いもの》

 ケージまたはサークル
 トイレシーツ

《あると便利なもの》

 トイレトレー
 おやつ
 トイレマット連結パーツ
 エコシーツ

これらはGREEN DOGの公式通販 でも購入可能です。トイレトレーニングを始めるなら、これらをあらかじめ用意しておきましょう。 

トイレトレーニングの流れ・手順

 

できるだけ犬の様子を観察しておくこと

できるだけ犬の様子を観察しておくこと

ここからは、実際にトイレトレーニングを覚えさせるための方法を、順を追ってご紹介します。

1.ハウスのなかで自由にして様子を見る
トイレしたがるまでは、ケージやサークルなど犬を自分の居場所(ハウス)にいさせてあげましょう。その間、飼い主さんはできるだけ目を離さず、犬の様子を観察します。尿意をもよおすような行動をし始めたり、トイレの時間になったら、次の段階に移ります。

トイレしたがるタイミングを知るための方法
トイレしたがると、床のニオイを嗅ぎながらグルグル回るなど一定の行動をする犬が多い傾向にあります。こうした行動をし始めたらトイレの合図の可能性大。次の段階に移りましょう。

また寝起きや食後、運動の最中にトイレする犬が多いので、こうした時間帯もトイレタイミングと心得ておくと、失敗が少なくなります。

そのほか、一日の食事と排泄タイミングを記録しておくのも、おすすめの方法のひとつ。食事からどれくらいで排泄することが多いのか、どの時間帯に排泄するかを記録しておくことで、トイレタイミングの傾向を把握することができ、失敗を少なくすることができます。

    2.トイレのタイミングになったらトイレに移動させる

    トイレのタイミングになったら、素早くトイレに移動させます。そのまま10分から15分ほど様子を見ます。

    排泄した場合
    トイレで排泄できたことを褒めてあげましょう。ご褒美のおやつ などをあげるのもおすすめです。

    ただし、褒めすぎは要注意です。特に喜びすぎてテンションが上がりすぎてしまう子の場合、そのまま排泄物を踏んづけてしまうことも考えられます。また、興奮しすぎて何に対して褒められたのかわからなくなってしまう子も。犬の性格に合わせた褒め方をしてあげるのが良いでしょう。

    他にも、子犬の場合は月齢によって消化器官の発達具合に差があるので、褒めるときにおやつをあげても大丈夫かどうか、どんな種類のおやつがいいのか、などは慎重に判断する必要があります。おやつの種類や量などについては、GREEN DOGの相談窓口 をお気軽にご利用ください。

    排泄しなかった場合
    10〜15分ほど経っても排泄しなかった場合は、一度ハウスに戻して再び様子を見ます。トイレしたがる傾向があったら、再びトイレスペースに移動させて、10〜15分ほど様子を見ましょう。

    3.フリースペースに出して遊んであげる
    ある程度膀胱が空っぽになったと思ったら、ご褒美も兼ねてフリースペースに出して遊んであげましょう。

    犬によっては、一回の排泄だけでは膀胱が空にならないこともあります。普段の様子などから、短い時間に何度もトイレをする場合は、一度排泄してもまたすぐにトイレに連れていくのが良いでしょう。

    遊ばせてあげる時間の目安
    月齢によりますが、子犬だと1時間くらいの間隔で次の排泄をすることもあります。まずはその時間を目安に遊ばせるのが良いでしょう。6ヶ月を過ぎた犬の場合は、3〜4時間程度遊ばせておいても構いません。

    ただ、次の排泄までの時間は個体差や生活習慣などによっても異なるため、その子の排泄タイミングに合わせて遊んであげるのが良いでしょう。

    4.自分からトイレに行けるように仕向ける
    ある程度トイレトレーニングが進めば、次は自分からトイレに行けるような環境を作り、「排泄のときにはトイレに向かう」という習慣をつけてあげましょう。

    特に子犬の場合、最初のころはどうしても飼い主が抱っこしてトイレに連れて行くことが多くなります。しかし、そのままでは犬が「トイレの時間になったら飼い主さんが来てくれる」と認識してしまう恐れが。

    「トイレがしたくなったら自分でトイレに行く」という習慣を付けるためにも、自発的にトイレに行くような環境を作ってあげましょう。どうしても自発的に移動しない場合は、おやつで誘導するのも良い方法です。

    この手順を続け、トイレの失敗がなくなってきたら、フリースペースで自由に動ける時間を長くしてあげましょう。それでも失敗しなくなれば、トイレの習慣が身についたと考えて良いでしょう。

    失敗が続く…その原因と対処法

    トイレトレーニングは、早い犬なら1週間程度で身につきます。しかし、どちらかといえばうまくいかない犬のほうが多いものです。ここでは失敗の原因と対策のための方法についてご紹介します。

     観察不足・管理不足
    トイレトレーニングの失敗の原因として、最も多い原因のひとつです。目を離した隙に、または知らぬ間に粗相されてしまい、ニオイがついてしまったり、別の場所ですることが習慣化してしまったりということが多いようです。

    トイレトレーニングの間はできるだけ犬から目を離さないことが大切です。目を離さなければ行けない場合は、ケージやサークル をうまく使って、粗相させない環境づくりを行いましょう。

     つい怒ってしまう
    粗相を発見すると、つい怒ってしまうという飼い主さんもいるでしょう。しかし、怒ることは百害あって一利なし。飼い主さんは怒っているつもりでも、犬は「飼い主さんがリアクションしてくれた」「飼い主さんがかまってくれた」と捉え、さらに粗相を繰り返すようになることがあります。

    また、「排泄場所が違うから怒られた」とは理解してくれず、「排泄したこと自体を怒られた」と受け取ってしまう犬もいます。そうなると、次からは怒られないように飼い主の目の前ではなかなか排泄しなくなってしまう場合もあります。
    粗相を見つけた際には、怒らずに淡々と片付け、臭いが残らないようにすることが、トイレトレーニングを早く身に着けさせるための近道です。

     身体的不調
    家に迎えたばかりの犬の場合、環境に慣れずにストレスを抱えてしまい、粗相することがあります。また、排泄の量や頻度が多い場合は泌尿器系の病気が疑われることも。毎回排泄量や頻度が多く、トイレシートに収まりきらない場合などは、獣医師さんに相談 してみましょう。

     カーペットやバスマットの近くにトイレスペースがある
    カーペットやバスマットとトイレシーツの踏み心地は、犬にとってはそれほど変わりありません。そのため、カーペットやバスマットなどに粗相してしまう犬もいるようです。

    こうした傾向がある犬の場合、カーペットやバスマットの上にいるときは特に注意して様子を見るようにしましょう。また、トイレトレー を使って踏み心地に変化を加えたり、トイレに高さをつけたりして、トイレとそれ以外の場所が区別できる環境を整えてあげるのも良い方法です。

     トイレシーツの敷いてある範囲が狭い
    特に足をあげてトイレをする犬の場合、トイレシーツの敷いてある場所が狭いためにはみ出してしまうことがあります。こうした場合はトイレシーツを2枚並べるなどして、トイレの面積を広げてあげましょう。

    シーツがずれて困る場合は、連結用パーツ などを利用するのがおすすめです。

    トイレトレーニングを成功させるコツとは

    「トイレトレーニング成功のコツは失敗させないこと」に尽きます。一度失敗してしまうと、排泄物のニオイがついたり、別の場所ですることが習慣化してしまったりして、トイレトレーニングがより難しくなります。

    そのためには、犬から目を離さないこと、そして食事と排泄の状況を記録し、犬の毎日のパターンを知ることが大切です。また、「失敗が続く…その原因と対処法」で取り上げた失敗をしていないか確認いただくことも、トイレトレーニングを早く覚えさせるためのポイントといえます。

    正しい方法を続けていれば、いつかは身につくのがトイレトレーニングです。どうしても身につかない場合は、身体的または心の内面に問題を抱えている可能性があります。行動療法の認定を受けている獣医師さん であれば、身体面および精神面両方から犬の状態をチェックしてくれますので、一度診察を受けてみるのが良いかもしれません。

    おわりに

    トイレトレーニングは、犬も飼い主さんも、お互いがストレスを感じることなく生活するために必要不可欠なしつけです。多くの飼い主さんが最初につまずきやすい問題のひとつですが、覚えてしまえば一緒に出かけることができる範囲が大きく広がります。

    今回ご紹介した手順を確認いただくとともに、よくある失敗に気をつけながら、トイレトレーニング成功を目指しましょう。

    GEEN DOG相談ルーム

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    遠藤 和義(えんどう かずよし) ドッグトレーナー、ホリスティックケア・カウンセラー

    遠藤 和義(えんどう かずよし) ドッグトレーナー、ホリスティックケア・カウンセラー

    犬業界のキャリアは今年で20年目。 国内外の著名なドッグトレーナーに師事し、モチベーショナル・トレーニングの 知識や技術を学ぶ。同時に、多数の保護犬・保護猫の日常ケアにもたずさわる。 各地のしつけ方教室の運営や動物系専門学校の教員などを経験後、縁あって GREEN DOGへ。実店舗やしつけ方教室の運営を手がけ、現在は年間3000件の健康相談を受けるセンターの責任者。
    遠藤 和義(えんどう かずよし) ドッグトレーナー、ホリスティックケア・カウンセラー

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