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戦後、近畿には特に大きな地震がなく、各分野において緊急事態への備えが充分であったとはいえない状態でした。1995年1月17日、神戸・阪神地区のわが国有数の人口密集地に地震が発生したため、大災害がもたらされました。 多数の住民が避難所生活を余儀なくされ、人々だけでなく、動物たちにも、考えられないほどの災害をもたらしました。動物たちは、直に被害を受けたばかりでなく、人の動向に左右され、二重に被害を受けました。 その被災推計頭数は、犬4,300頭、猫5,000頭にも及びました。 (兵庫県保健環境部調べ) |
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また、被災者のなかには、一時的に動物を預けたり、あるいは動物の飼育を断念せざるを得ない多くの人々がいました。 このような「被災動物」を救う活動は、地震発生直後から始まりました。
兵庫県南部地震動物救援本部は、地震発生から4日後の1月21日に設立、直ちに大きな困難に直面しました。 動物の収容場所です。 神戸市獣医師会々員の動物病院を拠点として救護活動を開始しましたが、次々と収容される動物で病院は直ちに満杯になりました。こうした事態は救援活動を始めるときから予想されていましたが、動物救護センターを設置する用地の確保には、行政の決断が要求されます。
神戸市は、動物の救護活動の初期から、神戸市動物管理センター内の敷地を提供することを申し出ていました。 この神戸市の迅速な対応により、地震発生から10日後の1月26日に神戸動物救護センターが設置され、翌27日から被災動物の収容をはじめました。続いて三田動物救護センターも、2月16日に動物の収容を開始しました。
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神戸市獣医師会の会員の先生方が昼夜を徹してビニールハウスを建ち上げ、26日にほぼ完成し、27日から実際に動物の収容を開始しました。 |
救護センターでは、被災された方が犬を連れてこられると、まず受付けをし、受付けが終わったら、負傷していないか、あるいは病気を持ってないかなどの身体検査を行います。身体検査を受けて、負傷している、あるいは病気にかかっているものについては治療する、あるいは狂犬病の予防注射を受けてないもの、またいろんな伝染病のワクチンを受けてないものにはそれぞれの注射を接種して収容しました。
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また、ビニールハウスの中で、しかもケージの中に閉じ込めて保護していたため、できるだけ長時間散歩に連れていくことを心がけました。また、動物たちは震災で非常におびえていたので、一緒に遊んだり、撫でてスキンシップをとったりなどの時間をできるだけとって心を開いてくれるような努力をしました。 犬の散歩をするために、お父さん、お母さん、子どもさんの家族総出で散歩のお手伝いに来てくださった方もたくさんいらっしゃいました。 |
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阪神・淡路大震災時に、推定被災動物数は、犬・猫合わせて9,300頭です。兵庫県南部地震動物救済本部が保護・収容した頭数は1,556頭です。兵庫県南部地震動物救援本部の活動期間は、平成 7年1月 21日から平成8年5月29日まで、約1年4ヶ月間です。この間の延べボランティアの参加人数は2万1,769名にのぼりました。
また、動物を助けてくださいということで集まった義援金は総額約2億6,678万6,000円です。
活動して残った金額は約8,397万5,000円で、緊急災害時動物救援本部に引き継ぎました。
現在、基金として使われています。
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