実際、愛犬とともに震災に遭われた方たちのエピソード、ならびに、実体験に基づいた実践的なアドバイスを拝読して、改めて、阪神淡路大震災による被害の大きさを思い返すと同時に、いざという時のために、物心両面での準備を整えておかなければ、と、身の引き締まる思いがしました。
私自身は、震災当時、大阪市内に住んでいました。あの日の早朝、普段は熟睡しているうちの猫が起きだし、ウロウロしながら鳴いていたので、私も目を覚まし、ぼんやりした意識の中で、どうしたんだろう?と思っていると、いきなり「ドーン!」という激しい衝撃音と揺れが…。その時は、ついに戦争でも始まったのかと恐怖に震えました。幸い、うちのマンションに大きな被害はありませんでしたが、被害に遭われた方たちの恐怖と不安を思うと、他人事とは思えません。
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仮設住宅や避難所を取材して回りましたが、長期にわたる避難生活を強いられているにもかかわらず、犬や猫とともに暮らしている方たちの表情が、一様に明るく穏やかで、いきいきとしておられたのが印象的でした。 震災時、ペットと暮らしていた人に「孤独死」はなかったとの報告もありますが、人とどうぶつとが互いに愛情と信頼を与え合い、支え合い、励まし合いながら暮らすことで、辛く苦しいはずの避難生活を乗り越えられたのだと思います。 もちろん、それは、今回のフォトエッセイ集「どうぶつたちに、ありがとう」に登場してくださったおばちゃんと13匹の犬や猫たちにもいえることです。 |
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震災後、災害時の動物救護対策の重要性が見直され、国や都などの防災計画に“動物保護”にまつわる事項が盛り込まれたり兵庫県や神戸市では、どうぶつとの同居が可能な公営災害復興住宅が建設されるなど、少しずつではありますが、家族の一員である犬や猫との「同行避難」を前提とした社会環境が整いつつあるのではないかと思います。こういった取り組みが、さらに全国に拡がっていってくれればと願っています。
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犬や猫と、「ペット(愛玩動物)」ではなく、「家族(家庭どうぶつ)」としてともに暮らしている、という自覚と意識を持つことが大切だろうと思います。 人類とは「種」の違う生きものを、自らの幸福や快楽のために一方的に家族の一員に引き入れた責任は人間側にありますし、そのこと自体は、人間の「エゴ」であると、私は思っています。また、彼らは、いつか自立して社会に巣立っていく人間の子どもとは違い、生涯にわたって、私たち人間の「保護」を必要とする存在です。 |
そうである限り、一度、彼らの「犬生(猫生)」を引き受けたからには、彼らが、その天寿をまっとうするまで、その命と心を守っていくのが、私たちに課せられた最低限の責務であると思いますし、犬や猫と暮らす一人一人の方たちが、彼らの「家族」として、「保護者」として果たさなければならない責任とは何なのかを常に自問自答しながら、どうぶつたちとの幸せな生活を享受していただければと願っています。
インタビューを終えて
今回、児玉さんのインタビューを終え、「ペットと暮らしていた人に「孤独死」はなかった」 との一節には、改めてパートナー(愛犬)の存在の大きさを感じずにはいられませんでした。 また、どのような状況にあってもパートナー(愛犬)の「命と心を守っていく」ことの大切さを、 深く感じることができたように思います。
GREEN DOGを利用されている多くのオーナー様は、その大切さを意識され、日々パートナー(愛犬)と過ごしていらっしゃることと思います。 ただ、災害特集を進めてゆく中で、あるオーナー様より、 お住まいの地方自治体に同行避難や被災時の対応について、問い合わせされた内容を ご連絡いただくことがございました。 国や自治体の災害における動物用の備えは少しづつ進められているものの、残念ながら 人間に対する備えほどではないようです。
やはり、もしもの時に大切なパートナー(愛犬)を守ることができるのは、オーナー様だけ。 命と心を守る為にできることを、少しづつはじめてみてください。
※インタビューにお答えいただいた、児玉さんの著書「どうぶつたちに、ありがとう」は災害という非日常の生活の中で、パートナー(愛犬)との深い絆を感じることのできる心に響く内容になっています。
また、今回お答えいただいたインタビューより、さらに詳しい取材の様子なども記されています。
災害が増えつつある近年、犬や猫と暮らすオーナー様にぜひお読みいただきたい一冊です。
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■印の日は、メール返信・商品発送ともお休みさせて頂きます。





































