
宮城県に住んでいます。私のワンコは地震のとき、ひとりでお留守番でした。急いで家に帰ると、部屋はめちゃくちゃ・・・。ワンコの名前を呼んでも答えてくれませんでした。でも、ドアのそばで「クークー」と小さな声で鳴いていました。 しばらくは、落ち着きがなくご飯もなかなか食べてくれず大変でした。(私のごはん(お米)を一緒に食べていました。)私と主人が少しでも離れると、ものすごい勢いで鳴いて大変でした。少しは備蓄していたお水も少なくなってきたとき、ワンコと私はポカリをお水でうすめて飲んでいました。 家は全壊なので今は引っ越して、ワンコも安心しておなかを出して寝ています。(宮城県 M様)

たまたま家にいたときに震災に遭いました。 我が家は多頭飼いなので、自分1人で守りきれるかとても不安でなりませんでした。この時初めて、飼い主としての責任が重く感じました。今年に入って地震が頻発しているので今現在も不安は消えません。 3.11の震災後は余震が続き、犬たちもテレビのスピーカーから流れる『緊急地震速報』の音にとても敏感になってしまい、スヤスヤと寝ていても飛び起き怯えていました。うちは埼玉なので被害はほとんどありませんでしたが、それでも犬たちは何か感じたのではないかと思います。(埼玉県 清水様)

これらは、東日本大震災に遭われたオーナー様から寄せていただいた体験談です。
災害はいつ訪れるか分からず、ひとたび災害が起きれば、人も動物も通常とは大きく違う状況に置かれます。
いざという時にパートナーをしっかりと守る。そのためには日頃から備えをしておくことが大切です。
でも実際に何を準備すればいいかわからない、そんな方も多いかもしれません。そのため今回、オーナー様からの声をもとに、備えておきたい防災グッズをまとめました。
これらを参考に皆さんのパートナーに合わせた防災対策をしてくださいね。
【万が一に備えて準備しておきたいモノ】
■3日分の食事と水
行政の救護が動き出すまでに3日間はかかるといわれています。普段のごはんとは別にストックしておくと、いざという時に安心です。また缶フードやレトルトフードは同時に水分補給も可能です。なお普段は手作り食などで既成フードを食べる習慣がないパートナーは、非常時用のフードをたまに与えておいて慣れさせておくことも必要かもしれません。
また折りたたみ可能な携帯用フードボールを入れておくと、ごはんや水を与える時に便利です。
■クレート
オーナー様からいただいた声の中で多かったのが、クレートの準備とクレートトレーニングの重要性。落下物からの保護や避難時に役立つということで必要と感じたオーナー様が多かったようです。また普段からクレートに慣れていると、落ち着ける場所として避難時にパートナーのストレスを軽減することができます。ただし普段から慣れていないと、かえってストレスになるので、日頃からクレートトレーニングを行い準備しておきましょう。
■首輪・リード
首輪・リード・ハーネスなどはパートナーの安全を確保する上でとても重要です。また1セットでなく、予備のリード・首輪を用意しておいたほうがいいという意見が見られました。リードはパートナーの命を守るとても大切なもの。防災セットに予備を入れておき、またいざという時も即座に装着できるよう、日頃からトレーニングしておきましょう。
■上記以外に必要という声があったもの
常備薬:
持病などがあり、決まった薬を飲んでいる場合は、できれば予備の薬の準備をしておきましょう。以下は実際に困った経験をされたオーナー様の声です。

3月初めに椎間板ヘルニアを再発してしまい下肢が麻痺状態でした。そこへあの震災…電気、電話も不通になってしまい、もちろん動物病院もやっていません。とうとう服用していた薬も底を尽き、ガソリンもない中、なんとか薬だけでもと思い近くの病院を探し回りました。たまたま先生のいらっしゃった病院で事情を話し、薬を購入することができました。
(宮城県 佐藤様)

パートナーの写真、迷子札、鑑札、注射済票:
万が一行方不明になった際の捜索の手がかりとして。またパートナーの写真と合わせて、一緒に写っている写真があれば、オーナーであることを証明できるというお声もありました。
飼育メモ:
災害時は、オーナー様がそばにいてあげられないことも考えて、フードの種類や健康状態、運動量の目安、病歴、かかりつけの獣医さんの連絡先など、パートナーについて伝えておきたい飼育メモを準備しておくと、いざという時にも安心です。
毛布やバスタオル:
寒いと体力が落ちやすいため、可能であれば多めに用意しておきましょう。
ビニール袋やサランラップ:
断水の場合、食器を洗う水が使えないため、これらをお皿の上にかぶせることで水の使用を最小限に抑えることができます。
心のケア(レスキューレメディー):
極度の緊張、急なストレス・パニックに。オーナー様にも使えます。
ペットシーツとうんち袋:
避難所の衛生状態を保つためにも、排泄はペットシーツの上で行いましょう。またトイレトレーニングがまだのパートナーはトレーニングを普段から行なっておきましょう。
小型ライト:
長時間点灯可能なライト。暗闇での避難時にも便利です。
ドッグブーツ:
ガラスの破片などから、肉球を守ることができます。
おもちゃ:
避難生活でのストレス解消に。コングなど日ごろ使っているものを用意しておきましょう。

【日頃からやっておきたいコト】
防災グッズの準備のみならず、日頃からやっておきたいこともまとめました。
- 家具の転倒や窓ガラス・食器などの飛散によるケガを防ぐため、家具の配置を見直したり、飛散防止フィルムや転倒防止グッズを活用したりして、被害を最小に食い止めるよう工夫しましょう。
- パートナーへのストレスを緩和するためにも、他の犬や人、さまざまな場所に慣れておく「社会化」をしっかりしておきましょう。
- 避難時にパートナーが周囲の人にとって心休まる存在になり、円滑に共同生活を過ごすためにも、マナーを守れる最低限のしつけをきちんとしておきましょう。
- 万が一の病気感染を防ぐためにも狂犬病予防注射やワクチン接種は必ず行うようにしましょう。
- 近隣の避難所は動物と同伴避難できるのかなど、地域の防災計画の確認をしておきましょう。
これらの他にも参考になる情報が、GREEN DOGが運営するdog actually(ドッグアクチュアリー)の「災害に備えて愛犬のために準備しておくべきこと」にまとめられています。
備えあれば憂いなし。上記の情報が皆さんの防災準備に役立てば幸いです。
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