フレンチブルドッグ専門誌「BUHI」編集長 小西秀司氏
特別書き下ろしコラム
「フレンチブルドッグのかわいさってなんだろうね...?」
ぼくはまだそういうことをクチタプ代表のホンダさんと話したことがない。
どうしてなのかな。
おたがいにフレンチブルドッグの飼い主だし、
まあはっきり言って親ばかなタイプだし
(ホンダさんなんて愛ブヒのポチのために専用自転車までつくったからね)、
フレンチブルドッグってこういうところがかわいいんだよねーっていう会話になったっていいじゃない。
うーん。
クチタプのコンセプトならきいたことがある。
格別なあなたと格別なわたしをつなぐコミュニケーションツール
だそうだ。
この「格別」ということばに隠された思いはどんなだろう、と思う。
大好きな存在が格別であることを、犬の飼い主さんたちは知っている。
特別なものよりも格別なものを、と彼らは考えている。
それはぼくもそうだ。そしてホンダさんもそうなのだろう。
「フレンチブルドッグのかわいさってなんだろうね...?」
つぎにホンダさんに会うときはそう聞いてみようか。
きっと彼はなにも答えず、にやりと笑い、なんでしょねー、と
家でお留守番しているポチを想像の手のひらでなではじめるだろう。
そしてそれはぼくもそうだ。
クチタプはやっぱり、コミュニケーションツールなのだ。
(フレンチブルドッグ専門誌『BUHI』編集長 小西秀司)