アルモニ・ブログ

2012年5月の記事リスト

2012年5月30日

庄内便り

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庄内もずいぶん暖かくなってきました。
これはキャットニップの苗木です。こうした小さな鉢に植えて発芽させてから、
畑に植えるのです。
すくすく大きくなってます!

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猫が大好きなハーブとして有名ですが、他の動物にも効果があります。
もちろん犬にも、人にも。。。
ミント系の香りでシソ科。
穏やかな鎮静作用でこころを鎮めたり、幸福感を感じるとか。
胃の不快感を取り除いたりするので、
興奮したり、緊張したりした後に、葉の部分をハーブティで飲むと良いですよ
*種は口にしてはダメだよ!

さて、<”犬の食”について、山澤さんのこだわりは?>
と、最近質問をうけたりしましたが、
誠実に必要な農業をやって来ただけで、
犬の食について長い時間を費やしたのではないのですが、
生産者としての私の立場からは、”昔食”を提供してみたいと思っています。
最近のご飯、力が入り過ぎてないかな?印象だけですが。。
ふと、思いました。

江戸時代のお話。
猫も犬も人間の生活に寄り添う動物でした。
猫はネズミを採って食べ、犬は人間の残り物を綺麗さっぱり始末してくれたと
聴いた事があります。
不足の栄養分はそこらの雑草から補ったりしたのかもしれません。
自然体で、環境に順応しながら、自然の恵みをバランス良く、
適量を身体に取り込む。
そういった当たり前の事が、大切だと考えています。
当たり前の事はよりどころがない分、
する事、し続ける事は、こころが豊かで力強くないと出来ない。。。


農作物は考えてからて形になるまで時間かかるからね。
じっくり腰を据えて、追求して行きますから、楽しみに待っていてください。

2012年5月24日

生命

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前回のブログのシェルティさん、名前をアバロン君といいます。
20歳のお誕生日を迎えた翌日に、虹の橋のたもとへと旅立って行きました。
お葬式に立ち会い、お骨になって出てきたアバロンを見て、私を含め、
泣いていたご家族みんなの顔が一瞬緩み、笑顔になりました。
生前のアバロン君そのままのイメージで、骨格見本のように出てきたからです。
少しうつむき加減の顔、きれいでちょっと前傾の前歯、
小さな長い指、少し猫背の背骨。
毛皮をかぶせればすぐにもとに戻るような見事なお骨でした。
20歳というのに、真っ白で美しいしっかりとした骨でした。

彼は、ほとんどの人生を愛情いっぱいの手作りごはんを食べて過ごし、
晩年はご家族が最高に手厚いケアをしていましたが、
亡くなる一ヶ月ほど前の天候不順の日に、脳圧が上がって倒れ、
一ヶ月の闘病をしました。
もうだめかと思うことが何度もありましたが、その度にカンフル剤となったのは
フィリピンの知り合いが教えてくれた方法でした。

なんと、砂糖を酢で溶いたものです。
なにがどう良いのか本当のところは担当の獣医さんにも謎だということでしたが、
ダイレクトに血糖値が上がるのか、なにか刺激になるのか、
これをほんの少し嘗めさせるとなぜだか元気になるのです。
フィリピンでは当たり前にみんなやっているそうなのです。

砂糖はダイレクトに血糖値を上げるのに対し、酢は血糖値を下げる役割がある食品なのですが、
なぜこれがフィリピンで一般的に民間療法として取り入れられているのでしょうか?

実は、酢は弱った血流の循環を改善し、より多くの酸素と同時に、
摂取した糖分を速く必要な組織に届けるのだそうです。
さらに消耗したグリコーゲンの再充填が促進されるので、より組織活性につながる。
そして身体を弱アルカリ に傾けることで免疫力が活性化しやすいとも言われています。
それ故に、砂糖だけを与えるよりもより効果が出やすいのだそうです。
酸素と糖分が組織の隅々まで行き渡りやすくなる、ということですね。
フィリピンの人々の生活の知恵は、見事に生かされました。

世界中にこのような知恵があるのでしょうね。
生活の中から生まれ、代々受け継がれているこのような人々の知恵に、
改めて敬意を表したいと思います。

生命ってすごい。

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2012年5月18日

音をたてずに食べる

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お坊さんは音をたてずに食事をするという“イメージ”がありますが、
今やお坊さんも普通に食事をされる方が多いんだそうです。
こういった話の好きな私は音をたてない食べ方にも意味があるはずだと、
昔何度か挑戦してみたことがあります。

やってみるとなかなか難しい。かなりゆっくり噛み締めないと
「コリッ」「クチャ」という音が消せない。
たくあんに至ってはできる人がいるのかと諦めかけました。
中心から放射状に出ている繊維を、前歯で切るような食べ方を
“発見”して何とか食べきったんですが、
その間にかなりの時間と体力(精神力?)を要したのを覚えています。
疲労感は半端じゃないぞ!これはなるほど「修行」になります。

それでなにか分かったのか…まずは食材が「簡単には食べさせないぞ」と、
いっている音なのだと理解しました。
もう調理されている食材に対して変な言い方ですが、
確かにさっきまで生きていた食材には弾力や歯ごたえといった〈抵抗力〉があります。そしてゆっくり噛みしめると、食材本来の甘味が出てくることも知りました。

イヌは食事を“味わう”ことはないでしょう。
がむしゃらに食べる姿を見てしまうと、「もう少し行儀よくゆっくり食べなさい」にも意味はなさそうです。
それでも固い食べ物を砕くときの「ガリガリ」「バキバキ」音は心地よさそう。

音をたてながらする食事。行儀はさておいて私は好きです。

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2012年5月10日

山形からの自然の声 ver.1

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ほんの数ヶ月前。。。3月の初旬。庄内地方は雪景色でした。
この季節の楽しみは、雪ので成長し甘みをましたカブです。
雪をかいて掘り進み、ようやく手にする事だ出来ます。

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80cm程度掘ると

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ありました!カブ発見です!

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3~4cmの小さなカブです。
雪をかいて苦労しても食べたい味ですね。

・・・あれから2ヶ月。
庄内の畑、里山もすっかり春めいてきました。


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ハーブ達もにぎやかに成長してます。
雪の寒さに耐えて、一気に生命が芽吹くこの季節。
ハーブ研究所スパールは大忙し!と、言うより、ワクワクする季節で、休んでなんかいられない!
日中は外、夜はハウスで作業。


一日も終わりの頃、毎晩訪れる珍客です。
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モリアオガエルさん。
池の周りの木の上に産卵する、とっても珍しいカエルです。
山形では準絶滅危惧種になってます。大切に大切に。。。

こういう生き物が、当たり前に生きている事が、里山や畑が健康な証拠。

沢山の動植物にエネルギーをもらいながら、
沢山のワンこに幸せになってもらえるハーブや野菜を
沢山作りますから!お楽しみに。。。

ハーブ研究所スパール 山澤清

2012年5月 6日

アバロン

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家族のように思っている犬が、ここ数日、数回の発作を起こして危篤状態になったり
小康状態になったりしています。

あと2週間がんばれば、20歳になるというシェルティ。
具合がよいときは自分で庭に出て用を足すこともできるけれど、
発作をおこすと鎮静剤の注射を打って眠らせなければならないため、
その度にもう目覚めることがなかったら。。。と、
胸をしめつけられる気持ちになります。
つい先ほどもやっと落ち着いて眠りにつき、荒かった息づかいが深い呼吸に
なったのを見届けてかえってきました。

生きているのと、生きていないのと、どこに境界線があるんだろう。
生きている者の、その生きているというバイタルともいうべきものは、
なにをもってそういうのだろう。


心臓の筋肉の運動から血液が押し出され、全身に巡り、細胞が浸透圧を繰り返し、
肺が呼吸をする。網膜に20年一緒に暮らしてきた愛する飼い主が映り、
遠く慣れ親しんだ名前を呼ぶ声が聞こえ、背中や顔をなでてくれる手のぬくもりを感じる。
死んでしまうと、その動きが自然にそっとなくなっていくのだろうか。
生命とは、バイタルとは、どこから宿って、どこへ去っていくんだろう?

わたしの生き物への思いは、そのいのちの不思議さ、驚きへの探求から始まっているんだと思います。
なにも食べなくても何年、何十年と生きた人間のある意味宗教的な話は聞くけれど、
動物に限ってはたぶん食べないで何年も生きたというのはないでしょう。
何を、どれだけ、どんな風に食べるのかということはあるけれど、
一度肉体に宿ったバイタルは、食べるということで生命活動を維持していくもの。
肉体という精妙な機械のようなものを司る、見えないエネルギーであるバイタルに、
できるだけよい波動を与えることができる食べ物を考えていくのが私の趣味です。

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小康状態のアバロン

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ドットわん代表
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ハーブ研究所
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