2013年10月21日
季節を食べる~その2~

数日前に信楽・陶芸家の友人に頼んでおいた枝豆が、一昨日届いた。
正確には彼の、兵庫県丹波篠山・実家産の枝豆である。
とはいうものの流石は「丹波の黒枝豆」で、ご実家とはいえ明らかに粒が大きく香りも濃い。
そんな入手ルートをもったおかげで我が家の食卓は枝豆三昧というのがここ3年続いている。
ただしすべてを歓迎しているわけではない。プロが見栄えを整えた出荷用じゃないので、
良くも悪くも収穫したそのままが届くのだ。当然いろいろなものがくっついてくるが、
最も悩ましいのが〈虫〉の類。形が見えるちっちゃなカナブン系ならまだいいのだが、
ぴょんぴょんはねる極小の白いのはどうしようもない。
今回はこの「ぴょんぴょん」が多かった。このままでは入室NGと決まり、
暗く寒々しい玄関で枝から房を外す作業を黙々と行うことになった。
寄生すると大変なうちのもも(猫・推定1歳)をけん制しつつである。
レジ袋いっぱいの枝豆はずっしり重い。これから毎日せっせと食べてゆく。
塩ゆでは序の口で、朝のサラダ・炒め物・中華風卵とじ・バーミックスで潰してハンバーグに練りこむ...
これからさまざまなものに顔をのぞかせることだろう。

今年も枝豆祭りが始まった。