犬好きに知って欲しい

いぬぎらいのきもち

みなさん、こんにちは。外部ライターの加藤です。

突然ですが私、犬が苦手です。どれぐらい苦手かと言うと、うれションならぬ、こわションをしてしまうレベル。私みたいな人はきっと少数派だろうとは思っていたんですが、少し前の世論調査では4人に1人が「ペットを飼うのが嫌い」と回答しているそうで、私のような「いぬぎらい」は意外に多いのかもしれません。

GREEN DOGはすべての人と動物が共生できる社会づくりを目指しているのですが、今回はいつもと視点を変えて、“犬が苦手な人の気持ちを考える”をテーマに、私が今まで身体をはって経験してきた、「犬好きな人が犬嫌いな人についついやってしまいがちなNG集や誤解」について書いてみたいと思います。あくまで私という人間の1ケースですが、こういう人間もいるのだとご理解ください。


1.大きい犬は怖い。でも、小さい犬も怖い

犬嫌いからすると、犬の大きさはあまり関係ありません。犬好きの方からすると、「こんなに小さくてかわいいのにどうして?!」とか言われますが、チワワだろうが何だろうが怖いものは怖いのです。

このあたりのサイズ感は、犬嫌いの中でも差があるのかもしれませんが、私はサイズに関係なく怖いので、「うちの子は小さいから大丈夫でしょ?かわいいでしょ?」とぐいぐい迫ってくるのを我慢してもらえると嬉しいです。


2.吠える犬は怖い。しかも悪者にされる

犬に吠えられるのはとんでもない恐怖です。吠えられないようにと無意識を意識していると余計に吠えられる始末。「犬には犬が嫌いな人がわかるから吠えられるんだよ」とこちらが悪いみたいに言われてしまうこともあります。悪気がないと分かってはいても、とっても切ない。


3.安全距離はありません

急に飛びかかってくるかもしれないという怖さがあるため、ノーリードはもってのほかですが、たとえリードをしていても心落ち着くことはありません。「うちの子は大人しいので大丈夫ですよ」と言われても、私が怖いのは犬。その犬が本心では「グヘヘヘ・・」とか思っているかも知れないので安心なんてできません。


4.残念ながら慣れません。罰ゲームです

慣れさせようとするためか、抱っこさせられることがよくありますが、テレビ番組で毒蛇を巻かれているのと同じぐらいの罰ゲームでしかありません。いくらMっ気の強い私でも、こわションしてしまう勢いです。もし、あまり深く考えずにそういうことをしてしまっているなら、犬嫌いの人達をそっとしておいてあげてください。


5.全然甘くない、甘噛み

「噛みつかれたとしても甘噛みだから大丈夫ですよ」と言われることもあります。かつて、実際に噛まれた経験がある立場から言うと、「アマクナーイッ」と全力で叫びたい感じです。もちろん実際に弱めの噛み方もあるのでしょうけど、甘噛みという命名が醸し出す雰囲気とは似ても似つかないものにしか思えません。

耐えられる、耐えられない、甘い、甘くない以前に、噛まれることは恐怖でしかないので、「噛まれるのが怖いとか何言ってるの?」的な、妙に男気の強い発言で責め立てるのは勘弁して欲しいです。


以上、5つのポイントで「いぬぎらいのきもち」を書き綴ってみました。犬好きな人を非難する意図はなく、犬好きな人と犬嫌いな人が、互いに理解しあうことが一番大事だと思っています。どのポイントも「あ、そういうものなのね」と頭の片隅に置いておいていただき、いつか出会うかもしれない犬嫌いの人との接し方に役立ててみてください。

また、私がそもそもなぜ犬嫌いになったかや、それを日々の中でどう克服しているかについては、この記事が好評であれば続編として書いてみるつもりです。直接のファンレターや記事への「いいね!」をお待ちしています!


この記事を書いた人
ライター加藤
犬が苦手だけど、犬が好きな人は大好き。犬好きが集まる職場で誰よりも犬好きと犬嫌いの共存共栄について考えていた30代男子

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