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耳のホームケアについて 新しい提案
小動物の分野では、獣医療をはじめさまざまなことが日々進歩しています。新しいことが発見されたり、今までのやり方が見直されたりすることは珍しいことではありません。
実は今、パートナー(愛 犬)の耳ケアにおいて新しいことが提唱され始めています。
一般的な耳のホームケアの落とし穴
現状、グルーミングの際の耳毛抜きと液体イヤークリーナーによる耳そうじは、パートナーの日常のケアにおいて常識となっています。 ですが、最近になってこれらの方法が見直され始めています。
耳毛抜き
これまで、耳の中の風通しを良くして外耳炎を予防するために、耳毛を抜くことが行われてきました。しかしこの行為はパートナーに大変な苦痛を与えることはもちろん、 かえって耳道内に炎症や感染を引き起こす原因になるということがわかりました。
耳そうじ
1綿棒を使ってのケア
一般的に行われがちな自宅ケアですが、綿棒での耳そうじは耳垢を耳の奥まで押し込んでしまったり、外耳道に刺激を与えたり傷つけたりして炎症を悪化させる恐れがあります。
2液体イヤークリーナー
動物病院で耳道や鼓膜をきちんと診察してもらっていないパートナーの場合、"イヤークリーナーを注いで耳根元をクチュクチュ揉む洗浄方法"では耳道内にこびりついた汚れを取るのが難しく、 かつ汚れを耳の奥に詰まらせてしまうことがあります。また、耳に慢性的に炎症がある場合、耳の根元を揉むことで鼓膜が破れてしまう可能性もあります。
そこでGREEN DOGでは、
最新の知見にのっとった耳ケアの考え方と方法をご紹介します。
耳ケアについての基本的な考え方
健康なパートナーであれば、余分な耳垢はみられません。また耳垢には殺菌作用や皮膚を保護する役割もあります。 そのため、健康なパートナーの場合、基本的には外耳道を掃除する必要はありません。
GREEN DOGが推奨する耳ケア
1耳毛抜きは行いません。
耳の通気性をよくしたい場合は、プロのグルーマーに耳内の毛を短くカットしてもらいます。耳道内の毛は抜きません*1。
*1 治療の一環として獣医師が耳毛を抜くことはあります。いずれの場合にも炎症や感染を抑える薬を投与して、外耳炎を悪化させないような処置をしています。
2ホームケアでは、耳介をやさしく拭くだけに。
耳が垂れているパートナーや耳垢がたまりやすいパートナーであっても、自宅でのケアはやさしく耳介(外耳手前のヒダ部分まで)を拭くだけにします。イヤークリーナーを染み込ませたガーゼやコットンを使うといいでしょう。耳垢が気になる、臭いが気になるときには、獣医師に相談してください。
おすすめの耳ケア用品
耳に何らかの異常がみられる場合には、動物病院を受診しましょう
もし、パートナーの外耳道にベタベタした耳垢、悪臭、黒ずみ、赤み、痛みがみられる場合には、何らかの原因による外耳炎が疑われます。耳そうじだけで何とかしようとせずに、動物病院を受診しましょう。 根本的な治療をせずに耳そうじだけで対処をしていると外耳炎を悪化させてしまい、余計にパートナーを苦しめることになってしまいます。
ぜひ、今日から新しい耳ケアをスタートしてください!
GREEN DOGで取り扱う耳ケア商品について
商品の使い方に「耳の中に流し込み軽くマッサージする」と記載されているものがあります。 現在、GREEN DOGでは、日々のホームケアにおいて、イヤークリーナーを流し込んで耳の根元をマッサージする方法はおすすめしておりません。このページで紹介した方法を参考に、ご使用ください。
※外耳炎治療のために、イヤークリーナーでの耳洗浄や耳根元のマッサージを行うことがあります。
また、治療の一環としてオーナー様にご自宅で耳洗浄を行うよう指示されることがありますが、その際は必ず獣医師の指導に従ってください。