2018.05.18一緒に。もっと、

【犬との暮らし】愛犬を紫外線から守るハーブ

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こんにちは。ホリスティックケア・カウンセラーで日本アニマルフィトセラピー学術協会理事長でもある加藤志乃です。

気温が上がり、だんだん陽射しが強くなってきて、パートナーとのお散歩に出かける時間帯もそろそろ気を遣う季節となってきましたね。今回は強い陽射しに含まれる紫外線の影響からパートナーを守るためのハーブについてお伝えします。

老化の原因になる紫外線と酸化ストレス

紫外線はその波長の長さによって「A波(UVA)」「B波(UVB)」「C波(UVC)」に分けられます。そのうち地上に届くのは、「シミやしわの原因となるUVA」と「日焼けの原因となるUVB」という2種類の紫外線です。

紫外線は骨を丈夫にするビタミンDの生成や殺菌消臭などのメリットもありますが、過剰に浴びると体内の活性酸素を増やしてしまいます。

活性酸素は本来、有害物質から体を守ってくれるものですが、過剰に発生すると正常な細胞にまで悪影響を及ぼす酸化ストレスを引き起こします。酸化ストレスは老化の進行を早め、心臓病や癌、てんかんなどの脳神経系疾患、腎臓病、白内障・・・など驚くほど多くの加齢に関わる疾患と関係があるとみられています。

少しでも体の錆びつきを予防して酸化ストレスから体を守るために抗酸化作用のあるハーブや食品を摂り入れてみてはいかがでしょうか?

身体の錆びつきを防ぐ抗酸化ハーブ

ルイボス

★プロフィール★
<学名>Aspalathus linearis   
<英名>ルイボス(rooibos)
<和名>ルイボス
<生薬名>紅灌木
<科名>マメ科
<使用部位>葉
<主な成分>フラボノイド(アスパラチン、イソビテキシン、ルチン、クエルセチン)、リン、カルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウムなど
<作用>抗酸化、美肌、利尿、鎮静

南アフリカの一部の地域でしか育たないルイボスの名前は現地の言葉で「赤い茂み(Red Bush)=赤い (ROY) 灌木 (BOSS)」を意味しています。古くから先住民の間で日常的な飲み物として、また、不老長寿のお茶として飲まれ続けてきました。ルイボスは南アフリカの強い陽射しから身を守るための自衛手段として多くの抗酸化物質が含まれていますが、近年、この物質に活性酸素を抑えることで知られるSOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)という酵素に似た作用があることがわかっています。

さらに含有成分のアスパラチンには血糖値の上昇を抑制する作用が報告され、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー体質の改善や生活習慣病の予防効果を期待されています。カフェインが含まれず、タンニンの含有量も少ないため妊娠中や小児などにも安心して飲めるお茶として流通しています。最近流通している非発酵のグリーンルイボスはレッドルイボスよりもフラボノイドを多く含み、さらに抗酸化作用が高いことがわかっています。

ローズヒップ

意外な別名があるのをご存知ですか?

★プロフィール★
<学名>Rosa canina
<英名>ローズヒップ(Rose Hip)
<和名>イヌノイバラ(バラ科)
<使用部位>偽果
<主な成分>ビタミンC、ビタミンE、リン、カルシウム、ペクチン、タンニン、カロチノイド(リコピン、β‐カロテン)
<作用>栄養補給、緩下、抗炎症、利尿、抗酸化、結合組織強化

その昔、狂犬病の犬に咬まれた際に用いられたと言われ、「ドッグローズ」という別名を持っています。レモンの20~40倍のビタミンCが含まれ、ビタミンCの爆弾とも呼ばれています。ストレスや炎症によって消耗したビタミンCを補給したり、コラーゲンの生成を助けたり、発熱時の口渇などに効果的です。

ビタミンCの他、ビタミンEやP、カルシウム、ペクチンなど豊富な栄養素を含みます。特にビタミンCはストレスが強い時やアトピー性皮膚炎や関節炎などの炎症性疾患、病気や怪我からの早期回復、免疫力強化が必要な時にはたくさん消耗しますので、体内合成できる犬たちでも不足しやすいことがわかっています。ビタミンCの含有量が多く安全性が高いローズヒップはコラーゲン合成や活性酸素除去に役立ち、被毛の健康や炎症緩和に欠かせない栄養素の供給源として安心して利用できるハーブです。

ただし、過剰摂取は胃の不調や下痢を引き起こすことがありますので、過剰摂取に気を付け一日数回に分けてこまめに摂取することをおすすめします。

ローズヒップが含まれているフードはコチラ →ヘルマン ビオ 野菜とフルーツフレーク

ホーソン

★プロフィール★
<学名>Crataegus monogyna
<英名>ホーソンHawthorn
<和名>西洋サンザシ
<科名>バラ科
<使用部位>葉、花、果実
<主な成分>OPC(オリゴメリックプロアントシアニジン) 、フラボノイド配糖体(ヒペロシド、ビテキシンなど)、カテキン
<作用>循環器系の組織と機能の強化作用、血圧降下作用、血管拡張作用、栄養補給、抗酸化作用

欧米では心臓を守る穏やかな強壮剤として知られているハーブです。心筋を強化して心拍のリズムと血圧を調整し、さらに心臓の血流を改善してくれます。ホーソンに含まれるフラボノイドは心筋の細胞の保護や、血管系のさまざまな疾患の原因となるフリーラジカルの排出、血管拡張・強壮などに働く強力な抗酸化作用があります。ホーソンは古くから使われてきた中で、たくさんの動物実験が行われていますが、極めて毒性が低いことがわかっています。慢性の心疾患や腎疾患をはじめとする持病があるパートナーやシニア犬には積極的に使っていきたいハーブです。

ただし、ホーソンの実はとても硬く、ミルなどで細かく挽くことは困難です。ドライハーブを利用する場合はハーブティーやシロップなどで与えることをおすすめします。

ホーソンが含まれているサプリメントはコチラ →ホーソンプラス

パートナーと一緒に飲めるハーブシロップを作ってみよう!

心を込めて手作りしてみませんか?

上記でご紹介したローズヒップとホーソンを使って飼い主さまもパートナーも一緒に飲める甘酸っぱくて美味しい抗酸化シロップのレシピをご紹介します。

ローズヒップとホーソンベリーの抗酸化シロップ

★材料★
<ローズヒップとホーソンベリー>トータルでカップ1位
<水>500㎖
<砂糖>濾した水分量の1.5倍量  
<レモン汁>大さじ1杯

 

1.鍋にハーブと水を入れて20分程度置き、ハーブを水になじませます。
2.30分程度弱火で煎じます。

 
 

3.ガーゼやキッチンペーパーなどを使って濾し、しっかり水分を絞ります。
 
 


4.濾した液体の量を量ります。
*今回は300ml弱のハーブ煎液ができました

5.液体の量の1.5倍量の砂糖(300mlであれば450gの砂糖)を鍋に入れて火にかけ、沸騰させて砂糖を溶かします。砂糖が溶けたら火を止め、冷めてから熱湯消毒したガラス容器に保存します。           

パートナーに与える場合は飲み水に色がつくくらいを目安に薄めて与えてください。

終わりに

抗酸化作用のあるハーブや食品を摂取すると 活性酸素の影響を緩和して細胞を守ってくれるので、結果的に免疫力を高めたり、持病や炎症の緩和などにも役立ったりしてくれます。ハーブは即効性を期待するものでなく、長期的に使っていると変化を感じることも多いので、ご紹介したような穏やかなハーブはとても使いやすいと思います。 ただし、体質に合わない場合もありますので、初めて利用する時は少量から与え、過剰摂取とならないように慎重にお使いください。

ハーブをもっと深く知りたい方はホリスティックケア・カウンセラー養成講座 がおすすめです

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加藤 志乃(かとう しの)日本アニマルフィトセラピー学術協会、愛犬救命協会理事長、ホリスティックケア・カウンセラー

加藤 志乃(かとう しの)日本アニマルフィトセラピー学術協会、愛犬救命協会理事長、ホリスティックケア・カウンセラー

幼少期より多数の動物と暮らす。北里大学卒業後、10年以上製薬会社でMR、臨床開発に従事。愛犬のアトピーや股関節形成不全をきっかけにホリスティックの世界を知り、2007年にホリスティックケアカウンセラーを取得。アロマやハーブ、東洋医学他、さまざまな角度から行うホリスティックな視点でのアドバイスは日本全国にとどまらずアジア各国でも高評を得ている。
加藤 志乃(かとう しの)日本アニマルフィトセラピー学術協会、愛犬救命協会理事長、ホリスティックケア・カウンセラー

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