2018.05.15子犬の食事

子犬がフードを食べない、飼い主の手からしか食べない場合の対処法

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新しく家族に迎えた子犬が、フードを食べてくれないという悩みを持つ方が意外に多いようです。最初は食べていたのに、しばらくすると食べなくなったというケースも…。
大切な成長期に、フードを食べてくれないと飼い主としては不安になってしまいますよね。そこで今回は、子犬がフードを食べないときの対処法について、ホリスティックケア・カウンセラーの山本がご紹介します。

子犬がフードを食べない理由

フードを食べないのには理由がある

子犬がフードを食べない理由として以下の3つがあげられます。

理由その1:環境に慣れていない

ペットショップやブリーダーから迎えた子犬は、元気そうに見えても新しい環境に慣れるまで時間がかかるものです。不安からくるストレスから食欲がない場合があります。可愛いさのあまり子犬の相手をしすぎるのも禁物です。喜んでいるようであっても、体と心のストレスになっていることがあるのです。子犬が新しい環境に慣れるまでは、これまで与えられていたフード(ペットショップやブリーダーさん宅)と同じものを与えるのが無難です。よく食べ、良い便が出る状態が続いていれば、飼い主が選んだフードに切り替えても良いタイミングと考えます。

理由その2:フードの味が気に入らない

体は元気だけど、与えられたフードを食べたくないというケースがあります。本来、犬は食べることに貪欲といわれていますが、コンパニオンアニマル(家族や伴侶という位置づけの動物)と呼ばれるパートナーたちは、食に関して危機感を持っておらず、与えられたら何でも食べるという感覚がないことも多いのです。
与えたフードを食べない場合は、15から30分程度で器を下げたほうが良いでしょう。出されたときに食べなければ、食べ物にありつけないということを覚えてもらうためです。心配なら次の食事の時間は早めにして様子をみてください。

理由その3:食べる量があっていない

子犬は胃腸の成長が未熟で、一度にたくさん食べられないケースがあります。フードを残すようであれば、1日の食事回数が2回の場合、それを3回か4回になるように分けて、1回分が少量で食べきれる量にしてみましょう。

子犬がフードを食べないときに気をつけること

ブドウ糖を与えるのはいつまで?

ペットショップから子犬を迎えた場合に、ブドウ糖をフードと一緒に与えるようにといわれるケースがあります。子犬がフードを食べない場合に、栄養不足で低血糖になるのを防ぐ目的です。問題なくフードを食べている状態なら必要ないものです。

フードにトッピングしてもいい?

フードの嗜好性をあげるためにウェットフードなどをトッピングしてあげることは、子犬の食欲を促す効果が期待できます。ただし、食べないときに後から足すのではなく、あらかじめフードにトッピングした状態で与えることが肝心です。また、トッピングだけを食べてしまう場合は、フード全体に混ぜ込むかスープ状のものを試してください。たとえば犬用ミルクを薄めたものや、鶏の茹で汁でも良いでしょう。

手からしか食べない場合はどうすればいい?

なかには、飼い主の手からしかフードを食べてくれなくなったというケースもあります。子犬とのコミュニケーションが過度である、反対に不足していることも原因となります。いつまでも手から与えるというわけにはいきませんよね。手で与えながらも、手と器が同化してみえるように(くっついた状態)して与え、これに慣れてきたら、手から器へと徐々にフードをスライドさせていきましょう。

健やかな成長のために

フードの与え方はパートナーごとに考えます

愛犬の健やかな成長のためには、フード選びは重要。犬に必要な栄養が入っているフードであれば、同じものを与え続けてもよいのでしょうか。

フードローテーションの意味

総合栄養食※1と呼ばれるカテゴリーのフードでも、各メーカーで栄養素の割合は異なります。
パートナーの体質もさまざまなのですから、どのパートナーにも合う完璧なフードは存在しません。また、肉や野菜など素材ひとつひとつでも栄養素の特徴は違うので、同じフードを与え続けるより、ローテーションしてさまざまな栄養を摂ることがおすすめです。こまめにローテーションすることで食欲が維持できる場合があるのです。特に食欲が落ちてきたシニア犬や飽きっぽい小型犬には効果がみられます。

※1一般社団法人ペットフード協会ホームページ参照:このフードと水だけで必要な栄養素がまかなえる製品

心配し過ぎは禁物

子犬がフードを食べないときは心配して当然なのですが、心配しすぎるのは飼い主自身のストレスになるばかりでなく、子犬の行動にも悪影響を与えます。知らず知らずに過保護になっているケースも多いですよね。フードを食べてくれないときは、何が原因なのか子犬との生活を冷静に振り返ることが大切です。

犬としての生活

子犬は、新しい生活の中で興味と不安で刺激をたくさん受けています。まずは安心して暮らせる場所だと感じてくれることが大切ですね。その後、私たちと共生しやすいようにいろんなことを知ってもらいます。どういう風に犬育てをすれば良いのかわからない場合は行動学の専門家(ドッグトレーナー)から学ぶのが近道です。可愛がるばかりではなく、犬としての生活ができるように配慮して、愛犬の健やかな成長を見守ってあげましょう。

まとめ

小型犬には散歩は必要ないといわれることがあるそうですが、外で自然に触れたり、適度な運動したりさせることは健やかな体と心を作ることに大切です。お散歩デビュー後は毎日散歩に連れ出しましょう。そうすれば自然とお腹を空かせて食欲が出てきます。
子犬が急にフードを食べなくなった場合、誤飲を含め、病気が隠れていることも考えられます。極度に元気がない、下痢や嘔吐を伴う際には、早めに獣医師の診断を受けてくださいね。

すくすく子犬BOX

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「犬のココカラ」編集部 チームGREEN DOG 監修・執筆

「犬のココカラ」編集部 チームGREEN DOG 監修・執筆

GREEN DOGの獣医師、トレーナー、カウンセラー、グルーマーなど犬の専門資格を持ったプロたちが一つのチームとなって、責任を持って執筆または監修しています。