日々のお手入れは、パートナーがキレイで健康にいるためにはとても大切なこと。でも今のお手入れ方法、ひょっとして自己流になっていませんか?
いつものお手入れをちょっと見直すだけで、健康的で美しいパートナーをキープすることができるんです!
今回は、お手入れのちょっとしたコツやオーナー様の素朴な疑問を実店舗GREEN DOG SQUAREのチーフグルーマーに聞いてみました!
ブラッシング
ブラッシングは、毛艶のUPや健康的な被毛の促進、チリ・埃を取り除くことが目的です。
それ以外にも、短毛種にはマッサージや血行促進効果も。長毛種には、さらに死毛や無駄毛を取り除いてあげる目的もあります。抜け毛の多い時期はこまめにしてあげてくださいね。
やってみよう!ブラッシング編
1)全身にブラッシングスプレーをかけます。
2)パートナーが嫌がりにくい背中から腰、お腹、胸にかけて毛の流れに沿ってやさしくとかします。
3)足先やお尻は敏感なパートナーが多く、嫌がる場合があるので様子を見ながら行ってください。
4)仕上げにはコームを使い、取りきれなかった死毛などを取り除いてあげます。
※短毛種は、ペットのブラシ グルッテを使ってマッサージ効果UP!
ブラッシングスプレーでツヤ感UP!
ブラッシングスプレーは被毛に水分を与えることで静電気を予防し、ツヤのある美しい被毛をキープしてくれます。 また、ハーブなどを使用したブラッシングスプレーをお腹や足下を中心に全身にたっぷりとかけてあげてください。
もつれに要注意!
長毛種の場合、耳の後ろ、お尻、お腹、脇などは毛がもつれやすい部分。無理にひっぱると皮膚を傷める恐れがあるので、やさしくスリッカーブラシでほぐしてください。
スリッカーでのブラッシングを嫌がります。どうしたらいいですか?
オーナー様が力を入れてブラッシングしてしまうとパートナーの中で『ブラッシング=痛い=嫌』と学習してしまい、嫌がってしまうことが多いよう。まずは、自分の腕などで実際に試して痛くない強さを確認ください。そうすることでパートナーにとっても心地よいブラッシングの強さを知ることができますよ。
換毛期になるとたくさん毛が抜けて困ります。なにかいい方法やアイテムはありませんか?
換毛期は、毎日こまめにブラッシングすることはもちろんですが、中・長毛種にはシェッドバスターがオススメです。いつもと同じようにブラシッシングするだけで、パートナーにとって不要になった死毛や無駄毛を簡単にとれます。そうすることで、自然に抜け落ちるパートナーの毛を減らせるんです。
お尻のブラッシングが上手くできません。どうしたらいいですか?
お尻はパートナーの敏感な部分なので、嫌がって座ろうとするパートナーも多いです。無理は禁物ですが、もし立っていてほしいなら、パートナーの内股に手を入れて体を支えてあげることで腰が落ちず、しっかりと立たせることができますよ。
爪切り
爪は全体が丸くなるように切ることでカーペットなどにひっかかって怪我をしたり、つまずいたりする心配がなくなります。また、伸びたままだと歩行困難やケガの原因にもなるので、伸びていないか定期的にチェックしましょう!
やってみよう!爪切り編
1)爪の根元を押さえ、切る爪を出します。
2)血管が透けて見える少し手前のところで思い切ってパチンと切ります。
※大型犬はコンクリートでこすれるので、爪切りの後にやすりをしなくても大丈夫!
爪が黒いのでどこまで切っていいかわかりません。
神経が近くなると爪の中が半透明になり、触ると少し軟らかくなります。黒爪の場合は、様子を見ながら少しずつ切ってください。多少は自然に減るので無理してギリギリまで切る必要はありません。
爪を切りすぎて血がでてしまったらどうしたらいいですか?
もし出血した時は専用の止血剤を使用するか、止血剤がない場合は火のついた線香を出血した爪にあてて止血してください。
足周りのお手入れを嫌がる時はどうしたらいいですか?
パートナーの様子を見ながら、パートナーの胴をオーナー様の脇でしっかり挟み、パートナーの動きを制御してください。そして、反対の手でパートナーの足首を持ちお手入れします。
はさみを使って肉球の間の伸びた毛を切っているオーナー様は多いですが、伸びた毛と一緒に肉球をはさんで切ってしまう可能性があるのでとっても危険!できるだけバリカンを使ってカットするようにしてください。
バリカンを使って正しくお手入れ!
バリカンで肉球の表面を撫でるように、指先から足首の方へ滑らせます。
ただし、肉球の間の毛は、刈りすぎると枝などが刺さってケガをしやすくなる可能性があります。保護するためにも、肉球を開いて奥の毛まで刈らないように気をつけてください。
歯磨き
2歳以上のパートナーの約8割がかかるといわれている歯周病。その主な原因は歯垢です。歯垢は蓄積されると石灰化して歯石となり、歯肉炎や歯周炎などを引き起こします。定期的に歯垢がたまっていないか、歯茎が腫れていないか、ニオイはしないかをチェックしてパートナーの歯磨きを習慣化してください。
やってみよう!歯磨き編
1)歯磨き用ガーゼで前歯など嫌がらない場所から歯をやさしく磨きます。
2)嫌がらないようなら奥歯⇒歯の裏側も磨きます。
歯磨きを嫌がります。良い方法はありませんか?
歯磨きが苦手なパートナーには、口に触られることに慣れさせることが大切ですが、歯磨き用ジェルを一緒に使うのも効果的ですよ。 GREEN DOGで大人気のアースリーフ デンタルジェルは、歯磨きが苦手なパートナーでも自分からペロペロ舐めてくれます。また、口を触ることができないパートナーには、ジェルだけを舐めさせてあげてください。口の中に成分が入ることで口臭緩和に役立ちます。