2017.09.05一緒に。もっと、

【犬との暮らし】犬アトピー性皮膚炎の犬と暮らす6~ステップ4~免疫力を高める

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ホリスティックケア・カウンセラーで日本アニマルフィトセラピー学術協会理事長の加藤です。3月より「犬アトピー性皮膚炎の犬と暮らす」というテーマについてフィトセラピーを中心に愛犬ナイトや10数年にわたってご相談を受けてきたクライアントとの軌跡をたどりながらお伝えしております。

このコラムでは犬アトピー性皮膚炎のパートナーに対する病院での治療に加えられる家庭でのケアとして自然治癒力を高めていく5つのポイントをお伝えしています。前回は体液の循環をアップする方法をお伝えしました。自然治癒力を高める4つめのステップでは免疫力を高めるコツについてお伝えしたいと思います。免疫力はさまざまな要因で変化しますので、サポートする方法は多岐にわたります。今までにご紹介した方法の中にも含まれていますので、合わせてお読みいただければ幸いです。

これまでの関連記事はコチラ→ 犬アトピー性皮膚炎の犬と暮らす

免疫力低下の原因

犬アトピー性皮膚炎の場合、もともと皮膚症状になりやすい素因(体質)を生まれ持っている場合が多く、そこに悪化要因の1つである免疫力の低下が起きると皮膚のバリア機能が弱まり外からの異物(細菌やアレルゲン)の侵入を防ぐことが容易でなくなってしまいます。犬の場合も人間と同様にストレスによって自律神経のバランスが乱れ免疫力が低下します。

【犬のストレス例】
・気候、室温
・騒音
・排泄したいときにできない
・環境の変化
・かゆみ、痛み
・栄養不足
・薬剤の副反応
・運動不足、運動しすぎ
・刺激不足、過度の興奮
・コミュニケーション不足、コミュニケーション過多
・多頭飼育時の不仲
・不規則な生活習慣

など、ざっと考えてもきりがありません。

免疫力が低下させる原因となるストレスの種類は10頭いれば10通り、100頭いれば100通りあります。健全な生活環境、適度な運動、バランスのとれた食事を整えると共に、今、パートナーの心や身体がどんな状態であるのか、日々じっくり観察して判断できる飼い主力を日頃から鍛えておくことが大切ではないでしょうか。

免疫力アップの鍵は白血球

免疫力は身体を病気から守る力。病原菌やウイルスなど外界からの異物の侵入を防いだり、がん細胞などの有害な細胞を体内パトロールして排除したりする力のことです。パート2の記事でも書きましたが、犬アトピー性皮膚炎の場合、皮膚のバリア機能の低下は体内または皮膚表面の免疫力が低下することによって起こり、外からの異物(細菌やアレルゲン)の侵入を防ぐことができなくなってしまうと考えます。 
この外敵から身を守る働きを担っているのが、全身の血液やリンパ液に存在している免疫細胞『白血球』です。白血球は大きく分けると顆粒球、リンパ球、単球(マクロファージ)の3種類で構成されており、外界からの刺激や情報に反応して、自律神経のバランスによってその割合が変動します。

自律神経のバランスを整えるには?

では自律神経のバランスを整えるにはどうしたら良いでしょう?自律神経は外界からの刺激に対し、呼吸や心臓の動き、血流など全身の働きをコントロールしている神経です。色々な方面からアプローチできますが、今回は家庭でも簡単に取り入れられる自律神経のバランスを整えて白血球を活性化する方法をお伝えします。

精神的ストレスへのホリスティックケア

犬にとってのストレスは犬の数だけあります。原因を探して改善できれば良いですが、どうしても改善できないものも多々あるでしょう。特に精神面に強い負荷がかかっている時には植物を使った自然療法『フィトセラピー』が効果的です。

中でも特に精神面に働きかけることを得意としているのが植物の波動を利用して心身のバランスをとっていくバッチフラワーレメディ です。バッチフラワーレメディーは、1936年にイギリスの医師バッチ博士によって完成された、38種類の植物のエネルギーから作られた癒しのエッセンスです。ネガティブな感情を穏やかに鎮めて心の平安を取り戻し、自然治癒力に働きかけます。副作用も害もありませんので、不快な症状に対するイライラや自咬、疲労困憊など、パートナーの状態に合わせて選択してみてください。

体温と免疫力の関係

自律神経のバランスが崩れると、血流が弱くなって低体温をもたらし、新陳代謝と免疫力の低下を招きます。そうするとアトピー症状だけでなく他の病気にもかかりやすくなってしまいます。体温が上がると血流が良くなります。すると白血球が全身をめぐるため免疫力があがります。また、古い細胞の排出がスムーズに行われたり、栄養素が行き渡るため、皮膚の新陳代謝もあがるのです。

【体温を上げる方法】
運動 (筋肉量が増える→体温が上昇)

水中運動などもおすすめです。エネルギーの発散は精神安定にも役に立ちます。

専門家の指導のもとでバランスボールの運動

マッサージ犬アトピー性皮膚炎の犬と暮らす5 をご参照ください。

足浴犬アトピー性皮膚炎の犬と暮らす2 をご参照ください。

ハーブボール
タイでは古くから伝わる治療法のひとつです。このような体を温めるグッズを利用するのも良いでしょう。

数種類のハーブを布に包み温かくした「お灸」のようなもの

食材、ハーブ 
ショウガ、カボチャ、鶏肉、羊肉、フェンネル、カモミール、ターメリックなど食事にプラスして与えます。

白血球の働きを強化する食材&ハーブ

野菜や植物に含まれる成分(フィトケミカル)の中には白血球の働きを強化するものがあります。体温を上げる方法と併用して下記のものを食事に追加してあげても良いでしょう。

免疫力アップやガン予防に効果的なガーリック 、β-グルカンが豊富な霊芝や舞茸などのキノコ類 、オクラやモロヘイヤなどの多糖類、エキナシア 、シベリア人参などのハーブが有効です。食材としても、サプリメントとしても色々なものがありますので、パートナーの好みに合わせて使いやすいものを取り入れると良いと思います。

ガーリックに関しては与えすぎると害を及ぼすことがありますので、ガーリック1~2片をオリーブオイル100ml程度に漬け込んだガーリックオイルを少量ごはんに追加してあげるのがおすすめです。

その他、ビタミン類が不足すると免疫力低下に関わりますので、犬アトピー性皮膚炎の犬と暮らす4 でご紹介したビタミンが豊富に含まれるローズヒップやパセリなども免疫力UPを助けてくれます。

終わりに

ご紹介させていただいた方法は愛犬ナイトや多くのクライアントさまなどで効果が出ているものですが、全てのケースに有効であるわけではありません。治療中の場合はかかりつけ獣医師の指示を仰ぎながら取り入れていただき、パートナーに異変が生じないか注意深く確認しながら行ってくださいね。

GEEN DOG相談ルーム

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加藤 志乃(かとう しの)日本アニマルフィトセラピー学術協会、愛犬救命協会理事長、ホリスティックケア・カウンセラー

加藤 志乃(かとう しの)日本アニマルフィトセラピー学術協会、愛犬救命協会理事長、ホリスティックケア・カウンセラー

幼少期より多数の動物と暮らす。北里大学卒業後、10年以上製薬会社でMR、臨床開発に従事。愛犬のアトピーや股関節形成不全をきっかけにホリスティックの世界を知り、2007年にホリスティックケアカウンセラーを取得。アロマやハーブ、東洋医学他、さまざまな角度から行うホリスティックな視点でのアドバイスは日本全国にとどまらずアジア各国でも高評を得ている。
加藤 志乃(かとう しの)日本アニマルフィトセラピー学術協会、愛犬救命協会理事長、ホリスティックケア・カウンセラー

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