スタッフコラム23話目

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療法食が無い時の工夫~腎臓ケア編

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シニア期のお悩みで多い「腎臓」。
腎臓の能力が低下してくるとそのステージによって獣医師から腎臓ケア用療法食(以下療法食)を与えるよう指導されます。
腎臓の負担を減らす食事管理が重要だからです。
ところが指定されたフードを食べてくれない、または体質に合わず与えられないこともあります。

パートナーに与えるフードが無いというのは一大事。
そこで今回は、与えられる療法食が無いときにどうしたらよいかペットフーディストが説明します。

腎臓に負担を減らす食事のポイント

腎臓の負担を減らすためには次の栄養素に気をつけます。
・タンパク質
・リン
・ナトリウム

これらは体に必要な栄養素でありながら、腎臓が弱ってきたときに負担になるもの。
タンパク質やリンは肉に豊富なので肉を減らすことで制限できます。
(リンはレバーや卵黄などには特に多く含まれるので注意が必要です。)

肉は犬にとって主食素材。
療法食の代わりに一般のフード(総合栄養食)を与える場合は、給与量をかなり減らすことになります。
ナトリウムもフードの量を減らすことで問題になることはありません。
結石用フードや塩分を含むおやつを与えていた場合は注意しましょう。

タンパク質は減らし過ぎもダメ

タンパク質は体を維持するためとエネルギーとしても重要な栄養素なので、必要最低量は摂れるようにします。
また、タンパク質が減った分のエネルギーは炭水化物と脂質にて補います。

<タンパク質の必要最低量>
必要最低量のタンパク質は一日量として体重1kgあたり2gは必要。
ちなみに健康な場合の目安は3g~5gなので、かなり差があります。
(ちなみにタンパク質量は肉の重量のおよそ1/5です)

犬にとって利用率の高いタンパク質は肉(動物性タンパク質)です。
そのため、手作り食では肉の重量からタンパク質制限食を考えます。
※必要量は諸説ありますので、ここではあくまで一例のご案内です。


総合栄養食のタンパク質量調整

総合栄養食のタンパク質量の調整
ドライフードのタンパク質量は肉以外のものも含むため、少し多めに摂ります。
(体重1kgあたり2.4g程度で計算)
※1.大型犬の場合はこれに当てはまらないため文末に説明します。

<体重5kgのパートナーの給与量目安>
・粗タンパク質29%以上のフードの場合の給与量【およそ41g】
計算方法:5(体重)kg×2.4(摂りたいタンパク質量)g÷0.29(フードの粗タンパク質)=41g
(参考フード)トライプドライ ベニソントライプ

・粗タンパク質20%以上のフードの場合の給与量【およそ60g】
計算式:5(体重)kg×2.4 (摂りたいタンパク質量)g÷0.2 (フードの粗タンパク質)=
(参考フード)ウルトラプレミアム スウィートポテト&ベニソ

上記のとおり、粗タンパク質量が高いほど給与量は少なく、粗タンパク質量が低いほど給与量は多くなります。
まだ食欲旺盛、活発なパートナーではこの量ではエネルギー不足です。
タンパク質以外の炭水化物(穀類やイモ類)や脂質(オイル類)でエネルギーを補いましょう。

【エネルギーアップのための参考商品】
プライムライス
野菜&フルーツ・フレーク
クリルオイル

食欲がない場合の工夫

食欲が低下し食べられない状況の場合は、やはり獣医師に相談が必要です。
もともと好き嫌いが多いパートナーやハイシニア期には食べさせることに苦労しますね。
その場合は、食べられるフードを見つけたり、食べさせる工夫が必要です。

ドライフードに見向きもしない場合は、比較的嗜好性の高いウェットフードや手作り食の方が食べてくれる場合があります。

<ウェットフードをメインに使うレシピ>
・今日の晩ごはん:鶏肉とかぼちゃの(腎臓ケア用)レシピ


おわりに

今回はあくまで与えられる療法食が無いときの調整法をお伝えしました。
食べられる療法食があれば、もちろんそちらを優先してくださいね。
食事が合うかどうかは体質によって変わります。
必ず定期的な検査を受けて調整してくださいね。

最後に、療法食を与えるタイミングは獣医師の診断によるものです。
勝手にタンパク質を制限しないようにしましょう。
タンパク質は過剰も不足も体に負担がかかるので注意してくださいね。

パートナーの食事のお悩みが解決しますよう願ってます。


※1.大型犬は体重あたりの必要タンパク質量は小型犬よりも少ないです。 メーカーによっては今回案内した計算だと健康時の給与量より多くなることがあります。 その場合は、健康時に与えていた量よりもタンパク質量を抑えられるよう調整した上で健康状態を観察する必要があります。(獣医師にご確認の上、与えてください)

不明点などありましたら、GREEN DOGのケア・カウンセラーまでお気軽にご相談ください。
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