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夏バテ予防には「脳」をいたわる食事
スタッフコラム26話目
みなさんは犬にも夏バテがあることをご存じですか?
夏に起きる体調不良のことですが、実は春から始まっています。
それは脳と関係が深いんです。
今回は夏バテの原因と、予防のための食事をペットフーディストが説明します。
犬の夏バテとは
夏バテは、夏に起きやすい体調不良のこと。
私たちも注意が必要です。
パートナーのわかりやすい症状は「食欲がない」。
夏が近づくとフードを食べなくなったというお悩みが多くなるんです。
夏バテの原因の多くは気温差による「自律神経の乱れ」。
<自律神経の働き>
体温、消化・吸収、心拍など、体内のさまざまな機能を調節しています。
体温調節の仕事が増える時期は自律神経が疲れます。
そのため寒暖差が激しい春から体は疲れが出始めているのです。
犬の場合は湿度の高さも体温調節に負担をかけるので雨が多い時期も大変ですね。
<自律神経が乱れたら>
自律神経は消化・吸収の機能も調節しているので、お腹の健康に影響します。
消化が正常に行われないので食欲がわきません。
栄養の吸収が悪くなれば元気も出ませんね。
体がだるそうなときはできるだけ消化に良いものを与えましょう。
夏バテには脳をサポート
自律神経の重要部分は脳幹にあります。
脳内で作り出す物質には自律神経を整えるものもあるんですよ。
そのため「脳」がきちんと働けるようにすることが大事。
<脳のサポートに役立つ栄養素>
1. 脳がエネルギーを使うときに必要なもの
ビタミンB1,B6:かつお、いわし、鮭、卵、豚肉、鶏肉、レバーなど
2. 神経を伝達する成分を作りだす材料になるもの
トリプトファン(必須アミノ酸):肉類、魚類、トマト、発酵食品、バナナなど
3. 水分が不足しないようにすることが大事
これらはけっこう身近な食材が多いんですよ。
その中でもパートナーに与えやすいものや消化に負担をかけない低脂肪なものを選ぶと良いでしょう。
いつものごはんに少しだけプラスしてみてはいかがでしょう。
<参考商品>
・いつものごはんにトッピングしやすいウェットフード
■リコピンプラス(ホース)
主役の馬肉や豚レバーは元気補給にぴったり。トマトを使ったペースト状のごはんです。
・おやつに噛み応えのある少し硬めのクッキー
■ドットわんフルーツクッキー バナナ
米ぬか、バナナ、鶏レバーといったビタミンB群が豊富な材料で作っています。
まとめ
体温調節の負担を減らすためには、できるだけ涼しい時間に運動させることも大事。
暑いからと散歩を控えてばかりいては不健康ですね。
きっとパートナーは家族の健康のためにも早起きを願っていると思います。
規則正しい生活と適度な運動、そして出来る範囲で食事の工夫を。
みんなでかる~く夏を乗り越えましょうね!
ご相談は無料
ごはんの窓口はこちらから筆者
ペットフーディスト、 アドバンス・ホリスティックケア・カウンセラー、 ペット栄養管理士、 犬の食事療法インストラクター上級師範
山本 由能(やまもと ゆの)
現在の愛犬との生活がきっかけで犬の食事や心のケアについて勉強を始めたことがご縁となりGREEN DOG & CATへ。
自身も飼い主のひとりとして愛犬との生活を楽しみ介護も経験。
日々の業務では主に犬の栄養学や健康維持に関する情報を発信しています。