2018.12.25子犬のケア

楽しいお散歩のために 子犬に合った首輪・ハーネス(胴輪)の上手な選び方

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犬のお散歩セット・首輪とリード

犬を飼いはじめたら楽しみのひとつになるのが、お散歩です。そのとき必要になるのが、飼い主と愛犬をつなぐ首輪やハーネス。

それらは例えるならお母さんと子供が手をつなぐようなもの。お母さんとしっかりと手をつないでもらった子供は、安心して歩くことがでますよね。

今回は、首輪とハーネス、それぞれの違いや選び方、選ぶ際の注意点をご紹介します。

なぜつける?首輪やハーネスの重要性

首輪やハーネスは、犬が突然飛び出して事故に合わないよう、また他の人や犬に危害を加えないよう、危険から守ってくれる大切なものです。

また、公共の場にいるすべての犬は鑑札や注射済票をつけることが義務付けられています。言葉がしゃべれない犬にとって、発見者に自分の身元を伝える大切な道具。

ほとんどの飼い主さんが首輪やハーネスに装着して使うものなので、その意味でも愛犬に合ったものを正しく選ぶ、ということはとても重要なことです。

首輪・ハーネスに関するギモン

首をかしげる犬

いつから着ければいいの?

子犬の場合ワクチン接種後2~3週間後を目安にお散歩をスタートします。ですので、この期間にお部屋の中で散歩デビューのための準備を始めておくとよいでしょう。

子犬が首輪やハーネスを嫌がる

まずは頭をよしよしとなでる延長で首回りもなでて、首を触られることに慣れさせます。

首回りを触れられることに慣れてきたら、おやつを見せながら着けてみましょう。スムーズに着けることができたら、大げさなくらいほめて、おやつも与えます。

遊ぶのが好きな犬であれば、首輪やハーネスをつけたまま遊んでもいいでしょう。そしてしばらくしてから外して、外した首輪やハーネスを犬に見せ、またほめてあげましょう。

これを繰り返すことで、犬に首輪やハーネスをつけるといいことがある、と学習させます。ここまできたら、徐々につけている時間を長くしていけばOKです。

大切なことは、無理につけたり、叱ったりしないということです。

なかなか思うように進まないときは、リボンやバンダナを巻くことに慣れることを目標にしてみましょう。リボンやバンダナで先ほどの首輪やハーネスに慣れさせる方法と同じことを繰り返し、慣れてきたら首輪にチャレンジしてみてください。

首輪はつけっぱなしでいい?

飼い主さんと愛犬の性格や考え方にもよりますが、基本犬に負担がなく嫌がらないのであればつけたままでも問題ありません。

ずっとつけておくのはかわいそう…という飼い主さんもいることかと思いますが、実は迷子になる犬のうち、「雷や花火など大きな音に驚いて飛び出した」「ドアや門の隙間から出て行った」など、家にいるときに脱走している、という理由*があげられています。

もしマイクロチップなどを入れていないのであれば、愛犬の負担にならない範囲で首輪と一緒に迷子札を家でもつけておいてあげるのがいいかもしれません。

そのとき、椅子の足や引き出しの角などに引っかかってケガなどしないように、前もって引っかかりそうなものがあれば移動させるという対策をしておきましょう。

*「環境省収容動物検索情報サイト」より

それぞれの選び方と注意点

どちらが向いているかは犬によって違います。それぞれの特徴を知って、ご自身の愛犬に合ったものを選びましょう。
サイズの測り方
サイズの測り方

©GREEN DOGウェブサイトより

首輪(カラー)

首輪には素材やデザイン性の高いものなどさまざまなタイプがありますが、ベルトタイプやバックルタイプが一般的です。

 こんな犬におすすめ:

  • トレーニング中(首輪を引いて、合図を伝えることができる)
  • 散歩に行くときうれしすぎてはしゃいでしまう(ハーネスと比べ着脱が楽にできる)
  • 散歩以外の時も首輪をつけておく(首輪をつけたままでも負担なく生活できる)

 こんな点に注意:

  • 首や気管支に負担がかかってしまうため、ひっぱり癖のある犬は避ける
  • 頭の小さい犬や首の細い犬は何かの拍子で首輪がぬけてしまうこともある
  • ずっと首輪をつけおく場合は、かぶれや首輪との摩擦が原因で毛が切れてしまうこともある
  • 素材はやわらかいものや伸縮性があるものを選び、金属でできたチェーンタイプのものは避ける

【首輪の選び方】
ゆるすぎると、首が抜けて事故につながる可能性があり、逆にきついと首に負担をかけてしまいます。

サイズを測るときは、首の付け根あたりを測るようにしてください。特に毛の長い犬や、毛量の多い犬は毛をかき分けて、採寸の数値より若干の余裕を持たせてから測りましょう。

首輪と首の間に人の指が2本入るくらいの余裕があるといいとされています。子犬の成長はとても早く、あっという間に首輪がきつくなってしまいます。

きつい首輪は、犬にとってここちよいものではないので、定期的に首輪がきつくなっていないか見直すことも忘れずにしてあげてくださいね。

子犬の時期は常に好奇心旺盛でじっとしていないことが多く、なかなか測ることができない場合もあります。そんなときはおやつをあげておとなしくしている間か、誰かに抱っこしてもらった状態で測るとよいでしょう。

慣れていないうちは、軽めのものを選ぶようにしましょう。また、耐久性があるということも大切なポイントになります。

ハーネス(胴輪)

ハーネスは犬の胴体につける犬具です。ハーネスをしている犬として有名なのは、盲導犬や介助犬です。

特徴は、犬が引っぱっても力が分散される点です。そのため、首輪のように首に負担をかけることが少なくてすみます。

ハーネスには、数字の8のような形になった「8の字型」や洋服のベストのような「ベスト型」があります。

 こんな犬におすすめ:

  • ひっぱり癖がない(首輪のようにコントロールできないため、犬は好きな方向に行ってしまう)
  • パグやフレンチブルドッグ、ペキニーズなどの短頭犬種(鼻ぺちゃ)で呼吸器が弱い
  • 首回りが細い(引く力が分散されるので、呼吸器に負担がかかりにくい)

 こんな点に注意:

  • 犬が引っ張りやすい構造ゆえに、引っぱり癖のある犬には使いにくい
  • 体型によっては抜けやすい
  • 首輪よりも着脱に手間がかかる

【ハーネス(胴輪)の選び方】
首輪と違って、ハーネスの場合体を覆う部分が大きいため、より体に合ったサイズであるかが重要になります。

特にミニチュアダックスやコーギーなどは、足が短いため脱げやすい犬種です。正確なサイズを測り、合ったものを購入しましょう。可能であれば試着してから購入することをおすすめします。

また、毛の長い犬がハーネスを付けるとベルトの当たる部分の毛がからまってしまうことがあります。特に脇部分の毛がからみやすいのですが、対応策としてトリミングの際に、その部分を短めにカットしてもらうとよいでしょう。

おわりに

多くの犬は、いきなり首輪やハーネスをつけると嫌がることが普通です。そんなときは、あせらず徐々に慣らすようにしてくださいね。

また、首輪やハーネスは、使い続けることにより素材が劣化して使用中に切れてしまうことも。そうならないためにも定期的なメンテナスと点検を忘れずに行うようにしましょう。

散歩ができるようになると犬にとっても、みなさんにとっても新しい世界が待っています。愛犬に合った首輪やハーネスを選んで、ともに光を浴び、風を感じて笑顔になる、そんな素敵な時間を楽しみましょう。

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「犬のココカラ」編集部 チームGREEN DOG 監修・執筆

「犬のココカラ」編集部 チームGREEN DOG 監修・執筆

GREEN DOGの獣医師、トレーナー、カウンセラー、グルーマーなど犬の専門資格を持ったプロたちが一つのチームとなって、責任を持って執筆または監修しています。