2018.12.21その他の体のケア

グルーマーさんに聞きました!自宅でできる愛犬の爪切りのコツ

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愛犬が嫌がらない爪切りのコツ

愛犬の爪切りはどうしていますか?犬の爪は放っておくと伸び続けます。特に屋内で暮らす場合は自然に削れることがないため定期的に切る必要があります。爪が伸び過ぎると何かにひっかけて折れたり抜けたりするといった事故が起きやすくなりますし、足そのものにも負担がかかってしまうからです。

ですが、自宅での爪切りは飼い主自身が不安な場合や、愛犬が嫌がるから出来ないというお悩みは多いものです。そこで今回はホリスティックケア・カウンセラーの山本が経験豊富なグルーマー:北口さんに爪切りのコツを聞きました。

・北口さん:GREEN DOG SQUARE(神戸)勤務。

爪切りの基本

爪切りが難しいと感じている飼い主さんの中には、道具選びや使い方を間違えていることが多いようです。また、つい無理をして爪切りが嫌いにしてしまうことがありますので、まずは根気良く少しずつ慣らしてあげることが大切。コツがわかれば自宅での爪切りも難しくないはずです。

爪切り道具の選び方、切り方

爪切りはギロチンタイプがおすすめ

ギロチンタイプの爪切り

ギロチンタイプはハサミと違い、ハンドルを握るとカッター部のみが小さく動いて爪を切る仕組みです。

ギロチンタイプがおすすめの理由

ハサミよりも安定感があり、切る位置を間違えにくい
先端(カッター部)の丸い穴の中に爪を入れて切るため、ハサミよりも安定感があり、切る位置を間違えにくいのです。

爪切りの正しい持ち方

爪切りの正しい持ち方
ハンドルの動かない側(まっすぐな部分)を親指で、動く側(カーブしている部分)を4本指で持ちます。爪切りのカッター部分は2枚になっており、動く側と動かない側があります。正しい持ち方(上の写真参照)だとカッターの動かない方が愛犬に接するため、誤って被毛を引っ張ったり、皮膚を傷つけたりすることが防げます。

足の持ち方

指で毛を後ろ側に押さえこんで爪をしっかりと出しておきます。
犬種によって毛足が長い場合は、指で毛を後ろ側に押さえこんで爪をしっかりと出しておきます。爪切りに毛が引っかかることも愛犬が嫌がる原因になります。

仕上げは滑らかに

仕上げは爪やすりを使用する
爪を切ったあとは、爪やすりを使って滑らかになるよう角をとります。切りっぱなしだと愛犬が体を掻くときに皮膚を傷つけてしまう可能性があり、私たちも引っかかれると痛いですよね。爪やすりが小さすぎると使いづらく、愛犬が嫌がってしまう原因になります。写真のようにしっかり持ち手がついているものが使いやすいでしょう。

切り方と黒い爪の対処法

小さく角を落とす

爪の中には神経が通っている血管があり、誤って切ってしまうと犬は痛みを感じます。これも爪切りが嫌いになる大きな原因です。血管まで切らないよう少しずつ小さく角を落とすようにカットするのがコツです。

頻度の目安

爪切りは月に1から2回程度で行います。犬種や歩き方によっても爪が伸びるスピードに差が出てきます。
<例>
・フレンチブルドッグ…しっかり足先に体重をかけて歩くので、散歩中に爪が削れやすい
・チワワ…体重が軽いため、爪が自然に削れることが少ない

爪が伸びると中の神経が入った血管も伸びてくるので、伸び過ぎないうちに切るようにしましょう。特にシニア犬は足を痛めて運動が出来なくなるとすぐに筋肉量や代謝が落ちるので気をつけたいものです。

黒い爪の切り方

白い爪は血管が外から透けて見えますが、黒い爪だとどこまで切ればよいかわかりませんね。その場合も小さくカットしながら断面を確認するのが良いでしょう。
黒い爪の切り方
黒い爪:イラスト1のように、黒い爪の中には神経が通っている血管(ピンク色)の部分と硬い爪との間には柔らかい膜(灰色)があります。Aの断面は切り過ぎの場合で、血管が見えて出血します。
爪の断面は通常乾いた状態ですが、Bの断面のように爪の中央あたりに色が違う膜が見えることがあります。触ると柔らかく湿っています。これ以上切るとAのように出血しますので注意しましょう。

出血した場合の処置

うっかり切り過ぎて血が出たときは、コットンで押さえておけば比較的すぐに止血できます。動物病院で使っている止血剤を分けてもらっておくのも良いでしょう。ただし、止血剤はつけた瞬間は痛みがあるようです。ちまたでは小麦粉や片栗粉でも止血剤の代わりになるという情報がありますが、衛生面に注意が必要でしょう。また、菌感染を防ぐために出血した直後はできるだけ砂地やぬかるんだ地面を歩かせるのは避けるようにしましょう。

愛犬が嫌がらない爪切りのコツ

爪切りは少しずつ慣らし、無理をしないことが大切

保定の方法

保定とは、愛犬が怪我をしないよう出来るだけ動かないよう、暴れないように安定した状態になる抱き方のことです。パートナーにとってどの姿勢なら我慢できるかは違ってきます。たとえば写真のパートナーは、人の太ももの間に仰向けで寝ることでケアをしてもう時間と認識してくれていますが、仰向けにされることが苦手なパートナーもいますので、決して無理強いしないように気をつけましょう。

はじめは1本ずつから

はじめて爪切りを行う場合、いきなり切り始めるのではなく、愛犬が落ち着くまであせらずに待ちましょう。あらかじめ爪切り道具の匂いを嗅がせておくのも良いことです。見たこともないものが近づくと興奮したり緊張したりと落ち着きがなくなってしまうからです。

愛犬が落ち着いたら、初日は1本だけ切っておわりにします。場合によっては爪切りを当てるだけで終わらせたほうが良い場合もあるでしょう。爪切りを我慢できたらオヤツをもらえたり褒められたりするというご褒美を与え、『爪切り=良いことがある』と覚えてもらいましょう。嫌がってしまう前にやめることも重要です。

不安ならプロにお任せする

もし飼い主も愛犬もお互いが爪切りに慣れておらず不安があるなら、ペットサロンや動物病院などプロにお任せしましょう。まずは愛犬が爪切りに慣れることを優先し、その後、飼い主も自宅での爪切りにチャレンジすると良いでしょう。

まとめ

爪切りは、大切なケアであり定期的に永続的に行う必要があります。注意深く行えば決して難しい作業ではありません。ただし、不安を感じる場合は、ペットサロンや動物病院などプロにお願いするという割り切りも必要です。上手に切ってもらえることはもちろんですが、場所が変わると愛犬も意外なくらいに受け入れてくれることがあるからです。

写真のパートナーは、パピーの頃からサロンで爪切りをしてもらっているため、ストレスも少なくとても落ち着いていられます。このような状態が理想的ですね。
どの方法が愛犬にあっているか観察しながらチャレンジしてくださいね。

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山本 由能(やまもと ゆの) シニア犬カウンセラー、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

山本 由能(やまもと ゆの) シニア犬カウンセラー、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

現在の愛犬との生活がきっかけで犬の食事や心のケアについて勉強を始めたことがご縁となりGREEN DOGへ。日々の業務ではパピーからシニア犬までさまざまなお悩みに対応しています。最近は介護やペットロスについてのご相談も増えてきました。自身も飼い主のひとりとして一緒に悩み考えることで研鑽を積んでいます。
山本 由能(やまもと ゆの) シニア犬カウンセラー、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

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