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愛犬の「夏の冷え」にご用心
スタッフコラム43話目

家の中で快適に過ごしているはずのパートナー。
真夏は問題なかったのに、過ごしやすい気候になったころに不調が出るのはよくあること。
いつも通りの生活なのに軟便や下痢など、お腹が弱ってしまう。
それは夏バテの症状であり暑さだけでなく「冷え」が原因かもしれません。
今回はパートナーの夏の冷え予防のためにできることをペットフーディストが説明します。
夏の健康維持に大事な3つのこと
夏は体温調節をする自律神経が大忙しになります。
暑さは当然ですが部屋の中の冷やしすぎは、さらに負担をかけます。
これらによる胃腸不良は自律神経の疲れがたまったときに現れるもの。
だから夏の終わりから秋にも体調不良が出ることが多いのです。
・部屋を冷やし過ぎない
・冷たいものを食べすぎない
・夜は早めに部屋を暗くして体を休ませる
これらは私たち(ヒト)の夏バテ予防で言われていることですがパートナーにも大事です。
◆体温調節のサポート
活動的なパートナーには、室温は22~26度、湿度は50%以下が快適です。
(ご使用の機器により設定温度の反応に違いがあります)
ただし、冷やしすぎには注意が必要。
クーラーによる冷たい空気は部屋の下部にたまりやすいのが特徴ですね。
特にシニア犬がゆっくり寝ている場合、体が冷えていないかこまめに確かめましょう。
部屋を冷やし過ぎないためのアイテムとしてひんやりするマットや通気性の良いリネン(麻)素材のベッドを利用してはいかがでしょう。
体の疲れをとるのに役立つ食べ物
夏の健康維持に疲労回復に役立つ食材もおすすめです。ただし、一度に大量ではなく少量ずつ。
食べ慣れないものをたくさん食べることも胃腸不良につながるので注意してくださいね。
◆鶏むね肉やマグロ:長距離を移動する鳥類や魚の筋肉、鶏なら羽を動かすための胸の筋肉にはマラソンなど持久力が必要な運動選手が注目している成分(イミダゾールペプチド)が豊富です。
【参考商品と使用例】
・フリーズドライ鶏ムネ肉
・マグロパフ
水を飲ませるときにおいしい味付けとして少し指先で砕いて入れます。
◆レモン果汁:犬が食べやすいリンゴやキウイにも含まれるクエン酸が豊富。胃を元気にする働きが期待できます。
食べ慣れないものを一度にたっぷり与えるのは避けましょう。少量ずつ、主食に混ぜたり水で薄めたり(スープ状)して与えてみてくださいね。
最後に
夏の疲れがたまったころ、夏の終わりや秋にお腹の不調が出てくるのはよくあること。
なかなか気づきにくいものですが、快適な状態かどうかは日々観察してあげましょう。
疲労回復の食材も食べる楽しみを増やしてくれますから、ぜひ試してみてください。
暑さ対策をするときは、冷えにも充分に注意しましょう。
いつもと違う下痢・嘔吐がみられる場合は、早めに動物病院で診てもらってくださいね。
商品選びにお悩みの際はGREEN DOGのケア・カウンセラーまでお気軽にご相談ください。
ご相談は無料
ごはんの窓口はこちらから筆者
ペットフーディスト、 アドバンス・ホリスティックケア・カウンセラー、 ペット栄養管理士、 犬の食事療法インストラクター上級師範
山本 由能(やまもと ゆの)
現在の愛犬との生活がきっかけで犬の食事や心のケアについて勉強を始めたことがご縁となりGREEN DOGへ。
自身も飼い主のひとりとして愛犬との生活を楽しみ介護も経験。
日々の業務では主に犬の栄養学や健康維持に関する情報を発信しています。