愛犬の体作り~運動と食事の良い関係

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愛犬の体作り~運動と食事の良い関係

スタッフコラム64話目

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みなさんはパートナー(愛犬)の体作りには何が大事だと思われますか? お散歩に毎日行き、与えたフードは喜んで食べて、元気いっぱいに見えるならまずは問題ないですね。 だけど、筋肉がしっかりついているか、理想的な体型か、という視点だと少し違うかもしれません。

若くて活動的な年齢では気にならなくても、年齢を重ねると目的を意識した運動が必要なケースが増えます。 ゆっくり自由に歩く散歩や生活活動以外の運動という意味で、健康長寿に役立つものです。 運動だけでなく食事も同時に調整するとより効果的です。
シニア期に入ってからのリスクを出来るだけ下げるために運動と食事の関係に注目してみませんか。 難しいことではなくパートナーの状態に合わせて調整するという意味です。

身近なお悩みでは、ダイエットが必要なときは運動量と食事量のバランスが必要です。 逆に「食べない」というお悩みも食事内容だけでなく運動を意識することで 解決できる場合があります。 筋肉をつけたいなら、どんな食材が良いかなど。

今回は運動と食事の良い関係についてちょこっと意識したいことをペットフーディストの山本が説明します。

愛犬の運動といえば、まずはお散歩。 目的によっては普段のお散歩に運動を少しプラスします。

 

お散歩はパートナーにとっては待ちに待ったお楽しみ。 ぷらぷらゆっくり歩いたり、立ち止まったり、自由に歩きたいですね。 気分転換や排泄(マーキングをしたかったり)、お友達とあいさつしたり... 何より飼い主との時間を喜んでいるパートナーは多いのではないでしょうか。

もちろん、お散歩も運動のひとつですが、運動が必要な場合は単にお散歩の時間を延ばすだけでは 目的を果たすのは難しいのです。

 

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<運動の方法>

・散歩の中で数分でも駆け足の時間を入れる

・登坂や階段を上る

・距離を延ばす

 

運動の目的は代謝を上げることと、筋肉量維持です。 あくまで健康な場合、ハァハァと息が荒くなるくらいの運動を目指します。 けっして長時間ではなくて大丈夫です。私たちもたった5分小走りして息を切らしたら 汗が出てきますよね。そういうイメージです。 短い時間でもしっかり体を動かすことで、代謝をあげられます。

犬は前肢に重心がかかっているので後肢を使う登坂や階段を散歩コースに入れることがおすすめです。

<メリット>

・肥満防止

・筋肉量の維持(老後の生活の質を維持できる)

・健康的な食欲維持

 

代謝をあげることは、エネルギーを余らせない、体の隅々まで栄養を届けること、に役立ちます。 「食べない」という悩みも代謝をあげることで、健康的な食欲が出てくることがあります。 自律神経(食欲とも関わる)を整えることも運動に期待できることです。

体作りに大いに関係するのが食事。運動と相乗効果を期待するためにも意識したいです。

①太り気味=エネルギーが余っている(運動量が少ないor食事量が多い)

<見直しポイント>

・1日5分でも代謝アップの運動を取り入れる。

・おやつは半分にする、フードは2割を限度に減らしてみる。

・フードを減らす代わりに野菜スープをプラスする。

※水分豊富な食事は栄養の循環をスムーズにし代謝アップをサポートします。

【参考商品】
たっぷりきのこの黄金ベジタブルブロス
テラカニス オレンジフルーツ&ベジタブル
テラカニス レッドフルーツ&ベジタブル
テラカニス グリーンフルーツ&ベジタブル

②痩せ気味(太らせたい)=エネルギーが不足している(食事量が少ないor運動量が多い)

<見直しポイント>

・小食の場合はカロリーの高いフードが良いのですが、消化能力によっては負担がかかります。 消化の負担が少ない低脂質なフードをベースにして少し肉類を足すなど消化に負担をかけずにカロリーを増やすことを試してみましょう。 または消化酵素を足して消化のサポートを試してみてください。

  

・活動量が多すぎてエネルギー不足の場合、少しパートナーが考えて行動するトレーニングを取れ入れる。 知育玩具の利用や、食事は少量頻回(1回の量は少なく回数を増やす)で与えてみるなど。

  

・食後はリラックスできる時間にする(甘味のあるものを少しだけ舐めさせるなど)甘みのあるものは 心の安定や安らぎを導くのに役立ちます。 食後という意味では歯磨き用ジェルの甘みがあるものは利用価値があります。

 

【参考商品】
甘いから大好きになる歯磨き習慣用ジェル
歯にマヌカPK(Puppy&Kitty)

   

③食欲がない(偏食、栄養不良が心配)、運動不足が心配

<見直しポイント>

・①太り気味、②痩せ気味の該当箇所を参照ください。

・少しずつ運動量を増やしてみましょう。 すぐには変化が見られなくても継続していくうちに、偏食や食欲がない状態を改善できる可能性は高いです。 パートナー自体が外を歩くのを嫌がる場合は、抱っこやカートを使って家の外に連れ出し帰り道だけ歩いてもらうのはいかがでしょう。 早く家に帰りたくて小走りになるというパートナーもけっこういるみたいですよ。

運動の目的として筋肉量の維持をしたい場合、良質なタンパク質を意識します。 筋肉は使う(運動する)ことで筋肉細胞が壊れる→修復する、を繰り返して太く大きくなります。 筋肉を修復するのにタンパク質を使うんです。

・効率よく栄養が摂れるのはやはりお肉

中でも脂質が少ない部位がおすすめ。消化に負担をかけず少量でしっかりタンパク質を摂るためです。 たとえば鶏肉のささみや馬肉、カンガルー、鹿肉です。

・与えるタイミング

運動後の食事に加えるのはベストなタイミングです。

ダイエットの味方

ラム肉はLカルニチンという脂肪を効率よくエネルギーに変える成分が豊富。太り気味のパートナーにおすすめです。といっても、与えると痩せるという夢のような食材ではありません。エネルギーが余ると脂肪として貯えられることは他のお肉と同じ。運動をしっかりした時だけ少量与える、またはダイエットの必要性が高ければフードと少量ずつ置き換えると良いでしょう。

シニア期の注意点

シニア期はタンパク質の過剰摂取は腎臓に負担をかけます。 運動が少ないのにタンパク質だけ増量するのは避けましょう。


【参考商品】 いつものフードに少量ずつトッピングするのに便利な商品です。

【参考商品】
エゾ鹿肉のフリーズドライ
馬肉パラパラミンチ
エゾ鹿肉パラパラミンチ
フリーズドライささみ
ラム肉 赤身パラパラミンチ

運動と食事の良い関係についてお伝えしました。 体は動かさないと動けないようになってきます。近年のリモート勤務や外出自粛により 心身の不調を訴えるヒトが多くなっています。 私たちもパートナーも状況に合わせて運動と食事を意識していきたいものです。

体を動かして、ごはんがおいしく食べ、健康な体作りが出来るといいですね^^

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お散歩大好きなご家族も、少し苦手なご家族も、運動の側面からパートナー(愛 犬)の喜びを一緒に考えたい。そんなGREEN DOGのコミュニティです。

フードやサプリメント選びにお困りの際は、お気軽にGREEN DOGのごはんの窓口にお問い合わせください。

筆者

愛犬とペットフーディスト

ペットフーディストアドバンス・ホリスティックケア・カウンセラーペット栄養管理士犬の食事療法インストラクター上級師範

山本 由能(やまもと ゆの)

現在の愛犬との生活がきっかけで犬の食事や心のケアについて勉強を始めたことがご縁となりGREEN DOGへ。
自身も飼い主のひとりとして愛犬との生活を楽しみ介護も経験。
日々の業務では主に犬の栄養学や健康維持に関する情報を発信しています。

GREEN DOGへようこそ はじめての方へ伝えたい、わたしたちのこだわり。

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