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スーパーフード「モリンガ」とは?注目すべき成分や愛犬への与え方
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「スーパーフード」と聞くと、アンチエイジングや免疫力アップなど機能性栄養素のイメージが強いですね。体に良いなら愛犬(パートナー)にも与えたくなりますが、注意も必要です。
今回は犬にも与えられるスーパーフード「モリンガ」についてメリット・デメリットについて説明します。
スーパーフード「モリンガ」とは

スーパーフードは少量でも健康のために大きな働きを持つ食材のことをいいますが、今回注目するのは、「モリンガ」です。
聞きなれないかもしれませんが愛犬にも与えられるスーパーフードとして、特に薬膳に興味のある飼い主さんには人気です。
インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」にも記されているほど古くから民間療法に利用されてきました。近年では食物が持つ栄養素の研究が進んでいますが、モリンガには「フィトケミカル」が豊富なこともわかっています。
フィトケミカルの主な働きは抗酸化作用です。酸化を防ぐこと=老化を遅らせること。まさに健康寿命を延ばすためには摂り入れたいものですね。
神様がくれた木「モリンガ」
日本では聞きなれなくても、アフリカなどの途上国では子供たちを栄養失調から救うための食材として注目されています。というのも、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなど、私たち(もちろん犬も)が生きるために必要な栄養が豊富に含まれているからです。
愛犬のために注目すべき成分
BCAA
筋肉のエネルギー源である必須アミノ酸の3兄弟(バリン、ロイシン、イソロイシン)が豊富。モリンガは植物でありながら鶏肉と同等量が含まれています。
ポリフェノール
正常な細胞を傷つけてしまう「活性酸素」の働きを抑える働きを持ちます。赤ワインに含まれていることで有名ですね。モリンガは赤ワインの7倍量を含みます。
ギャバ
私たちや愛犬の体の中にも含まれるアミノ酸の一種で、興奮しすぎた神経を落ち着かせるのに役立つといわれています。落ち着かない、夜鳴きをする、ストレスでお腹を壊しやすいような場合におすすめの成分です。
モリンガの与え方

食品として購入できるモリンガはパウダー(粉)やタブレット(粒)などに加工されたものであり植物の形状のままではありません。そしてモリンガそのものは栄養価が高いため与える量は少量。お腹に負担が少なく摂り入れられるのが嬉しいところです。
パウダー状ならウェットフードや手作り食に混ぜやすいです。ヨーグルトに混ぜたりクッキーの材料として使うのもいいでしょう。
モリンガパウダーを与える量の目安
小型犬の一日量として耳かき1(0.05g~0.1g)から始めましょう。最大で小さじ1/4(0.5g~1g)と考えましょう。
このような素材について詳しいデータはないため、一般的なハーブ類を与える際の目安量を参考にしています。
このような栄養プラスとしての素材やサプリメントを与える際の基本ですが、心配な気持ちがある場合は与えないことです。また漫然と長期に渡り与え続けるのではなく、週に何回かの補助食品的な与え方をする、もしくは定期的な健康診断を受診して体質に影響がないかも調べておくことをおすすめします。
メリット
少量でビタミン・ミネラルが補給できるのがメリットです。愛犬が慢性的に次のようなお悩みがある場合には与えてみてはいかがでしょう。(もちろん病気の場合は動物病院で食事内容の指示が無い場合に限ります)
・元気がない
・お腹を壊しやすい
・皮膚や毛づやが気になる
・偏食気味(お肉系のおやつが多め、フードを食べない)
・太り気味
デメリット
・抹茶のような香りや苦味があるため、何かに混ぜた方が食べやすいでしょう。
・大量に与えると便秘や、脂溶性ビタミンが不足する可能性があります。
まとめ

モリンガは私たちと愛犬にとってとても魅力的な栄養価を持ちます。ただし体に良いからといって大量に与えることは避けましょう。体に摂りこむことで「体のために良い働きをする」は、体質に合わなければ良くない働き(いわゆる副作用)になる可能性もあるといえます。
モリンガを上手に使えば愛犬の栄養の不足を補うことができ、病気に負けない体づくりに役立ちます。ぜひ、愛犬の健康が気になる時には摂り入れてみてくださいね。