2020.06.26食事・ドッグフード , 皮膚・被毛のケア , 目のケア , 食事ケア

愛犬に鮭を与えるメリットと注意点

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サーモンを食べる犬
みなさんは愛犬に鮭を与えますか?
ドッグフードには、鮭(サーモン)を使ったものももたくさんありますし、私たちには馴染みの深い食材ですね。

実は愛犬の手作り食(トッピングも)では良いタンパク源というだけでなく、ほかにも貴重な栄養素を摂るためによく利用します。ただ、健康のために良い食材であってもそればかり大量に摂るとデメリットも生じます。

そこで今回は愛犬に鮭を与えることのメリットと注意点について、ペットフーディストの山本が解説します。

鮭を与えるメリット

たくさん運動する犬

 EPA/DHA
犬は私たちよりも多くのタンパク質を必要としますが、魚は体に必要な必須アミノ酸が豊富に含まれるという点で鶏肉や牛肉など同じく良質なタンパク源。だから鮭も犬にとっては良い食材になるのです。

そして鮭にはタンパク質以外にも魅力的な栄養素が含まれています。
お肉に含まれる脂肪分である動物性油脂は、体が利用するエネルギー以外にもいろんな働きがありますが、体に余るほど摂ると脂肪として蓄積されやすく、血液の健全な流れを阻害することもいわれています。魚の油は動物性油脂とは性質が違いエネルギーとして使われやすく、また脂質の中の成分であるEPA/DHAには心臓、関節、脳の健康に役立つことが研究されています。

 ビタミンD
魚の中でも特に鮭には、ビタミンDが豊富に含まれています。ビタミンDには、体内のカルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨を強くするという事で有名ですね。私たちヒトは日光を浴びることでビタミンDを生成することができますが、犬にはその能力がありません。したがって、食物から摂り入れなければならないのですが、鮭なら少量で充分ですよ。
(完全手作り食の場合、体重5kgの小型犬には5gの鮭(一日分)が目安量)

 アスタキサンチン
鮭の赤い色は、アスタキサンチンという強力な抗酸化作用をもつ栄養素によるものです。オイルなどで脂質をプラスするならサーモンオイル  や クリルオイル  が良いといわれるのはこのアスタキサンチンが入っているから。特に運動量が多いパートナーには与えておきたいものですね。

鮭(サーモン)の選び方と注意点

スーパーなどで買ってきた鮭をそのまま犬に与えても大丈夫でしょうか?
こんな質問をいただくことがあります。私たちが心配なく食べられるものであれば大丈夫です。

なかには犬なら少しくらい、質を落としても良いと思われがちですが、家庭犬として暮らしている私たちのパートナーは野生動物のようにタフではありません。新鮮さや質については気をつけましょう。
手作り食を食べる犬

生の鮭(サーモン)

近年は、お寿司のネタや刺身で食べられる「サーモン」がとても身近なものになっています。
脂が乗っていて私も大好きです。サーモンの特徴は脂質が多いこと。脂質が苦手なパートナーには与えない方が良いでしょう。

また、生の場合、鮮度が落ちるにつれて「ヒスタミン」という物質が増えます。中毒症状を起させるものですが、生の鮭を与えたら体を痒がった、またはお腹を壊したという場合には、アレルギー以外に鮮度の問題もあったかもしれません。できるだけ新鮮なものを与えてください。

塩鮭(紅鮭・白鮭)

焼いたら香ばしい香りがして食欲がそそります。サーモンより脂質が少な目なので与えやすいです。だけど、問題は塩分。一般的なドライフードには十分な塩分が含まれていますので、フードをしっかり食べた上に塩鮭を毎日与えるということは塩分過多になります。

たまのトッピングに少量使うていどなら気にすることではないですが、それでも心配なら塩鮭を与える日はドライフードを1/3くらい減らして、その分お粥(米が駄目な場合はじゃがいもやかぼちゃ)と一緒に与えると塩分過多を防げます。完全手作り食の場合、塩鮭を使うならビタミンD摂取のために毎日ほんの少量だけ使うと良いでしょう。

【参考記事】
犬の塩分の小話

まとめ

愛犬にとって鮭は良い栄養素を含むだけでなく風味も魅力的。普段は肉がメインの食事だとたまに違った風味のものを与えるととても喜んでいるのがわかります。
こういう嗜好性はやはり個体差がありますが、健康なときにほんの少量だけ与えて反応をみてくださいね。

どんな味が好みなのかを知っておくことは高齢期のケアにもきっと役立ちますよ。

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山本 由能(やまもと ゆの) ペットフーディスト、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

山本 由能(やまもと ゆの) ペットフーディスト、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

現在の愛犬との生活がきっかけで犬の食事や心のケアについて勉強を始めたことがご縁となりGREEN DOGへ。日々の業務ではパピーからシニア犬までさまざまなお悩みに対応しています。最近は介護やペットロスについてのご相談も増えてきました。自身も飼い主のひとりとして一緒に悩み考えることで研鑽を積んでいます。
山本 由能(やまもと ゆの) ペットフーディスト、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

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