2020.08.21食事・ドッグフード , 食事ケア

ぬめりの正体とは~愛犬の食器の洗い方

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ぬめりの正体とは~愛犬の食器の洗い方
愛犬の食器を洗う時に気になることはありませんか。犬は食べ終わったあとも名残惜しそうに食器を舐めまわしてピカピカにしてくれますが、いざ洗おうとするとなかなか落ちないヌルヌルしたぬめりが…。

愛犬の唾液がついているのだから当然と思いがちですが、このヌルヌルは唾液だけが原因ではないのです。そしてぬめりが付いたままにしておくのは問題。

今回はぬめりの正体な何なのか、食器の正しい洗い方についてペットフーディストの山本が説明します。

ぬめりの正体

ぬめりの正体
愛犬の食器と家族の食器は別々に洗いたいと考えている方は多いですね。あのヌルヌルのせいで愛犬の食器がとても汚いもののように感じているのではないでしょうか。実際、ぬめりは愛犬の唾液だけでなく「微生物(菌やウィルス)」が関わっています。

ぬめりが作られるわけ

犬の唾液からは歯を守るための物質が作られます。唾液内の糖やタンパク質がくっついてできる物質で歯をコーティングし歯を傷める「酸」などから守るためです。ですが残念なことにこの物質には食べかすや微生物がくっつきやすいのだそうです。
そして微生物は自分たちを守るためにバリアのようなもの作ります。それが「バイオフィルム」というぬめりの原因です。

私たちのまわりにも、身に覚えのあるぬめりが。お掃除をさぼっているとすぐに表れる場所としては台所や浴室などの水回り。口の中の細菌だけでなく、空気中にもさまざまな微生物がいるので、栄養分が豊富で居心地の良い場所を見つけるとすぐに繁殖します。

なので、ぬめりが残った食器で食事を与えるのは良くないですね。私たちやパートナーの体は微生物と共存していますが、異常な数の微生物が体内に入れることは危険です。それ以上に怖いのはバイオフィルムに体に有害な細菌やウィルスが入ってしまった時。想像するだけで怖いですね。

ぬめりを落とす方法

愛犬の歯についたぬめりは歯ブラシで物理的にこすらないと取れないように、食器についたぬめりもかなりしつこいです。その理由は愛犬の唾液と一緒になったヌルヌルはアルカリ性なので、私たちが食器洗いに使っている中性洗剤では落ちにくいのです。

そこでおすすめなのは、犬用の食器洗剤 。これまでぬめりを取るのに時間がかかると感じていた方にはおすすめです。
また、洗剤を使わずともぬめりをこすり落とせるペット用スポンジ を一緒に使うとなお時短が叶いますね。

知っておくと助かる!いざという時の洗い方

愛犬のケアの必需品として除菌スプレーもプラスしておきたい
みなさんは災害時の対策は考えておられますか?避難所でも自宅でも被災時に一番困ることはお水を使えないとき。
人の食器にはラップをかぶせて使うと汚れないので良いという方法がありますが、愛犬の場合はラップを飲み込んでしまう危険があるので使えません。

そんなときに食器を清潔にするには、水を使わなくても汚れを落とせるもの。しかも愛犬が舐めても大丈夫なものが必要になります。

食べ物のほかに愛犬のケアの必需品としてトイレシートは必ず備蓄していますよね。そこにプラスしておきたいのが除菌スプレー です。

食器の汚れもトイレシートでぬぐい取り、そのあとでしっかりシューッとスプレーして自然乾燥させれば完璧。
このスプレーは微生物(菌・ウィルス)のタンパク質に作用して除菌・不活化します。不活化したあとは「水」に戻るので愛犬が舐めても大丈夫。医療機器にも使用されるすぐれものです。

もちろん愛犬の足や家族の手の除菌にも使えますし、心配の多い避難生活だからこそ衛生面での心配を減らしましょう。普段からの除菌の習慣のためと、被災時のために準備しておくことをおすすめします。

まとめ

私の愛犬はイタリアングレイハウンドという小型犬で、口からよだれが出ているところを見ることがないタイプ。なので、食器がヌルヌルするというお悩みがあると聞いたときは意外に感じました。
犬は本当に犬種や個体差による違いが大きい生き物ですね。そのことが本当に面白く魅力のうちだと思います。

それでは愛犬との健やかな毎日のために、ぬめりのことも意識してみてくださいね。

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山本 由能(やまもと ゆの) ペットフーディスト、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

山本 由能(やまもと ゆの) ペットフーディスト、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

現在の愛犬との生活がきっかけで犬の食事や心のケアについて勉強を始めたことがご縁となりGREEN DOGへ。日々の業務ではパピーからシニア犬までさまざまなお悩みに対応しています。最近は介護やペットロスについてのご相談も増えてきました。自身も飼い主のひとりとして一緒に悩み考えることで研鑽を積んでいます。
山本 由能(やまもと ゆの) ペットフーディスト、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

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