2020.07.03一緒に。もっと、

もっとノーズ、プリーズ!〜ビビりも克服?ノーズワークで瓶ゲーム!~ノーズワークシリーズその11

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瓶の匂いを嗅ぐ黒ラブ

文と写真と動画:藤田りか子

前回のトイレットペーパーノーズワークに続いて、今回も物を並べてそこからターゲット臭を探してもらうノーズワークゲームを紹介します。題して「瓶ゲーム!」

ノーズワーク「瓶ゲーム」のおおまかな流れ

① 瓶を何本か並べる(5〜20本、いや、もっとでもいいですよ)
②その瓶のうち、ひとつにターゲット臭あるいはトリーツを隠す。瓶の中にポトリと落としても大丈夫。
③犬を連れてくる。そして「探せ」の合図を出す
④犬はにおいのついた瓶のところで何らかの反応を見せるはず。そこでご褒美のおやつを与える。

この遊びには二つの目的あります。嗅覚を使う脳トレであるほかに、瓶のようなグラグラして倒れて音がするようなものに犬を慣らすというメリットがあります。特にビビリの犬にとってはとても良い環境トレーニングとなるでしょう。ですから愛犬の肝っ玉鍛錬トレーニングもやりたいという飼い主さんにこのゲームはとてもおすすめです。ビビリの犬だからといって、過保護にするのはかえってその犬をより不幸にしてしまうでしょう。少しずつ聞き慣れない音や、見慣れない物体に慣らすことで、世の中の様々な事象に怖がる、ということを克服させてゆきましょう。その子の犬生がもっと明るく豊なものになるはずです。

もちろん瓶ゲームは大胆不敵な犬もウェルカムです!

ノーズワークを始める前に……ビビりな犬は瓶に慣らすところから始めよう

①瓶のグラグラを気にする犬はまず、瓶に慣らすことから始めてみましょう。最初は慣れた環境下で(たとえば自宅のリビングやその犬が寝ている部屋など)行ってください。瓶を一本置いておきます。おそらくビビリな犬はわざと気にしないフリをするはずです。なので、犬を無理やり引っ張ってきて、瓶を匂わせようとしたり、近づけようとさせないこと。その犬のテンポに任せて放っておきましょう。
②犬が自分から全く近づかないようであれば、その瓶を何日でもそこに放っておきます。こうすることで瓶を環境の一つにしてしまい、犬の感覚を鈍化させてゆきます。ある時、瓶のそばにすわって犬を呼んでみてください。その時に犬は気にせずによってきますか?よってきたら、トリーツを。与える時はトリーツを瓶の口のそばにかかげてみると良いでしょう。これよって将来瓶をにおうという行動が身についてきます。
③瓶を横に倒して、ゴロンと音を立ててみてください。愛犬の反応を見てみましょう。音をたてた瞬間にすぐにトリーツを与えます。まだ犬が怖がっているようであれば、瓶をそのまま横にして放っておきます。犬に「怖かったね〜」などとなだめる必要はなし。平静を装っていてくださいね。
④横に倒された瓶に愛犬が慣れたら、今度はわざと犬のすぐ目の前で2本ぐらいの瓶を倒してみます。そしてすぐにトリーツを与えます。トリーツを床にばらまいてもいいでしょう。こうしてビンが倒れる音に慣れさせます。

瓶に慣れたらトレーニング開始!

①瓶に慣れたらさっそくゲームのトレーニング開始です。ターゲット臭でノーズワーク遊びをしている人は、瓶にターゲット臭を入れてください。トリーツで行っている人はトリーツを瓶の中にポトンと落とします。
瓶の中にポトン
瓶の中にターゲット臭あるいはトリーツを入れます。私はいつもコングを細かく切ったかけらをターゲット臭にしているので、それを入れました。

②瓶をまず一つ犬の前に差し出します。おそらく鼻をつけると思うので、そこですかさずトリーツを与えます。トリーツを瓶に入れている人も、中のトリーツを取り出す必要はなく、瓶の口のところで予め手にしていたトリーツを与えます。
③2が上手に出来たら、空の瓶(トリーツやターゲット臭が入っていない瓶)の数を一本ずつ増やしてみましょう。犬が当たりの瓶に鼻をつけたらトリーツです。5本、あるいは10本まで増やすのは?
④ここからは、みなさんの独創性を活かしてみましょう。瓶をただ直線に並べるだけではなく、いろんなフォーメーションをつくってみます。たとえばボーリングのピンを並べるようにしてみるのは?
⑤ゲームは、さて犬は正しい瓶を探し当てるまでにいかに瓶をたおさずにサーチをできたか、です。友人の愛犬と競ってみるのはいかがでしょう。倒した本数の少ない方が勝ちです。ちなみに私は我が家の犬、アシカとラッコで競争させてみましたよ!以下の動画を見てみてくださいね!

また、こちらの動画は、ラッコとアシカの性格が瓶ゲームの時に現れたもの。ここでは瓶とともに缶も使っています。ラッコは大胆で何も気にしない犬。缶がガラガラ音をたてて崩れてもちっとも気にしません。

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藤田 りか子(ふじた りかこ)

藤田 りか子(ふじた りかこ)

ドッグ・ジャーナリスト。レトリーバー二匹と自然豊かなスウェーデン・ヴェルムランド県の小さな村に在住。スウェーデン農業大学野生動物管理学科にて修士号を得る。犬の繁殖管理や福祉の先進国スウェーデンはじめ北欧の犬情報はもとより、ヨーロッパ各地の純血種の知識に詳しい。著者に『最新世界の犬種図鑑』。 現在ノーズ・ワーク(嗅覚を使うドッグスポーツ)に夢中、コンペティターでもある。