2018.05.29その他の体のケア

【愛犬のホリスティックケア】犬とのドライブ~安全と車酔い防止~

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犬とのおでかけ手段として、公共交通機関は制限も多く、車がメインという方は多いのではないでしょうか。ドライブが好きな犬がいる一方、苦手な犬もたくさんいます。車が苦手だと楽しいはずのおでかけもなかなか楽しめませんね。また車が好きな場合でも、犬が窓から顔を出したり、犬を膝の上に載せて運転したりすることは道路交通法違反だということをご存知でしょうか。

今回は、愛犬のための車酔い対策と安全で負担の少ないドライブ計画についてホリスティックケア・カウンセラーの日笠が解説します。

犬の車酔いの症状

犬が車酔いする原因は人と同じで、車の揺れにより、耳の奥にある三半規管や前庭が刺激されることで起こります。しかし犬の場合はこれだけではありません。車に乗り慣れていない、車に乗ることが自分の嫌な経験につながると覚えている場合は、車が動いていなくても不安や恐怖心から車酔いのような症状が現れます。

落ち着きがない
大量のよだれが出る
あくびを頻繁にする
震える
鳴く
嘔吐する

犬の車酔いの原因別対処法

車酔いをする場合、まずは原因を探りましょう。原因によって対処方法は異なります。

1)車に乗り慣れていない

犬が受け入れられる範囲から徐々に車に乗ることに慣らしていきます。時間がかかりますが、トラウマにならないように焦らず取り組むことが成功の近道です。練習の場合も日を分けて行い、特にはじめのうちは短時間(例えば数分)のドライブにとどめておきましょう。車に乗ったら「楽しいことや嬉しいことが起こる」という経験をたくさんさせてあげましょう。

2)車に乗ると嫌なことが起こると覚えている

この場合も基本的には 1)と同じですが、すでに車に乗ることがトラウマになっているので、より簡単な場面からはじめるようにします。例えば停車している車に近づく、エンジンのかかってない車に乗る、そしてできたらご褒美という流れです。ご褒美は犬が大好きなものを活用します。上手くいかない場合は方法や褒めるタイミングが間違っている可能性があるので、プロのドッグトレーナーに相談しましょう。

3)車に対する恐怖心はないが酔う

身体的な問題なので、酔いにくい工夫が必要です。安全対策にも関わってくるので、ぜひ参考にしてください。

車酔い対策

大きく揺れない工夫が大切

車の揺れを軽減する

クレートをシートベルトなどで固定すると犬にとっても人にとっても安全性が上がり、身体の揺れも最小限におさえることができます。クレート内にクッションをいれるなどして、フィット感が上がるように工夫します。クレートは外出先でも便利なので、普段から慣らしておくことをおすすめしますが、できない場合はシートベルトを通せるタイプのハーネス を利用しましょう。また急加速や急ブレーキは揺れの原因です。車間距離をとり、愛犬が落ち着いて車に乗れるような運転を心がけましょう。

ドライブ前の食事について

胃の中に食べ物が残っていると、嘔吐しやすくなります。目安として出発の3~6時間前までには食事を済ませ、目的地に到着するまでは絶食をさせましょう。ただし空腹すぎると吐きやすくなる犬もいます。また犬によっては、ドライブ中もご褒美としておやつを食べているほうが、気持ちが安定するタイプの犬もいます。個体差があるので、愛犬のタイプに合わせて食事のタイミングや与える量は対応しましょう。

こまめに休憩する

気分転換に車から降りて散歩することは、車酔い予防に最適です。休憩の頻度は、少なくても2時間に1回、車酔いしやすい場合はできれば1時間に1回の休憩がおすすめです。パーキングエリアでは排泄を済ませ、必要に応じて水分補給も行いましょう。ただし外気温が高いなど道が熱いときは注意が必要です。愛犬がやけどしないように土や草の上ではない歩道(特にアスファルトやコンクリート)の温度にも注意しましょう。

暑さ対策

犬は暑さに弱く、特に夏は熱中症対策が必須です。理想の車内温度は、20~25℃。人が少し肌寒い程度を目安に車内の温度調整をしましょう。また夏場でなくても、エアコンのかかっていない車内は短時間であっても温度が上がります。犬だけを車内に残すことのないよう心がけましょう。また水分補給も忘れずに行いましょう。

適度な換気

車の独特なニオイが苦手な犬もいます。窓から顔を出すことは厳禁ですが、車内に空気がこもらないよう空気を入れ替えすることも心がけましょう。車内のニオイ原因は以下のようなものです。

芳香剤
車内で食べた飲食物
知らず知らずの間にしみついた汗
動物の毛や皮脂
靴に付着した泥や雨水
エアコン
タバコの煙

など。

ニオイを消すために使った芳香剤がかえって犬の車酔いをひどくしてしまう場合もあります。どうしても付いてしまうニオイについては重曹など、犬にもやさしいお掃除用品を使って清潔を保ちましょう。

車酔い予防におすすめのホリスティックケア

1)マッサージ

車に乗る30分~1時間前に行うのがおすすめ
①へその周りに円を描くようにやさしくなでます
②肉球をやさしく揉みます
③首から尾に向かって背中の皮膚をやさしく持ち上げます

2)アロマテラピー

ペパーミントの香りが好きで、普段から好んでペパーミントの精油の芳香浴をしている愛犬は、車内でもアロマテラピーがおすすめです。ただし、普段からこの精油に慣れていない犬の場合は使わないようにしましょう。

アロマについて詳しい記事はコチラ →アロマを活用!メンタルケア編~犬をリラックスさせる方法とは?

3)バッチフラワーレメディ

植物のエネルギーを用いたフラワーエッセンス。車に乗ることに緊張しやすい愛犬にはレスキューレメディ 、車に対する恐怖心がある愛犬にはミムラス という種類がおすすめです。

おわりに

今度のドライブはどこに行きたい?

犬の車酔いにはいろんな対策やアイテムがありますが、どれを選ぶかは愛犬のタイプによって異なります。まずは愛犬の心に耳を傾け、原因をさぐってから解決方法をみつけていきましょう。

愛犬も人も笑顔になれる余暇を過ごしてくださいね。

参考:ホリスティックケア・カウンセラー養成講座

ヤムヤムヤム

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日笠 克枝(ひがさ かつえ)ホリスティックケア・カウンセラー 、ペットマッサージセラピスト、愛玩動物飼養管理士1級

日笠 克枝(ひがさ かつえ)ホリスティックケア・カウンセラー 、ペットマッサージセラピスト、愛玩動物飼養管理士1級

ドッグライフカウンセラー 動物関連専門学校を卒業後、福祉関係の仕事を経てGREEN DOGへ。チーフカウンセラーとしてこれまで1000件以上の犬の健康・食事・しつけの相談を行う。現在はシニアカウンセラーとして相談を行うほか、専門学校での特別講義やセミナーなどでの講師としても活躍中。
日笠 克枝(ひがさ かつえ)ホリスティックケア・カウンセラー 、ペットマッサージセラピスト、愛玩動物飼養管理士1級

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