2018.02.02食事・ドッグフード

ドッグフードの選び方(3)グレインフリーとグルテンフリーの違いを解説!

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「グレインフリーのドッグフードが良い」「グルテンフリーのドッグフードがおすすめ」このようなペットフードの広告やインターネットの記事を目にする機会が最近増えてきました。実際、そのようなフードをペットショップの店員や獣医師に勧められたという飼い主さんも多いのではないでしょうか。

なんとなく犬に良さそうには聞こえるけど、なぜ良いのかまではわからない。そんな飼い主さんのために、流行に惑わされないための正しい知識と選び方をホリスティックケア・カウンセラーの日笠が解説します。

グレインフリー、グルテンフリーの違いとは

グレインとは

簡単に言うと、穀類のことを指します。代表的なものは米(白米・玄米)、小麦、とうもろこし(コーン)、オート麦などです。これらを元にした粉、例えば小麦であれば小麦粉もグレイン食材の1種です。

グルテンとは

小麦やライ麦など穀類の胚芽と胚乳の部分から生成されるタンパク質の一種のことです。食物アレルギーの原因になるタンパク質とも言われています。

『フリー』は使っていないという意味で使われますので、グレインフリーは穀物不使用、グルテンフリーはグルテン不使用、小麦不使用という意味で使われています。グレインフリーのフードは穀類自体が含まれませんので必然的にグルテンフリーということになります。

グレイン(穀類)、グルテンは与えてはいけない?

小麦はなぜ犬に与えないほうがよいと言われているのでしょう?

犬の食性

犬が本来メインで食べる食材(消化が得意な食材)を考えた場合、一番に候補に挙がるのは肉です。肉食系雑食性であるため穀類も食べることはできますが、草食動物のように穀類を消化するのに適した消化器官をもっているわけではありません。そのため、グレインやグルテンを消化するのが苦手な体質の犬は多いと考えられています。実際これらが含まれている食事をとることで、上手く消化ができずに便がゆるくなったりアレルギー反応がでたりするケースがあります。

ダイエット

小麦、白米など穀物の多くは血糖値を急激にあげる『GI値(グリセミック・インデックス)』が高いものが多く肥満を招きやすいことから、これらを含まないグレインフリーやグルテンフリーのペットフードはダイエット(減量)という視点でも注目を集めています。

ただし、穀類が含まれていないからといってダイエットに向いているとは限らず、たとえばイモ類のように穀類以外にもGI値が高い食材は多いからです。反対に穀類が含まれていても繊維質が多く含まれていればGI値が低くなります。つまり、ダイエット向きのフードかどうかの判断は原材料全体をみる必要があるのです。

パートナーの体質をよく理解することが大切

犬の食性、ダイエットもあくまで考え方の一例であって、すべての犬に当てはまるわけではありません。グレインフリーのフードに変えてから、アレルギー症状に悩んでいる犬の症状が緩和したり、肥満気味な犬が減量に成功したりするケースはありますが、そうでないケースも実際はあります。

また体質によっては穀物を必要としているパートナーもいるので、身体に悪いものだと決めつける必要はありません。

体質別ドッグフードの選び方

どのフードが合うかはたとえ同じ犬種でも固体によって違います

グレイン、グルテンを使ったフードがおすすめのパートナー

・穀物や小麦に対するアレルギーがなく、もう少しエネルギーがほしい(太らせたい)
・動物性タンパク質や脂質をたくさん摂ることができない

グレインフリー、グルテンフリーのフードがおすすめのパートナー

・皮膚に痒みや炎症などなんらかの症状がある
・なんとなくお腹の調子が悪い(便の状態が整わない)
・皮膚だけでなく体のどこかに炎症(関節炎など)がある

※上記は、診断の代わりになるものではありません。気になる症状がある場合は、かならずかかりつけの獣医師にご相談のうえ、ご検討ください。または、フードをご購入の際に迷われた場合は、相談窓口のあるショップへお問い合わせください。

おわりに

グレインフリーやグルテンフリーのペットフード。これらを選択するのもよし、選択しないのもよし。なぜこのようなフードが流行っているのか、理由を理解することは大切ですが、一番忘れてはいけないのはパートナーに合うかどうかです。どれを選択したとしても、パートナーに合っているかどうかは実際に与えてみないとわかりません。

食事の内容によってどのような変化が見られるかを観察し、その時その時のパートナーの体質や体調に合うものを探してあげましょう。

参考:ホリスティックケア・カウンセラー養成講座

2018年グリーンドッグ創業祭

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日笠 克枝(ひがさ かつえ)ホリスティックケア・カウンセラー 、ペットマッサージセラピスト、愛玩動物飼養管理士1級

日笠 克枝(ひがさ かつえ)ホリスティックケア・カウンセラー 、ペットマッサージセラピスト、愛玩動物飼養管理士1級

ドッグライフカウンセラー 動物関連専門学校を卒業後、福祉関係の仕事を経てGREEN DOGへ。チーフカウンセラーとしてこれまで1000件以上の犬の健康・食事・しつけの相談を行う。現在はシニアカウンセラーとして相談を行うほか、専門学校での特別講義やセミナーなどでの講師としても活躍中。
日笠 克枝(ひがさ かつえ)ホリスティックケア・カウンセラー 、ペットマッサージセラピスト、愛玩動物飼養管理士1級

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