2021.02.27体のケア

愛犬のうんち~ゼリー状のものは何?

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愛犬のうんち~ゼリー状のものは何?

愛犬のうんちの状態を観察していると、毎日同じではないことがわかりますね。食べたものによって色は変わりますし、もちろん体調によって匂いや形状もさまざまです。

みなさんは、ゼリー便や粘膜便と呼ばれるものをご存じですか?
ゼリー状のものがまとわりついて出てくるうんちのことです。すぐに病院で受診すべき病気の場合もありますが、健康であっても出ることがあります。ちょっとしたお腹の不調を示しているのです。

今回は健康な状態のときのゼリー便の意味やケア方法をペットフーディストの山本が説明します。

ゼリー状の正体

うんちにまとわりついているゼリー状のものの正体は、腸から分泌される粘液(腸粘液)や腸粘膜(細胞)が剥がれ落ちたもの。本来はうんちがスムーズに移動し排泄されるために腸の中を潤す役割や腸管内に細菌が入り込むのを防ぐバリア機能を持っています。腸の表面にある腸粘膜が傷つくと、粘液をたくさん分泌して修復します。

腸には大きく分けて小腸と大腸があります。胃から小腸、小腸から大腸、大腸から肛門という順です。ゼリー状のものがうんちと一緒に出てくるときは、大腸で粘液をたくさん出す必要があるから。つまり、大腸の不調を示しています。

病院に行くべき?

ゼリー便以外にも明らかな異変が見られる場合には、動物病院での受診をおすすめします。
たとえば、熱がある、下痢や嘔吐、食欲がなく弱っている、便に血が混じってる、など。治療が必要な大腸炎かもしれません。

動物病院に行く場合、可能であれば便を持っていくと良いでしょう。例えば、食品ラップでつまみ取って包みます。そのうえでジッパー付き袋に入れます。うんちの写真や採取した時間もメモしておくと良いでしょう。

不調の要因

硬いガムをかむ犬
大腸が傷つく要因はさまざまです。
・繊維質を大量に摂った(単なる食べ過ぎも)
・ストレス
・食物アレルギーによる炎症
・下痢や便秘

などなど。

食べ過ぎが良くないのは想像がつくと思いますが、繊維質にも注意が必要です。繊維質が多いと腸への刺激で過剰になる、逆に腸内を移動するスピードを遅らせ便秘になる場合もあります。
下痢も便秘も腸粘膜に炎症を起こし粘液をたくさん分泌する要因になります。
食べ物のアレルギーやストレスにも配慮する必要があります。ゼリー便をみかけたら、食事や環境などにいつもと違う点がなかったか探ってみましょう。シニア期になるとこれまで平気だったことがストレスになることは多いですし、気候や気圧の変動でもお腹に症状が出やすくなります。

私の経験では、愛犬がパピーの頃に血便とともに粘膜便が出たことがあります。夏の陽射しが強い時間に散歩をした翌朝でした。うっかり可哀そうなことをしてしまいました。それからは夏の散歩時間にはとても注意するようになりました。

ケア方法


     お腹を温める

    大腸をいたわるには、適度な運動や水分補給は基本的なこと。ほかには一時的に腹巻をしてお腹を温めてあげるのも効果的です。夏場に良く冷えた床の上に長時間寝ることでお腹の不調を招くことがあります。愛犬によっては腹巻が年中必要な場合もあります。

     お腹を休ませる
    ゼリー便が見られた日は、消化に負担が少ない食事にしてあげましょう。主食がドライフードなら、ふやかし、少量だけ与えて胃腸を休ませてみることもおすすめです。野菜スープを与える場合は、できるだけ繊維質を減らすように細かくしてあげてくださいね。

     硬いおやつに注意
    美味しそうに食べているガムなど硬いおやつを飲み込んでしまった場合も腸を傷つけることがありますので注意しましょう。

     発酵食品を利用する
    腸が弱いと感じる愛犬には腸の修復に役立つ“短鎖脂肪酸”を意識してみることもおすすめです。短鎖脂肪酸は食物繊維を摂ること大腸で作ることが出来ます。前述のとおり、愛犬にあった量を与えることが必要です。
    ほかには、発酵食品を摂ると腸内で短鎖脂肪酸を作ることができます。お腹にも優しい商品が出ているので毎日少し食事に加えてみてはいかがでしょう。

【参考商品】
カラダよろこぶ発酵50種ブレンド
K9ナチュラル フリーズドライ ラム・グリーントライプ

まとめ

優しい顔の犬
愛犬のうんちは体調の変化を知らせてくれるもの。ぜひ、毎回よく観察してくださいね。
食べ物の適量はその子によって違うので飼い主さんが観察することが大事です。犬たちに人気のさつまいもやブロッコリーもうっかり与え過ぎない様にしてくださいね。

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山本 由能(やまもと ゆの) ペットフーディスト、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

現在の愛犬との生活がきっかけで犬の食事や心のケアについて勉強を始めたことがご縁となりGREEN DOGへ。日々の業務ではパピーからシニア犬までさまざまなお悩みに対応しています。最近は介護やペットロスについてのご相談も増えてきました。自身も飼い主のひとりとして一緒に悩み考えることで研鑽を積んでいます。

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