2020.11.02体のケア , 目のケア

眼の充血と炎症から始まった我が家のトラブル記録~角膜潰瘍と緑内障~

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眼の充血と炎症から始まった我が家のトラブル記録~角膜潰瘍と緑内障~

今年の初夏からの数ヶ月、我が家は犬の眼のトラブルに振り回されていました。
幸い今は症状も落ち着いて、メンテナンスのケアと定期検診だけでよくなり一息ついたところです。
犬と暮らしている皆さんの参考になることもあるかと思い、私の経験や眼科の専門医から言われたことをシェアしたいと思います。

【注意】本記事はあくまでガニング亜紀さんのパートナー(愛犬)の体験記です。万一ご自身のパートナーに異常がある場合は自己判断せず、かかりつけの獣医師にご相談ください。

ガニング亜紀さんの他の記事はこちら→ガニング亜紀さんの記事一覧

最初は眼の充血と炎症から

最初は眼の充血と炎症から
今年の5月中旬、うちの次女犬ミニチュアピンシャーのニヤの定期検診の時期に当たっていました。けれどその時期はちょうど私の住むカリフォルニア州でコロナウイルスのため外出の規制の真っ只中で「特に具合が悪いところがあるわけではないから待つべきか、いややっぱり行くべきか?」と迷っていました。

そんな矢先、ニヤがウインクするように右目だけを瞬きさせているのに気づき、そう言えば右目だけ涙が出ているような気がするなあと感じて、眼の診察も含めてかかりつけの動物病院で検診を受けることにしました。

ところが検診を受けた際の血液検査の結果が思わしくなく、再検査や別のテストなど気の揉めることが続いたのですが、結局疑われた病気ではなくこれについては3ヶ月後に再検査ということになりました。

そちらの方が心配事の大部分を占めていたので、眼については「ついでに診察してもらった」くらいの気持ちでおりました。右目に傷がついて白目が充血しているということで抗炎症の内服薬と眼専用の抗菌軟膏を頂いて安心していました。

前足で眼を引っ掻いたりしないようエリザベスカラーを着けましたが、1週間もすればカラーは外せるだろうと楽天的に考えてもいました。

一向に良くならず眼科専門医へ

一向に良くならず眼科専門医へ
その後2度にわたって再チェックを受けたのですが、眼の傷は一向に良くならず、眼圧を測定してみると傷のある右目の眼圧が正常範囲15〜25mmHgの上限の2倍近くにまで高くなっていました。

眼圧を下げるための点眼薬ドルゾラミド/チモロールが処方され、早急に眼科専門医の診察を受けるよう紹介状をいただきました。最初は軽く考えていた眼の炎症がちっとも良くならないことに心配したりストレスを感じたりしていたので、専門医に会うようにという指示に安堵の気持ちを覚えました。

動物の眼科医院はとても数が少なくて、その上コロナ禍のせいでどの医院も1日の診察受け入れ数を制限していたため、1番早い予定で診察の予約が取れたのは紹介状をいただいた日から3週間目でした。

眼科での診察までの3週間はいろいろと良くない事態を想像してはハラハラして過ごしていましたが、祈るような気持ちで1日3回の点眼を続け診察日を待ちました。

エリザベスカラーを着けての生活も1ヶ月を超え、犬も人も我慢我慢の日々でした。

緑内障と角膜潰瘍、点眼薬が驚くほどの効果

緑内障と角膜潰瘍、点眼薬が驚くほどの効果

待ちに待った診察の日、1時間弱のドライブでロサンゼルス中心部の眼科医院まで行きました。
ニヤは自分だけが私と遠出のお出かけでご機嫌の様子だったのに、着いた所がビーチでも公園でもない知らない病院だったのでものすごく抵抗し、申し訳ない気持ちにさせられました。

診察の結果は、角膜潰瘍と初期の緑内障。眼圧の高さから予想はしていたけれど緑内障と言われるとやはりショックでした。

角膜潰瘍は角膜上または角膜内に傷がつき炎症を伴っている状態です。たいていの場合怪我がきっかけになって引き起こされるそうです。角膜に傷がつくと痛みが強いため、目を細めてショボショボさせたりウインクするようなまばたきが見られるとのことです。
愛犬の目にいつもと違う表情や動きが見られたら、すぐに診察を受けることを強くお勧めします。

ニヤの角膜潰瘍には、それまで投与していた抗生剤の点眼薬を中止して、ステロイド配合の点眼薬が処方されました。このステロイドが驚くほどの効果を見せてくれ、毎朝起きるたびに眼がきれいになっていくのが分かるほどでした。
処方された1本を使い切った時には角膜の傷は完全に回復しました。

緑内障は眼球内部の圧(眼圧)を一定に保つための水分の流出が何らかの原因で阻害され、眼圧が上昇した状態です。放置すると視神経に損傷を与え、失明に至ります。

症状が進むと眼の痛みや頭痛が強くなり、犬の生活の質を低下させるので、まばたきの様子がいつもと違う、白眼の部分が充血している、目が白っぽく曇っているなどの症状が見られたら、早急に病院で診てもらう必要があります。

ニヤの緑内障は初期段階で、幸いなことにかかりつけの病院で先に処方されたドルゾラミド/チモロールが功を奏し、眼圧は理想的な状態にコントロールされているとのことでホッとしました。

獣医師の説明では、片目に緑内障が発症した犬では30ヶ月以内にもう片方の目も緑内障になる例が多いということでした。そのため今後も定期的な検査と眼圧を保つための点眼薬の投与を続けることになります。

現在も8時間ごと1日3回の点眼を続けており、最初は四苦八苦だった目薬をさすのも今ではとても簡単でスムーズになりました。

おわりに

愛犬の眼を日頃から観察してあげてください

我が家の犬が何かの原因で右目を傷つけて角膜潰瘍になり、その検査の過程で眼圧の上昇が見つかって初期の緑内障と診断された際の経験をご紹介しました。

14歳という年齢ですから眼にも衰えが出るだろうと予想や覚悟はして来ましたが、緑内障はあまり想定していなくて少なからずショックを受けました。

現在は点眼でコントロールできている状態ですが、緑内障は治療の難しい病気です。将来的には手術が必要になったり、失明してしまうこともあるかもしれません。
けれど今犬が元気で痛みや不快感なく過ごしているなら、毎日を楽しく充実させることを一番に考えようと思っています。先のことを思って心配したりクヨクヨしていては愛犬との限られた時間がもったいないですものね。

ただ犬は言葉で痛みや不快感を伝えられないので、いつもと違う様子が見られたらすぐに診察を受けることをお勧めします。
治療を始めるのが遅くなると、何より犬が辛い思いをすることになりますし、治療期間も長くなってしまいます。
今回の我が家の場合は、折り悪くコロナ禍のために全ての過程で通常よりも時間がかかってしまったので、迅速に治療を始めることの大切さを痛いほど感じました。

角膜潰瘍も緑内障も好発犬種はありますが、うちの犬のようにリストに挙がっていない犬種にも発症することは何ら珍しくないので、愛犬の眼を日頃から観察してあげてください。

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ガニング 亜紀(ガニング アキ)

ガニング 亜紀(ガニング アキ)

南カリフォルニアにて、12歳のドーベルマンミックスと11歳のミニピンと暮らしています。2011年から6年間ブログメディアdog actuallyに執筆しておりました。 アメリカのユニークなペットフード事情や、犬の心と体のケアに関する情報の中から日本の犬たちにも役に立つものをお伝えしていきたいと思います。