【スタッフブログ】私の老犬介護~ごはんの変化

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【スタッフブログ】私の老犬介護~ごはんの変化

スタッフコラム55話目

2022年4月22日掲載

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私(スタッフ)が経験した老犬介護をご紹介するスタッフブログです。今回介護記のごはんの変化です。
1話目はコチラ⇒私の老犬介護~ベッドの工夫

私のパートナーは元来お腹が弱いタイプでしたが、食欲は旺盛でした。介護時に何度か危篤状態がありましたが、そのたびに復活できたのは「食べたい」気持ちの強さも大きな要因だったと思います。

今回も介護期の一例として参考になりましたら幸いです。

好みの変化

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大粒のドライフードを食べる


ある日、体調を崩して昏睡状態になりました。意識を回復した後は後ろ足が動かずほとんど寝たきりの状態になりましたが、「お腹が空いた」、「トイレに行きたい」などの意思表示は出来ました。

体の変化以外に食の好みもこのタイミングで大きく変わりました。大好物だった鶏のささみにほとんど興味を示さなくなり、試しに与えたウェットフードを勢いよく平らげました。ほかに良く食べたのは高カロリーなドライフード。こちらは大粒タイプだったのですが構わずどんどん飲み込んでいきました。とても気に入ったときの食べ方です。

これまでパートナーのごはんはほとんど手作り食でしたが、いろんな種類のフードを備蓄していたため食べられるものが早く見つかって助かりました。 このころに食いつきが良かったのは元気なときにはあまり喜ばなかったウェットフードと比較的匂いが強いドライフードでした。

レバーの魅力

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レバー入り鶏肉のハンバーグ


しばらくは好んで食べたウェットフードを突然食べなくなりました。ずっと食べ続けたので飽きたのかもしれません。試しに鶏レバーを茹でたものを鼻先に持っていくと食べました。鶏レバーは栄養が凝縮されているせいか嗜好性が高いのですが、大量に与え続けることはできません。過剰に摂ると体に負担がかかるリンやビタミンAが多いからです。

そこで鶏むね肉のミンチの中に鶏レバーを少し混ぜてハンバーグを作ったところ、めることで香ばしくなり、気に入ってガツガツ食べてくれました。
レバーの匂いが強いので少し癖のある生薬を混ぜても平気だったので助かりました。

命をつないだ療法食

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最後の2ヶ月間をさせてくれた栄養剤


ハンバーグは数か月順調ではあったのですが、少しずつ顎の動きが悪くなりあまり口が開かなくなってきました。そして小さく切ったハンバーグを口の中に入れても横から落とすことが頻繁になり、とうとう柔らかいものも食べなくなくなりました。

最後は市販のパウダー状療法食(森乳サンワールド チューブ・ダイエット〈低脂肪〉)を溶いて飲ませることになりました。やさしいミルクの香りで美味しそうに飲みました。パートナーが固形物を食べなくなってから息を引き取る前日までの2ヶ月間の唯一の食事になりました。

さいごに

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最後はスポイトを使って療法食を飲ませる


今日は食べてくれるのか、元気はあるか、ほんとうに介護期は一喜一憂の日々。若いころに大好物だったもの以外にあまり好まなかったものに食いつきが良かったり、突然何も受け付けなるけど翌日は食べだすなど。いま思い返すとこんな風に振り回される日々は体力的にも精神的にも大変でしたが私にとって残り時間を意識するための心の準備になったと思います。
もう一つ私が有難かったのはパートナーの看取りについてはあらかじめ家族と話し合っていたので協力を得られやすかったこと。

パートナーの看取りの考えは人によってさまざま。大切なパートナーのことですから、その時になって迷いや混乱することもあります。できれば早めにご家族とじっくりお話しする機会を持っていただくことをおすすめします。きっとパートナーとのやさしい時間を増やしてくれることになると思います。


フードやサプリメント選びにお困りの際は、お気軽にGREEN DOG & CATのペットフーディストにご相談ください。


筆者

愛犬とペットフーディスト

ペットフーディストアドバンス・ホリスティックケア・カウンセラーペット栄養管理士犬の食事療法インストラクター上級師範

GREEN DOG & CAT ライフナビ編集部

犬と猫の基礎栄養学を学んだペットフーディスト等の資格を持つメンバーで構成されています。
パートナー(愛犬・愛猫)との暮らしを通して学んだことや感じたことを大切に、オーナー(飼い主)の目線に立ったコンテンツ制作を心がけています。

<編集部メンバーの取得資格> 編集部メンバーは、それぞれ得意分野に合わせて以下の資格を取得しています。

・ペットフーディスト
・ホリスティックケア・カウンセラー・ペット栄養管理士
・犬の食事療法インストラクター上級師範
・愛玩動物飼養管理士 など

GREEN DOG & CATへようこそ はじめての方へ伝えたい、わたしたちのこだわり。

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