2021.06.29食事・ドッグフード

愛犬にリンゴを与えるメリットと注意点

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愛犬にリンゴを与える

みなさんは愛犬にリンゴを与えたことがありますか?手に入りやすく、犬に与えても良い果物の代表ですね。

英語では、「1日1個のリンゴは医者を遠ざける(An apple a day keeps the doctor away)」という格言があるくらい昔から健康に良いといわれています。
実際にリンゴに含まれる成分を調べると、ぜひとも我々も食べておきたいと思う栄養素がたくさん含まれていることがわかります。

体に良い果物ですが、愛犬に与える際には気をつけたいこともあります。
今回は、愛犬にリンゴを与えるメリットと注意点についてペットフーディストの山本が説明します。

愛犬にリンゴを与えるメリット

リンゴにはさまざまな栄養素があり、その機能性のメリットはヒトも犬も変わりはありません。特に愛犬のためのメリットとして注目したいものが3つあります。

有機酸

リンゴに含まれるのは、クエン酸、リンゴ酸と呼ばれるものです。これらは疲労物質である乳酸を減らすことに役立ちます。また、消化吸収をサポートしてくれるので胃の働きが弱ってきているときなどに摂りたいものです。
夏の暑さが厳しくなるころには少しリンゴをすり下ろしたものをドライフードに混ぜてあげるのも良いでしょう。

ペクチン

ペクチンとは水溶性食物繊維のひとつです。水をよく吸って粘性(とろみ)を持ちます。胃腸などの消化器官の移動はゆっくり進むので空腹を感じにくくしたい場合に意識すると良いでしょう。善玉菌のえさとなるのでお腹の健康にも良いといえます。

ポリフェノール(プロシアニジン)

リンゴに含まれるものはリンゴポリフェノールと呼ばれますが、その中でも多い割合を占めるプロシアニジンという成分が近年注目されています。
皮だけでなく果肉にも含まれるものなので、リンゴの皮をむいて食べても摂取できます。
体の中の細胞が働く際に起きる酸化(さびつくこと)を防ぐために役立つものです。酸化は老化の原因。梅雨時の気圧の変化や夏の暑さなど体内機能の調整が大忙しの時期には応援したいですね。
また、糖や脂質の代謝にも役立つといわれているので、疲れやすいときや、食べすぎや運動不足の傾向があるパートナーにうれしい成分です。

与える際の注意点

リンゴ

大きさ

犬に与えても良い果物はイチゴ、バナナ、なども身近ですよね。意外にもリンゴは一番与える時の大きさ、形状に注意が必要なんです。

それは喉に詰まりやすいから。犬は肉食動物の歯を持つため、飲み込める大きさのものなら噛まずに飲み込んでしまうという食べ方をします。
中には小さなフードも丁寧に噛み噛みして食べる犬もいますが、たいていは大きいまま飲み込みます。

リンゴはイチゴやバナナのように柔らかくつぶれないため、喉に詰まらせるとやっかいなのです。たとえばサイコロ状だと喉に詰まりやすいようです。小さく切ったつもりなのに喉を詰まらせたという事故が起きています。
心配のない切り方として「薄切り」をおすすめします。私もパートナー(イタリアングレーハウンド)に与える際には、厚さ2ミリくらいの薄切りにして与えていました。心配ならすりおろして与えると良いでしょう。

皮・種・芯

国産のリンゴなら皮付きでも問題ありません。ただし消化には負担がかかるので老犬の場合は皮をむいて与えましょう。種と芯は消化の過程で中毒物質に変化します。与えないようにしましょう。

犬は雑食性の肉食動物であるため、果物の消化もできますがたくさん食べることには適していません。たくさん与えると軟便や下痢になる可能性もあります。
また、リンゴにもアレルギー反応が出る可能性はありますので、初めて与える際は少量で様子をみましょう。

目安量として、小型犬なら薄切りを3枚程度、すりおろし小さじ1杯程度までが1回の食事分です。

良い働きを持っているといっても、果物には糖質が多く含まれます。多く与えると太ってしまうので注意しましょう。また糖質制限を注意する必要がある場合など、与えても良いかどうか獣医師に確認してくださいね。

与えるタイミング

消化を助ける働きもあるので、フードといっしょに与えるのは良いことです。
ただし、先述しましたポリフェノール(プロシアニジン)の恩恵を受けるためには、リンゴが酸化(茶色くなること)しないうちに与えましょう。
すぐに与えられないときは、切ったりすりおろしたりしたときに、リンゴ酢やレモン水をかけておくといいですよ。

胃の働きを活発にしたい場合は、食事の30分くらい前にリンゴだけを与えると良いでしょう。

最後に

元気に走る犬

リンゴは喜んで食べる愛犬たちは多いですし、何より自然の恩恵を与えられるのはうれしいことですね。
私も今回ですっかりリンゴを見直しました。自分のために「1日1枚(1個は太る!)のリンゴは医者を遠ざける」を実践してみたいです。

みなさんも愛犬と一緒にいかがでしょう。


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山本 由能(やまもと ゆの) ペットフーディスト、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

山本 由能(やまもと ゆの) ペットフーディスト、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

現在の愛犬との生活がきっかけで犬の食事や心のケアについて勉強を始めたことがご縁となりGREEN DOGへ。日々の業務ではパピーからシニア犬までさまざまなお悩みに対応しています。最近は介護やペットロスについてのご相談も増えてきました。自身も飼い主のひとりとして一緒に悩み考えることで研鑽を積んでいます。
山本 由能(やまもと ゆの) ペットフーディスト、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

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