2019.12.13食事・ドッグフード , お悩み

ドッグフードの選び方~魚系ドッグフードは食物アレルギーでも安全?

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魚系ドッグフードは食物アレルギーでも大丈夫?
ここ数年、魚系ドッグフード(原材料の動物性タンパク源が魚)の種類が増えてきました。

食物アレルギーを持つパートナーにラム肉を使用したドッグフードを勧めらえることが多かった時のように、近年は魚系ドッグフードが重宝されているようです。

風味も牛肉、鶏肉のフードとはずいぶん違ってくるので、喜んで食べるパートナーも多いようですね。

今回は魚系ドッグフードに注目して、食物アレルギーと魚の関係や愛犬に新しいフードを与えるときの注意点についてペットフーディストの山本が説明します。

魚と食物アレルギー

魚と食物アレルギー
食物アレルギーを持っている愛犬に魚系ドッグフードを勧められるわけは次のような理由です。

ひと昔前のドッグフードの原材料は、牛肉や鶏肉が一般的でした。年々食物アレルギーを持つ愛犬たちが増えてきたことで、アレルギー対応フードとしてラム肉(羊)を使用したフードが作られるようになりました。

ラム肉はドッグフードには使われていなかったからです。食物アレルギーの場合は、これまでに食べたことがない食材にはアレルギー反応が出ないと考えられていました。
ところがラム肉を使ったフードが世に出始めると今度はラム肉にアレルギー反応を引き起こす愛犬たちが徐々に増えてきました。

魚系ドッグフードも同じことで、これまで魚を食べたことがない愛犬はアレルギー反応を引き起こさない可能性が高いですが、遺伝や持って生まれた体質、たとえばアトピーのようにさまざまなものがアレルゲンになり得る場合は、魚を使ったフードでもアレルギー反応が出る可能性があります。

症状の改善のためにこれまで食べたことがない素材を試してみることは必要ですが、魚にもアレルギー反応を起こす可能性があることを知っておきましょう。

魚系ドッグフードのメリット・デメリット

メリット

独特の風味
多くの愛犬たちにとって魚系ドッグフードの風味は独特の魅力があるようにみえます。犬にも食べ物の好き嫌いはありますが、それ以上に毎日ずっと同じ食事が続くより、たまに味の変化があるのはとても嬉しいことなのではないでしょうか。

良質なタンパク源、脂質
ドッグフードの原材料となる魚には良質なタンパク質(体での利用率が高いタンパク源)だけでなく、脂質は融点が低い(常温で液体状)であることから、血液中をサラサラと流れてくれる=健康維持に役立つものです。

日本犬には馴染みの深い食材
日本で暮らしてきた日本犬は魚を食べてきた歴史が長いので、体質的には適した食材であると考えられています。

デメリット

新鮮なうちに処理が必要
どの肉にも言えることですが、新鮮なうちに処理をしないとアレルギー様症状を引き起こす物質が増えてきます。魚では特に赤身の回遊魚(マグロ、サバなど)のように種類によってはそれが顕著です。品質の確かなドッグフードであれば問題ありません。

体質に合うかどうかは個体差による
魚は犬の食物アレルギーに反応しにくいと考えられていますが、それは個体差によります。ほかの食材と同様にはじめて与える際には用心深く愛犬の反応を観察しましょう。

良品質の魚系ドッグフード(参考商品)

良品質の魚系ドッグフード
かつおとタラが主原料
ウィズ・グリーンドッグ(WITH GREEN DOG)Yum Yum Yum! かつお ドライタイプ

マス・サーモン・ニシンが主原料
ナウ フレッシュ(NOW FRESH)グレインフリー スモールブリード フィッシュアダルト

タラが主原料
ギャザー(GATHER) ワイルドオーシャン

サーモンが主原料
バランスライフ(BALANCED LIFE) ドッグフード サーモン

愛犬に新しい(初めての)フードを与えるときの注意点

新しいフードを与えるときは、少量ずつ与えて愛犬の状態を確認します。まずは便の状態が軟便や下痢にならないか、皮膚の痒み、または涙がいつもよりたくさん出てないか(涙やけ)などを観察します。

特に食物アレルギーを持つパートナーの場合は、これまでの状態より酷くなるようであればすぐに与えるのを止めましょう。元のフードに戻し、いつもの体調に戻るまで新しいフードは与えないようにしてください。

体調が元に戻ったら再度用心深く与えて、また同じ症状が出るなら、そのフードはパートナーの体質に合わないと判断しましょう。また、心配な気持ちが強い状態なら二度目のチャレンジはやめておきましょう。

魚が体質に合うかどうかは、煮干しや魚で出来た犬用のおやつで試してみる方法もおすすめです。

まとめ

魚は、ほかの肉と比べ風味、タンパク質、脂質の特徴も大きく違っているので、ぜひローテーションのひとつに加えることをお勧めします。

もし、体質に合うフードが見つからないときは何が原因なのか、腸の環境が悪化していないか、生活の上でストレスに感じていることはないかなども合わせて探ってください。

体質に合ったフードにより、さまざまな症状が改善されることが期待できます。ですが、良くなったと実感できるまでには数か月時間が必要な場合もあります。短期間(半月)でフードを変更し続けると体質に合っているかどうかの判断が難しくなるので、あせらず根気よく取り組んでくださいね。

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山本 由能(やまもと ゆの) ペットフーディスト、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

山本 由能(やまもと ゆの) ペットフーディスト、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

現在の愛犬との生活がきっかけで犬の食事や心のケアについて勉強を始めたことがご縁となりGREEN DOGへ。日々の業務ではパピーからシニア犬までさまざまなお悩みに対応しています。最近は介護やペットロスについてのご相談も増えてきました。自身も飼い主のひとりとして一緒に悩み考えることで研鑽を積んでいます。
山本 由能(やまもと ゆの) ペットフーディスト、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

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