2019.06.11一緒に。もっと、

愛犬のヒゲ:切っても大丈夫?~猫のヒゲとの違い~

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愛犬のヒゲ:切っても大丈夫?

愛犬のヒゲを切って良いものかどうか、迷ったことはありませんか?
サロンで犬のヒゲをカットするとはじめて聞いたときは、切っても問題ないの?と疑問に感じたものです。動物のヒゲには多かれ少なかれ役割があると思ったからです。
犬のヒゲにはどんな役割があるのでしょうか。今回は、犬のヒゲについてホリスティックケア・カウンセラーの山本が解説します。

ヒゲとは

犬のヒゲにも役割があります

犬のヒゲにも役割があります

犬のヒゲは体毛のなかでも触毛という種類になります。触毛は、口のまわり、あご、目の上(眉毛の位置)、頬などに体毛よりもしっかりした毛として見られます。ちなみに同じ哺乳類である人間(男性)のヒゲは太くしっかりしていますが分類としては体毛です。

犬のヒゲの役割

犬は私たち以上に感覚器官を使って自分のまわりの状態を察知しています。感覚器官とは視る(視覚)、聴く(聴覚)、触れる(触覚)、味わう(味覚)、嗅ぐ(嗅覚)といったことです。

犬のヒゲは分類としても感覚器官の役割を持っているので、触覚として視覚が衰えても身の回りの状態を察知するために役立ちます。

猫との違い

猫のヒゲは重要な感覚器官

猫のヒゲは重要な感覚器官

猫は、ヒゲの触覚を犬よりずっと活用して生きている動物です。単独行動の習性をもつ猫は自分で自分の身を守らなくてはならないため周囲の状況に敏感だからです。また小動物を狩るために狭い場所を敏速に行動したり、高所でバランスを取ったりするためにも大いにヒゲが役立ちます。

そのほか、感情を表現する手段としても猫のヒゲは重要な役割があるようです。近くに猫がいたらヒゲの様子を観察してみてください。犬のヒゲよりも表情が豊かなことに気がつきますよ。

猫のヒゲは切ってはいけません。猫はヒゲがないと不安を強く感じたり、動作が鈍くなり怪我をしたりする可能性が高くなるので、おしゃれのために切ってしまうということは避けてくださいね。

愛犬のヒゲを切っても問題ない?

犬の場合はヒゲを切っても問題はありません。本来は触覚としての役割をもっているヒゲですが、嗅覚や聴覚など他の感覚器官が発達している犬は、ヒゲを切られても即座に困ることはないからです。犬と猫の祖先は、平原で生きるか森林で生きるかという選択で枝分かれしたといわれており、生活環境の違いによって進化の上でもヒゲの役割が変わっていったのでしょうね。

愛犬のヒゲを切る目的

ヒゲを切る目的としてあげられるのは、トリミングなど見た目のデザイン性を求める場合です。つまり、ヒゲを切るか切らないかは飼い主の好みに左右されるのです。

イタリアングレイハウンドは短毛種なのでトリミングの必要はありませんが、サロンでヒゲをカットされているパートナーをみかけることがあります。マズル周りがすっきりとしていて美しく感じます。ちなみに私のパートナーもイタリアングレイハウンドですが、彼女のヒゲがある状態の顔を愛らしく思っていますので、自然のまま残しています。

ヒゲを切ったら困ること

ヒゲを切っても、触覚だけに頼らない犬の場合は行動に大きな影響はありません。しかし、加齢によって視覚や聴覚などの感覚器官が弱ったときに、わずかではあるもののヒゲの触覚が役立ちます。たとえば、モノにぶつかりそうになっても先にヒゲが触れることで察知できれば衝撃を少しでもやわらげられます。

パートナーがシニア期に入る頃には早めに生活環境を整えることが大切ですが、それと同時にヒゲを残しておくことも思い出してくださいね。

【関連記事】
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カットの方法

ヒゲはしっかり太い毛のため、ハサミで丁寧にカットする必要があります。短毛種であれば1本ずつ、ヒゲの根元からカットします。これは慣れていないと怪我をさせてしまう危険があります。パートナーはカット中にペロッと舌を出すことも多いので、プロでも細心の注意が必要だと聞きます。

ちなみに長毛犬種で体毛の中に埋もれていてヒゲと体毛が同化している場合は、体毛と一緒にカットされます。

まとめ

犬のヒゲは切っても問題ありません。切るか切らないかは飼い主の好みといえます。ただし、ヒゲの根元は痛みを感じる神経と繋がっているため、無理に抜かないように注意しましょう。

また歳をとるとわずかに残ったヒゲの感覚さえも役立つことがあります。シニア期にはできるだけ切らずに残してあげると良いでしょう。

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山本 由能(やまもと ゆの) シニア犬カウンセラー、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

山本 由能(やまもと ゆの) シニア犬カウンセラー、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

現在の愛犬との生活がきっかけで犬の食事や心のケアについて勉強を始めたことがご縁となりGREEN DOGへ。日々の業務ではパピーからシニア犬までさまざまなお悩みに対応しています。最近は介護やペットロスについてのご相談も増えてきました。自身も飼い主のひとりとして一緒に悩み考えることで研鑽を積んでいます。
山本 由能(やまもと ゆの) シニア犬カウンセラー、ペット栄養管理士、ペットケア専門士

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