2018.02.20一緒に。もっと、

犬の夢の作り方!

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ケーナイン・ストレスケア・スペシャリストの清水です。

犬たちがどんな夢を見ているか分かったら、少し嬉しいと思いませんか?今回は、ハーバード大学の研究所から発表された論文をご紹介したいと思います!

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犬も人間の様に夢を見る

ハーバード大学のメディカルスクールの臨床・進化心理学者であるデアドラ・バレット博士(Dr. Deirdre Barrett)は、犬が寝ている間に見ている夢の可能性について調べました。そして、その結果は、飼い主に関してかも知れないとコメントしました。

彼女は、長年に渡り人間の睡眠に関して研究を続けてきている権威であり、今回は外挿法によって推測したもので、犬も人間同様に日々の体験などに関して夢を見ている可能性が有るとのことです。

飼い主の顔や匂いを夢見てる

「人間は、その日にあった興味のあることをより視覚的に夢に見ることが多く、しかし現実からは離れている場合が多いのです。そして、動物たちが人間と同じように夢を見ていると考えることは自然です。よって、人間とより近くに生活している犬に関しては、彼らが飼い主の顔や匂い、嬉しかった出来事やそうでなかったことを夢見ているということが推測されます。」

哺乳類は夢を見る

しかし、彼女はこうコメントもしています。

「実際に聞くことはできませんので犬たちが本当にどんな夢を見ているかは分かりませんし、また夢を見ることすらしているかも確証はありません。しかし、ほとんどの哺乳類の睡眠サイクルにはREM睡眠の観察や筋肉の弛緩などに共通点があり、これを考慮すると、哺乳類も夢を見ているというのが最良の推測となります」。

実際に睡眠は、記憶したものを整理し、長期記憶領域に移動させるという大切な役割も担っていることが知られています。

良い夢の作り方

そして、対話の中で、最後に飼い主に対してこうアドバイスをしています。

「自分のペットや子ども達に良い夢を見させてあげる方法は、日中に楽しく幸せな体験を沢山することであり、安心してリラックスできる環境で十分に睡眠をとらせてあげることである!」

多くの科学者も、動物たちが夢を見ているという見解を出していますが、その反面確証がないために否定する専門家もいます。しかし、記憶の作られ方のメカニズムや睡眠サイクルを考慮すると、やはり夢を見ているというのが正しいと思います。

また、犬と一緒に生活をしていると、彼らが一生懸命走っているような行動や、何かを食べているのではと思うような口の動きをさせること。そして、起きたときに寝ぼけて目の前に有ったご飯がなくなってしまったかのような行動を見ると、やはり夢を見ているという方が腑に落ちる気がします。増して、飼い主との楽しい時間や一日を復習しているのであれば、飼い主にとって嬉しいですね!

良い睡眠が安定した性格もつくる

そして、最も重要な点は、最後のアドバイスです。

「犬たちの睡眠福祉を考えると、日中に良い経験をどれだけできるか?どれだけ幸せな時間を過ごすことができるかが重要」とのことです。

睡眠の質は身体と精神の健康に大きく影響を与えます。よって、快眠を促すことができれば、その犬の全体の福祉も向上させることが可能であり、より落ち着いた性格になったり、安定した行動を期待できることになります。

良い経験=良い絆

これらの情報を元に、普段の生活を考えると、まず幼少期の経験や記憶が性格の基本部分を構築すると仮定されることから、小さいときにどれだけ良い経験をするかもその犬の精神福祉環境の安定に繋がることになります。これは、対飼い主に関してもそうですが、母親や父親、そして同腹の兄弟・姉妹たちからの影響も大きく、犬が犬から学ぶことも非常に多い点にあります。また、勿論良い経験をすることは成長してからもとても重要で、その経験の蓄積が飼い主との「絆」となり、より強い関係を築く大きな要因にもなります。

おわりに

しかし、楽しい経験・時間だけで良いのでしょうか? ここで言う「良い経験」とは、ただ単に嬉しい経験だけのことではなく、成長や生活に必要な有効な経験という意味です。ただし、犬がトラウマに陥ってしまうような強烈なものや、性格が変わってしまう程の経験は避けるべきだと思います。そして、重要なポイントは、例え、嫌な経験やマイナスな経験をしたとしても、そのフォローアップをしっかりとしてあげることです。

また、普段からの良い経験値の蓄積が有れば、多少のマイナスな経験も大きなマイナスとして捉えない場合が多いので、やはり普段から楽しく幸せな経験を多くさせることができれば、大きな問題にはならない計算になります!

是非、一緒に過ごす時間をより楽しいものにし、犬たちの寝顔を幸せなものにしてみませんか!

すくすく子犬BOX

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清水 克久(しみず かつひさ)

清水 克久(しみず かつひさ)

英国Natural Animal Centre (http://naturalanimalcentre.com/)で、ケーナイン・ビヘイビアーとバッチフラワーレメディを学び、アニマルプラクティショナー(BFRAP)を取得。ストレスケアを中心に、行動学や生理学など科学の面からも解説するケーナイン・ストレスケア・スペシャリスト。元Dog Actuallyライター。ホリスティックケアカウンセラー。
清水 克久(しみず かつひさ)

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