2018.03.09一緒に。もっと、

【犬との暮らし】春の準備~身体を目覚めさせるデトックスのすすめ

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こんにちは。ホリスティックケアカウンセラーホリスティックケア・カウンセラーで日本アニマルフィトセラピー学術協会理事長でもある加藤志乃です。

寒さゆるむやわらかな陽射しに木々の芽吹きなど、春の訪れを感じる頃となりました。
パートナーとのお散歩もついつい浮足立ってしまう私ですが、皆さまはいかがでしょうか?

今回のコラムでは春の訪れとともに体を目覚めさせる排泄と浄化のためのデトックスについてお伝えしたいと思います。

春は最もデトックスに最適な季節

冬の間、寒さで動きが鈍り、体重が増えたり、関節が固くなってしまっているパートナーもいるかもしれませんね。冬から春に移行する時期は気温の上昇と共に身体も温まり、少しずつ体もゆるみ始めますので、徐々に体を動かして活性化させていくことが大切です。

身体が動いて代謝が上がってくると体の内側では寒い冬の間に溜め込んだ老廃物が少しずつ雪解けのように溶け出してきます。それらを排泄するために肝臓や腎臓などの解毒器官が一生懸命働いてくれていますが、解毒スピードが追い付かなくなると湿疹や炎症、過剰な涙など目に見える症状として現れやすくなってしまいます。ゆえに春は1年の中で一番デトックスに最適な季節であると言っても良いでしょう。

パートナーと一緒にハーブティーでデトックス

「では、どうやって?」そんな声が聞こえてきそうですね。デトックスの方法はたくさんありますが、今回は飼い主さんご自身もパートナーと一緒に使えるデトックスハーブ2種をご紹介したいと思います。

さまざまなデトックス法については過去のコラムをご覧ください。
【犬との暮らし】犬アトピー性皮膚炎の犬と暮らす7~ステップ5~デトックス

血液浄化やアレルギーの緩和など体質改善の代表格『ネトル』

ネトルの葉


★プロフィール★
<学名>Urtica dioica
<英名>Nettle, Stinging nettle
<和名>西洋イラクサ
<生薬名>蕁麻
<科名>イラクサ科
<使用部位>葉部
<主な成分>
クロロフィル、フィトステロール、β‐カロチン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、ミネラル(ケイ素、カルシウム、カリウム、鉄) 、ヒスタミン、セロトニン、コリン

<どんな時に?>
排尿痛のある尿路感染症に 利尿を促したいときに 体内の浄化をしたいときに アレルギー性疾のサポートに 鉄欠乏性貧血に

英語のNeedle(針)が名前の由来となっているネトルには刺毛(しもう)と呼ばれる小さなトゲがたくさん生えています。あやまって素手で触れるとしばらく痛みが続くため、フレッシュハーブを扱う際は注意が必要です。

緑深いネトルの葉には豊富なクロロフィルが含まれており、体内を綺麗に浄化してくれる働きがあります。古くから関節炎などの痛みの治療や全身の強壮、湿疹や皮膚のかゆみ、蕁麻疹、花粉症などのアレルギー症状の緩和や体質改善に使われてきました。ビタミンやミネラル(特に鉄分)も多く含まれていますので、食事の栄養補助や鉄欠乏性貧血の予防にも有用です。利尿作用が強いことから、尿道炎などの泌尿器系の感染症にも用いられています。


ネトルのハーブティーは外用として皮膚と被毛の健康を保つための洗浄液として、脱毛や皮膚の炎症・かゆみの軽減に利用することもできます。私自身も軽い蕁麻疹が出た時などは内服でお世話になることがあります。腎臓に刺激を与える可能性がありますので、腎臓疾患の持病を持つパートナーには注意が必要です。

肝臓強壮や栄養補給など幅広い薬効を持つ『ダンディライオン』

ダンディライオンの花

★プロフィール★
<学名>Taraxacum officinale
<英名>Dandelion
<和名>西洋タンポポ
<生薬名>蒲公英
<科名>キク科
<使用部位>葉部または根部または花
<主な成分>
イヌリン、タラキサステロール、苦味質(タラキサシン)、カフェ酸、ミネラル(カリウム、カルシウム)、ビタミンA、B、C、D、K、タンパク質など

<どんな時に?>
肝臓の強壮、老廃物の排泄・解毒のサポートに、便秘の予防、慢性皮膚疾患、食欲不振・消化促進に

ラテン語の「ライオンの歯」が名前の語源になっているというダンディライオンはおなじみの植物「タンポポ」のことです。日本でも古くから食用として、乳腺炎や胃腸の薬として使われてきました。道端で見かけられるタンポポには、日本古来の在来種と帰化植物である西洋タンポポがありますが、最近では西洋タンポポの割合が高くなっています。薬効においては在来種も西洋タンポポも同様と言われています。 
ダンディライオンは花、葉、根それぞれに異なる薬効を持っています。花にはレシチンが豊富に含まれ、軽い鎮痛作用があります。葉にはカリウムが多く、利尿作用が強いので、むくみや泌尿器系の感染症などに用いられます。メディカルハーブとしてもっともよく利用される部位は根の部分で、ローストして淹れたタンポポコーヒーはノンカフェインのヘルシーコーヒーとして親しまれています。

根には特に肝臓の強壮作用があり、胆汁分泌を促進し、肝臓全体の循環を促す作用があることがわかっていますので、化学物質の分解処理工場でもある肝臓のサポートに役立つハーブの代表格です。さらに根には炭水化物のイヌリンが含まれており、便秘の改善も期待することができます。これから始める予防薬やワクチンに対する体の負担を軽減するためにも使っていきたいハーブです。

【注意】
根は胆汁を排泄する作用が強いため、胆道閉塞・重篤な胆のう炎、腸閉塞などを起こしている場合は使用してはいけません。

ダンディライオンを使用したハーブブレンドサプリメントは、体の中をきれいにしたい場合 やワクチン接種など肝臓の健康のサポートをしたいとき におすすめです。

どのように利用したらよいの?

ドライハーブのnettle(ネトル)とdandelion(ダンデライオン)

ハーブの利用方法にはカプセル剤やチンキ剤などさまざまな剤型がありますが、まずは飼い主さんも一緒に取り入れやすい浸剤(いわゆるハーブティー)からスタートしてみると良いでしょう。

ハーブティー(茶剤)の淹れ方

ティースプーン山盛り1杯を目安としてポットに入れ200mlの熱湯を注ぎフタをして5分程度抽出したらお飲みいただけます。1日数回(2~3回)に分けて飲むと良いでしょう。パートナーに与える場合は飲み水に色がつくくらいに薄めて与えてみましょう。飲まない可能性もありますので、飲み水とは別にもう一つ別の容器に用意してあげると良いです。食事と一緒に水分としてスープ代わりに使うことも可能です。

ブレンドして飲んでも単品で飲んでもOKです。よろしければ、飼い主さんもデトックスのために一緒に飲んでみてください。飲みにくいと感じる場合はレモンバーベナやカモミールなど、好みの香りがするハーブを加えると良いでしょう。

ネトルとダンディライオンを使用したハーブブレンドサプリメントは、日々の栄養プラスとして皮膚の状態が気になる場合 健康の底上げが必要な場合 におすすめです。

おわりに

現在、我が家で預かっている保護犬の教授はネトルとダンディライオンを中心に利用していますが、保護当初に比べてほんの2~3か月で皮膚・被毛がみるみる変化しましたのでBefore Afterの画像(上がBefore、下がAfter)を掲載します。

ご紹介したネトルとダンディライオンは私自身も愛犬もクライアントにもよく利用するハーブです。特に老廃物が溜まって排泄機能がうまく働いていない時などは効果を実感しやすいように思います。

 
とは言え、ハーブの代謝には個体差があります。

初めて与える際にはほんの少量を被毛の薄い場所につけたり、口に入れたりしてみてアレルギー反応が出ないかどうか観察してください。持病がある場合はかかりつけ獣医師に相談してから利用することをおすすめします。

すくすく子犬BOX

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加藤 志乃(かとう しの)日本アニマルフィトセラピー学術協会、愛犬救命協会理事長、ホリスティックケア・カウンセラー

加藤 志乃(かとう しの)日本アニマルフィトセラピー学術協会、愛犬救命協会理事長、ホリスティックケア・カウンセラー

幼少期より多数の動物と暮らす。北里大学卒業後、10年以上製薬会社でMR、臨床開発に従事。愛犬のアトピーや股関節形成不全をきっかけにホリスティックの世界を知り、2007年にホリスティックケアカウンセラーを取得。アロマやハーブ、東洋医学他、さまざまな角度から行うホリスティックな視点でのアドバイスは日本全国にとどまらずアジア各国でも高評を得ている。
加藤 志乃(かとう しの)日本アニマルフィトセラピー学術協会、愛犬救命協会理事長、ホリスティックケア・カウンセラー

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