2020.05.29一緒に。もっと、

もっとノーズ、プリーズ!~トイレットペーパーを使ったノーズ遊び~ノーズワークシリーズその10

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もっとノーズ、プリーズ!~トイレットペーパーを使ったノーズ遊び~ノーズワークシリーズその10
文と写真:藤田りか子

こんな時期だからこそ、家で愛犬とゆっくり時間を過ごせる機会を利用しましょう!休日は今までのように遠出をすることができません。生活の刺激が少なく退屈を感じるのは私たちだけではなく、愛犬も同様。だからこそ「もっとノーズ・プリーズ」シリーズが活用できるときですね!愛犬の頭脳の刺激活動、頑張りましょう。飼い主としての責任ですよ。
今回はコロナ時代の世界的シンボルともなった「トイレットペーパー」を使うノーズ遊びです。

藤田りか子さんのノーズワークシリーズはこちら

トイレットペーパー・ノーズワークに必用なもの

トイレットペーパーをたんまりと買い占めた方、今こそたくさんのトイレットペーパーを持っている贅沢を堪能できる機会です。用意するのは
1. トイレットペーパー10〜20個。
2. トリーツあるいはターゲット臭

ターゲット臭というのは、探させたい特定のにおいです。たとえば麻薬探知犬にとっては麻薬がターゲット臭です。このシリーズの第7回目で紅茶のにおいを探させる遊びを紹介しました。そこでは紅茶がターゲット臭というわけです。なので、もしターゲット臭でサーチをさせたいという人はまずシリーズ第7回目第8回目でトレーニングを積んでからこちらの遊びのチャレンジをおすすめします。あるいはすでにアロマ臭でノーズワークを学んでいる人は、そのにおいを使ってくださいね。

トイレットペーパー・ノーズワークのやり方

ここではトリーツを使う人向けに説明をします。ターゲット臭を使う人もほぼ同じ方法でトライしてみてくださいね。
① トイレットペーパー1巻きを犬の目の前におきます。そして犬の見ている目の前で、トリーツをトイレットペーパーの筒の中に放り込みます(ターゲット臭を使う人は、においを入れてください)
② 犬に「探せ!」あるいは「いいよ!」など許可言葉を出してください。おそらく「なんだろう?」とトイレットペーパーを嗅ぎに行くでしょう。
③ トイレットペーパーの真ん中の穴からは良い匂い!犬がにおいを嗅ごうとして鼻をぴったりつけている瞬間を捉えて「よし!」と言う、あるいはクリッカーを鳴らします。そしてトイレットペーパーを持ち上げて、中にあるトリーツを食べさせます(ターゲット臭を使っている人はこの部分を省いて大丈夫です。クリッカーで鳴らした後に、すぐに臭源の近くでトリーツを与えます)

もっとノーズ、プリーズ!~トイレットペーパーを使ったノーズ遊び~ノーズワークシリーズその10
一生懸命ににおいを吸い込んでいるタイミングを見計らって、よし!といいます。
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そしてトイレットペーパーを持ち上げて、中にあるトリーツを食べさせてあげます
④ 以上を何回か繰り返してみましょう。犬がコンスタントに鼻をつけるようになるまで練習を続けます。
⑤ もし、犬がトイレットペーパーを口でくわえてしまうような場合は、犬がくわえる寸前で「よし!」と言う、あるいはクリッカーを鳴らします。犬の動作が早くてどうしても間に合わない場合は、椅子の上に置くなど容易に取られないよう工夫をしてみましょう。
⑥ さてトイレットペーパーの数を増やしてみます。最初は5〜6個ぐらいで。そして犬に「探せ!」の合図を出します。もし犬が戸惑っているようであれば、数を2個、あるいは3個ぐらいに留めておきます。
もっとノーズ、プリーズ!~トイレットペーパーを使ったノーズ遊び~ノーズワークシリーズその10
⑦ 徐々に数を増やしてみましょう。最終的には下の動画みたいな風にさがしてくれるといいですよね!

⑧ もちろん以下のようにランダムにトイレットペーパーを並べることもできますよ!

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トイレットペーパーの芯の有効活用

もっとノーズ、プリーズ!~トイレットペーパーを使ったノーズ遊び~ノーズワークシリーズその10

こんな風にトイレットペーパーの芯の両側を折り込む。

ペーパーを使い切ると芯だけが残るわけですが、これをポイと捨てる前に嗅覚アクティビティのツールとして使えますよ!芯の中にトリーツをいれて芯の両側を写真のように折り込み、トリーツが落ちないようにします。これを犬に与えます。犬は、芯をちぎって中のトリーツを取り出そうとするでしょう。犬の狩猟行動の中の「獲物を捕まえた後に裂いて食べる」という本能も満たしてくれます。「愛犬が引きちぎっている間に厚紙を飲み込んだら!」という危惧がある人はやらないように。リスクは自分で判断をしてくださいね。筆者が住むスウェーデンではその昔、知育玩具が一般的になる前に、愛犬家が犬の脳トレのためによくやっていた遊び方です。

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藤田 りか子(ふじた りかこ)

ドッグ・ジャーナリスト。レトリーバー二匹と自然豊かなスウェーデン・ヴェルムランド県の小さな村に在住。スウェーデン農業大学野生動物管理学科にて修士号を得る。犬の繁殖管理や福祉の先進国スウェーデンはじめ北欧の犬情報はもとより、ヨーロッパ各地の純血種の知識に詳しい。著者に『最新世界の犬種図鑑』。 現在ノーズ・ワーク(嗅覚を使うドッグスポーツ)に夢中、コンペティターでもある。