魚を毎日与えることの問題点
・ビタミンDの過剰摂取
手作り食では不足しがちと言われるビタミンDですが、手に入りやすい鮭やタラにはとても豊富に含まれます。ビタミンDは脂溶性ビタミンという種類になり、体に蓄積されるものなので毎日与え続けると過剰の心配があります。過剰の場合は食欲不振のほか、心臓や腎臓の不調、骨が弱くなるなど、健康に悪影響が出ます。
・ビタミンEが不足する
青魚、赤魚とも呼ばれる青背の魚(イワシ、サンマ、アジなど)には不飽和脂肪酸が豊富です。適量であれば健康維持に役立ちますが、酸化しやすいことが難点です。不飽和脂肪酸が多くなると抗酸化として働くビタミンEが減ってしまうという相対的な関係があります。
それにより体内の脂肪組織が酸化し黄色いしこりになってしまうイエローファット症候群(汎脂肪組織炎)を引き起こします。固いしこりとなるので痛がったり、その部分が壊死することもあります。
要チェック!
上記以外にも魚まるごと与える場合は、頭部や内臓にリンやマグネシウムといったミネラルが多く、過剰は結石の原因になったり、腎臓にも負担が大きいです。キャットフードのように成分が調整されていれば問題ないですが、魚ばかりを与えるなどの偏食は避けるようにしましょう。どうしても魚をたっぷり与えたい場合は週に1~2回程度に抑えましょう。