さらにステップアップには、食材辞典を参考にしてくださいね。
トッピングには次のようなレシピを利用するのもおすすめです。
レシピを参考に作ったものを適量ずつ分けてトッピングしてください。
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ドッグフード トッピングの疑問を解決:トッピングしか食べない悩みをなくそう!
トッピングでドッグフードの食いつきを良くしたい、健康にしたいと思っているのに、何を与えたらいいかわからないオーナ様や、トッピングしか食べないといった悩みを持つオーナー様へ。
トッピングの疑問解決に役立つ情報を犬の食事の専門家GREEN DOG & CATのペットフーディストが説明します。
トッピングのよくある疑問を解決
栄養バランスが崩れませんか?
偏った食事は避けましょう
トッピングの失敗を防ぐためには・・・
1ドライフードをしっかり(最低8割)与えること
2トッピングの量を多すぎないようにすること
ドライフードの分量別
おすすめトッピング
トッピング初級
ドライフード全量を与える場合
- ・ささみ、タラなどの茹で汁
※茹でた具を与える際には少量にしましょう。 - ・トマト、ブロッコリー、葉野菜など(糖質が少ないもの)
→トッピングのカロリーが少ないので、ドライフードは減らさなくてもOK
トッピング中級
ドライフード9割を与える場合
- ・脂肪分を多く含む肉のゆで汁、具入りのスープなど、カロリーの低い肉(ささみ、豚ヒレ肉、タラなど)
- ・かぼちゃ、にんじん、イモ類など(糖質が多いもの)
トッピング上級
ドライフード8割にトッピング
- ・カロリーの高い肉(牛肉ロース、皮付き鶏もも肉、豚ばら肉など)
体重別トッピングの肉の重量 (表A)
体重(kg) | 1 | 3 | 4 | 5 | 10 | 20 | 30 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
肉の量(g) | 5 | 12 | 15 | 18 | 30 | 50 | 65 |
※肉の量は1日分です。
※あくまで目安量です。愛犬の体重の増減や体調により調整してください。
※野菜は煮たり、細かく刻んだりした状態で、見た目の肉の同量程度を目安量にします。
犬に人と同じものを与えてもいいですか?
私たちが食べることが出来ても、愛犬には中毒性や消化の問題で与えられない食材があります。
犬に与えてはいけない(注意が必要な)食材
例)
- ・ネギ類
- ・タコ・イカ・カニ・エビ
- ・ブドウ・干しブドウ
- ・チョコレート・ココア
- ・香辛料(しょうが、シナモンなどは可能)
- ・生の豆類
- ・骨 など。
犬に与えられる食材
普段私たちが食べている多くの食材は愛犬と一緒に食べることができます。手作り食派の中には料理の味付けをする直前まで愛犬の分を一緒に作っているという方が多いんです。その方が続けやすいですね。
食材事典では愛犬に与えられる食材を厳選して144種掲載されています。薬善の基礎知識も載っているので参考にしながらの食材選びは、きっと熱が入りますよ。
食材辞典とは
愛犬のためのホリスティック食材事典
「食べさせたい」の気持ちを叶えてくれる、私と愛犬のお守り。
犬に与えても良い食材を、栄養素や薬膳の視点からご紹介します。
購入された方の多くは「こんなにたくさん食べられる食材があるの!?」と驚かれていますよ。
※「食材事典」はペットフーディスト養成講座を運営するカラーズ・エデュケーションが、製作・販売しています。
食材事典に載っているものでも、与える際には注意が必要な食材はあります。
例)
・キノコ類...良い栄養素が含まれますが消化が難しい(できるだけ細かく刻んで少量から)。
・ゴボウ...便通を整える食材ですが、パートナーにとって量が多すぎると便秘や下痢を引き起こすことがあります。
・ほうれん草...灰汁が多いので、別の鍋で茹でてから他の食材とあわせるほうが良いでしょう。
など。
実際にどんな注意が必要かは愛犬の体質にもよるため、個体ごとに観察が必要です。
※食材事典では、注意が必要な食材には先生のコメントが入っていますのでご確認ください。
愛犬の食いつきが良い食材は何ですか?
犬の食性と食べやすさを考えましょう。
トッピング~はじめの第1歩~
犬に必要な栄養素が豊富な鶏肉は嗜好性が高い食材です。特にささみは多くの愛犬家が利用していますよ。野菜はキャベツやブロッコリーが人気です。鶏肉も野菜も茹でて小さく切ったものを与えてくださいね。
- ・肉類:鶏肉、牛肉、豚肉、白身魚、馬肉、鹿肉、あるいは卵など
- ・野菜:キャベツ、ブロッコリー、白菜、人参、小松菜、青梗菜、春菊、かぼちゃ、さつまいもなど
※初めて与える場合は、必ず加熱すること。野菜は特にできるだけ細かく刻んで茹でてから与えましょう。
愛犬に必要な栄養素ってどういうものですか?
絶対に外せない栄養素、6大栄養素です。
絶対に外せない栄養素とは
6大栄養素を意識しよう
- タンパク質:エネルギー源、体を作るために必要。
- 脂質:エネルギー源
- 炭水化物:エネルギー源
- ビタミン・ミネラル:ほかの栄養素を調整する働き
- 水:生命維持のために必要不可欠
大切な栄養素から考えるトッピングのおすすめ順
-
ステップ1
水分:スープや肉の茹で汁など
-
ステップ2
タンパク質:肉・魚・卵および乳製品など
-
ステップ3
炭水化物、ビタミン・ミネラル:米、野菜、果物など
-
ステップ4
ステップ1~3を全部
-
トッピング初心者さん卒業!
ステップ1~4のトッピング初心者さんを卒業したら、オイルやサプリメント(栄養補助)も考えてみましょう。
<オイルやサプリメントのトッピング>
ドライフードそのものには必要な栄養素が含まれます。
ドライフードにカルシウム剤だけを足すと過剰摂取になることも。
オイルについてもオメガ3必須脂肪酸が体に言われていても過剰摂取は逆に健康を損なうこともあります。
商品の給与量を参考にして適量を意識するようにしてください。
簡単に試せるおすすめトッピングは?
GREEN DOG & CATではドライフードのトッピングにおすすめな商品をご用意しています。
トッピングのおすすめ順
-
ステップ1
ドライフード全量に「ジュレ」や「スープ」をトッピング
【関連キーワード】:水分補給、簡単、 食欲不振、食いつきアップ、 少量トッピング
-
ステップ2
ドライフード9割に肉類をトッピング
【関連キーワード】: タンパク質増量、筋肉維持、 食いつきアップ、 フリーズドライ、 冷凍
-
ステップ3
野菜(ビタミン・ミネラル)、酵素、オイルをトッピング
【関連キーワード】:健康維持、エネルギー補給、 野菜・果物・酵素ほか
-
ステップ4
ドライフード8割に「ウェットフード」をトッピング
【関連キーワード】:水分補給(ミックスフィーディング)、 食いつきアップ、たっぷりトッピング
さらにステップアップに!
「トッピングしか食べない」を防ぐには?
与え方にちょっとした注意が必要です。
①あとからトッピングを追加しない
②与えたときに食べなければ15分で器をさげる
③温かいトッピングをドライフードによく絡める
おいしいものだけ食べたい、お腹が空いていない、フードの味に飽きた、などトッピングしか食べない理由合、単なる好き嫌いだけでなく原因はいろいろあります。
まずは食事のルールを覚えてもらいましょう。愛犬の要求に応じてしまうとなかなか解決できません。
全体に食事の量を減らして、食べきったら褒めてあげるのも良いでしょう。
主食を食べない悩みが続く場合は、おやつを与えないようにしてください。もちろん運動不足でないかも見直してくださいね。
食欲不振なのかお腹が空いてないだけか、よく観察しましょう。
温かいトッピングをドライフードに絡めるわけは、温まると匂いがたち食いつきがアップするからです。
ウェットフードを少し電子レンジやお湯をかけるなどして温めたものをドライフードによく混ぜ絡めてから与えてみてください。
まずはスープで試してみても良いでしょう。
ごはんを食べない理由は、さまざま
ごはんを食べない理由は、さまざま。トッピングの保管にも注意してください。
- ・長期間の冷凍保存(風味が損なわれている、劣化)
- ・食べにくい大きさ(噛みにくい、飲み込みにくい)
- ・硬すぎる、やわらかすぎる
- ・味に飽きた
など
手作りも含め、スープ類、ウェットフードの商品は開封後の賞味期限が短いです。
小分け冷凍して使いましょう。数種類の味違いで冷凍ストックがあると主食のドライフードを変更することなく毎日風味に変化をつけることができます。
この方法できちんと食べ続けられるようになったパートナーもいますよ。
スープ類、ウェットフードの保存方法
鶏むね肉の茹で汁と肉を少量ずつ小分けしたもの
- ・多めに作ったスープや煮汁は製氷器に分けて冷凍
- ・ウェットフードは1回分ずつ小分け冷凍
※冷凍したものは3週間を賞味期限の目安としましょう。
追記
意外にお腹が空いていない(おやつの食べ過ぎなど)は多いんですよ。主食を食べない悩みが続く場合は、確認してみましょう。もちろん運動不足でないかも見直してくださいね。 食欲不振が続く場合は病気の可能性もあります。心配な場合は早めにかかりつけ医にご相談くださいね。
ごはんの窓口
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ご相談は無料
ごはんの窓口はこちらから筆者
ペットフーディスト、アドバンス・ホリスティックケア・カウンセラー、ペット栄養管理士、犬の食事療法インストラクター上級師範
ペットフーディスト
現在の愛犬との生活がきっかけで犬の食事や心のケアについて勉強を始めたことがご縁となりGREEN DOG & CATへ。
自身も飼い主のひとりとして愛犬との生活を楽しみ介護も経験。
日々の業務では主に犬の栄養学や健康維持に関する情報を発信しています。