2020.03.27一緒に。もっと、

もっとノーズ、プリーズ!~お父さんのくさい靴下を探して!~ノーズワークシリーズその9

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

靴下をくわえる黒ラブ
文と写真:藤田りか子

藤田りか子さんのノーズワークシリーズはこちら

犬の鼻はこんなことにも使える!?

たとえばお父さんが脱ぎ捨てたものをいい加減にしているために、せっかく洗濯しておいた靴下と、汚れた靴下をごちゃごちゃにしてしまったと仮定してみましょう。お母さんはこれらをなんとか仕分けしなければならないわけですが、どうやってやればいいのでしょうか。ひとつずつにおってみる?どれが汚れたものかそうではないか、私たちの鼻でもそれは嗅ぎ分けることができるかもしれません。でも、やっぱり汚れた靴下は臭いたくないですよね…!?
となれば、そのお仕事を犬にやってもらうのはどうでしょう!そう、犬の鼻はなんとでも利用できます。犬にとって、使用済み靴下のにおいは「くさい」どころかかぐわしい匂いかもしれません。私の犬は、洗濯カゴに入っている靴下を喜んでとってくるし、寝ているときなど足の裏をペロペロと舐めてもくれます。犬にとって、人の体臭や汗のにおいは嫌なものではないのは明らかでしょう。犯人を追う警察犬もまさに体臭をもとに探しているのですから!
というわけで「お父さんのくさい靴下をさがして!」遊びを紹介します。

ノーズワークを応用した靴下を探すゲームをやってみよう

1. まずはばっちりと足のにおいのついた昨日「お父さんが脱ぎ捨てた」靴下を用意します。本当は、別にお父さんの靴下じゃなくても構いません。ただし、誰の靴下を今後のトレーニングに使うべきなのか、決めておくといいでしょう。

2. 手に靴下をとり、それを犬の鼻前で見せます。きっと「なんだろう?」と鼻をつけてくると思うので、鼻をつけたら、すかさず褒めてトリーツを与えます。トリーツをムシャムシャと咀嚼している間に、手に持っていた靴下は背中の後ろに隠します。そして、犬が食べ終わったら、すかさず犬の目の前に出します。鼻をつけたらトリーツ。これを何回か繰り返します。
靴下の匂いをかぐ黒ラブ

3. 犬から少し離れたところに靴下を置きます。そして「クツシタ探せ」とコマンドを与えてみます。コマンド言葉は実はなんでも構いません。「探せ」だけでも十分です。好きな言葉を選んでください。とにかく、その言葉で犬が靴下の方向に向かってくれればいいわけです。

4. 犬が靴下にむかって歩き出し鼻をつけたら、すかさずトリーツ。そしてたくさん褒めましょう!犬によっては、それをくわえる子もいるかもしれませんが、それでも大丈夫!褒めてあげてください。

5. 少し難度を加えます。汚れた靴下と、もうひとつ洗濯済みの靴下(これは誰の靴下でも構いません)を一枚を手にとります。どちらに鼻をつけるかな?汚れた方に鼻をつけたら、すかさずトリーツ!これを数回繰り返してください。洗濯済みの靴下は、いろいろなタイプに変えて、試してもいいでしょう。

6. 次のステップアップは、汚れた靴下と洗濯済みの靴下を両方床におきます。50cmぐらい犬から離れたところでいいでしょう。そしてコマンドを出します。上手にできたらトリーツと言葉でたくさん褒めてください。

7. 洗濯済みの靴下の数を徐々に増やして、その中から汚れた靴下をみつけてもらうようにトレーニングしてみましょう。

8. さてこれまでは、汚れた靴下でも同じものばかりを使っていたかもしれません。次は、別のお父さんの使用済み靴下を使ってみましょう(それまで昨日の靴下を使っていたならば、今回は今日の靴下、という風に)。色やタイプも前回のものと違っても構いません。そして、1-7の手順を繰り返します。この頃までには、犬は何を求められているか分かるので、あっという間に上達すると思います。

9. さて本番です!ある日のお父さんの履き古しの靴下、一足をたくさんの洗濯済みの靴下とともに床に散らばせておきます。そして犬に探してもらいましょう!上手に探してくれるかな?!

複数の靴下から探す黒ラブ

【関連記事】
もっとノーズ、プリーズ!

すくすく子犬BOX いつも一緒に「笑顔」がいいね 犬の保育園とドッグホテルPLAYBOW

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでグリーンドッグ公式アカウントをフォローしよう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
The following two tabs change content below.
藤田 りか子(ふじた りかこ)

藤田 りか子(ふじた りかこ)

ドッグ・ジャーナリスト。レトリーバー二匹と自然豊かなスウェーデン・ヴェルムランド県の小さな村に在住。スウェーデン農業大学野生動物管理学科にて修士号を得る。犬の繁殖管理や福祉の先進国スウェーデンはじめ北欧の犬情報はもとより、ヨーロッパ各地の純血種の知識に詳しい。著者に『最新世界の犬種図鑑』。 現在ノーズ・ワーク(嗅覚を使うドッグスポーツ)に夢中、コンペティターでもある。