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愛犬に合った首輪・ハーネス(胴輪)の上手な選び方は?種類や注意点を徹底解説!
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愛犬に合った首輪・ハーネス(胴輪)の上手な選び方について解説します。どのような種類があるのか、知っておくべき注意点などを解説します。
これらは例えるならお母さんと子供が手をつなぐようなもの。お母さんとしっかりと手をつないでもらった子供は、安心して歩くことがでます。首輪かハーネスかどちらが愛犬に合うのかは犬種や行動によって選んだ方がいいので、ぜひ参考にしてみてください。
なぜつける?首輪やハーネスの重要性
首輪やハーネスは、犬が突然飛び出して事故に合わないよう、また他の人や犬に危害を加えないよう、危険から守ってくれる大切なものです。また、公共の場にいるすべての犬は鑑札や注射済票をつけることが義務付けられています。言葉がしゃべれない犬にとって、発見者に自分の身元を伝える大切な道具。
ほとんどの飼い主さんが首輪やハーネスに装着して使うものなので、その意味でも愛犬に合ったものを正しく選ぶ、ということはとても重要なこと。大切な愛犬を思わぬ事故から守ってくれ、そして迷子時の身元を伝える身分証を取り付けるための道具として、重要な役割を持っています。
また、夜間用として反射材付きの首輪やハーネスもあります。これにより、自転車や自動車、犬が苦手な人に早めに認識してもらうことができます。別途装着するライトと併用すれば、さらに事故を防ぐのに役立つでしょう。
首輪・ハーネスに関するギモン
いつから着ければいいの?
子犬の場合ワクチン接種後2~3週間後を目安にお散歩をスタートします。ですので、この期間にお部屋の中で散歩デビューのための準備を始めておくとよいでしょう。
子犬が首輪やハーネスを嫌がる
まずは頭をよしよしとなでる延長で首回りもなでて、首を触られることに慣れさせます。
首回りを触れられることに慣れてきたら、おやつを見せながら着けてみましょう。スムーズに着けることができたら、大げさなくらいほめて、おやつも与えます。
遊ぶのが好きな犬であれば、首輪やハーネスをつけたまま遊んでもいいでしょう。そしてしばらくしてから外して、外した首輪やハーネスを犬に見せ、またほめてあげましょう。
これを繰り返すことで、犬に首輪やハーネスをつけるといいことがある、と学習させます。ここまできたら、徐々につけている時間を長くしていけばOKです。
大切なことは、無理につけたり、叱ったりしないということです。
なかなか思うように進まないときは、リボンやバンダナを巻くことに慣れることを目標にしてみましょう。リボンやバンダナで先ほどの首輪やハーネスに慣れさせる方法と同じことを繰り返し、慣れてきたら首輪にチャレンジしてみてください。
首輪はつけっぱなしでいい?
飼い主さんと愛犬の性格や考え方にもよりますが、基本犬に負担がなく嫌がらないのであればつけたままでも問題ありません。
ずっとつけておくのはかわいそう...という飼い主さんもいることかと思いますが、実は迷子になる犬のうち、「雷や花火など大きな音に驚いて飛び出した」「ドアや門の隙間から出て行った」など、家にいるときに脱走している、という理由があげられています。
もしマイクロチップなどを入れていないのであれば、愛犬の負担にならない範囲で首輪と一緒に迷子札を家でもつけておいてあげるのがいいかもしれません。
そのとき、椅子の足や引き出しの角などに引っかかってケガなどしないように、前もって引っかかりそうなものがあれば移動させるという対策をしておきましょう。
【参考記事】
・
環境省収容動物検索情報サイト 迷子にさせないために
犬の首輪の種類と選び方
犬の首輪は、安全で快適な散歩をするために欠かせないアイテムです。しかし、犬種やサイズに適したものを選ばないと、抜けやすかったり、首に負担がかかることがあります。ここでは、首輪の選び方とサイズの測り方について詳しく解説します。
犬の首輪(カラー)の種類と特徴
首輪にはさまざまな種類があり、それぞれの特徴を理解することで、愛犬に最適なものを選ぶことができます。一般的にはベルトタイプやバックルタイプの使用が多いです。成長期の犬や毛量が変わる犬の場合は、サイズ調整が可能なものが便利です。
・ベルトカラー
穴にピンを通して固定する構造なので装着に少し時間がかかります。特に革製は比較的耐久性が高いです。
・バックルカラー
一般的な首輪で、ワンタッチで着脱が簡単。普段使いにおすすめです。ベルトタイプのように装着に時間がかかると嫌がってしまう犬に向いています。
・ハーフチョークカラー(引っ張ると締まるタイプ)
一部がチェーンになっており、引っ張ると適度に締まります。装着が簡単で、しつけにも適しています。
・マーチンゲールカラー(抜けにくい構造)
ハーフチョークと設計は似ていますが、チェーンではなく布やナイロンなどの素材で作られています。引っ張ると適度に締まり、抜けにくい構造です。
愛犬の性格や行動に合わせて選びましょう。
上記以外に、スパイクチェーンカラーと呼ばれるものもあり、主に行動の抑制に大きな力が必要な大型犬などのしつけの目的で使われることがあります。こちらは引っ張ると内側の突起が首に食い込むことで、犬に不快感を与えるため取り扱いが難しいです。行動について悩みがある場合は、まずは行動学の専門家に相談することをおすすめします。
余談ですが、猫にはセーフティ機能付き首輪があります。負荷がかかると外れるようになっているものです。猫は狭い隙間を通ることが多く、首輪がひっかかるリスクが高いからです。
犬種別の首輪の選び方
小型犬(チワワ、トイプードル、ポメラニアンなど)
ナイロンや布製の首輪は軽量で負担が少ないです。体が小さいため、バックルが大きすぎると不快感を与えることがあるので注意しましょう。
中型犬(柴犬、コーギー、ビーグルなど)
頑丈で耐久性のある素材(ナイロンやレザー)が適しています。引っ張る力が強い場合は、ハーフチョークやマーチンゲールカラーを使うとコントロールしやすいです。
大型犬(ゴールデンレトリバー、シベリアンハスキー、ラブラドールなど)
しっかりとした耐久性のあるレザーや幅広のナイロン製が使いやすいでしょう。大型犬は力が強いため、金具の耐久性も確認しましょう。
短頭種(フレンチブルドッグ、パグなど)
首が太く短いため、首輪が頭から抜けやすい場合や、呼吸器系に不安がある場合は、気道に負担が少ないハーネスの方が適しています。
小さい頭の犬(グレーハウンド、ウィペットなど)
頭が小さいため首輪が頭から抜けやすく、また細い首に負担がかかりやすいです。そのため幅が広いものであれば抜けにくく、中でもハーフチョークやマーチンゲールカラータイプでは比較的犬種専用に作られたものが見つかります。
首輪の素材別での選び方
革製品
デザインが多種多様です。とても高級感があるものからシンプルなものまで趣向によって選択肢が幅広くあります。
ナイロン製、メッシュ素材
比較的軽量で、洗いやすく乾きも早いので、スポーツを楽しむ犬や活発な犬にも使いやすいでしょう。また、通気性が良く、長毛種の毛が絡まりにくい特徴があります。
犬の首輪のサイズ測定方法
首輪サイズの測り方
メジャーを使用
犬の首の付け根部分(首輪を装着する位置)にメジャーを軽く巻きつけて測ります。実際着用した際は首の真ん中の高さあたりでは、ピッタリサイズではなく首輪から指2本の余裕を持たせます。特に毛の長い犬や、毛量の多い犬は毛をかき分けて、採寸の数値より若干の余裕を持たせてから測りましょう。ただし、ゆるすぎると首が抜けて事故につながる可能性がありますので、リードをつけて頭側に強く引っ張っても抜けないかどうかを確かめておきましょう。
子犬の時期は常に好奇心旺盛でじっとしていないことが多く、なかなか測ることができない場合もあります。そんなときはおやつをあげておとなしくしている間か、誰かに抱っこしてもらった状態で測るとよいでしょう。慣れていないうちは、軽めのものを選ぶようにしましょう。また、耐久性があるということも大切なポイントになります。装着したままで生活する場合は、体型の変化などで首輪の締まり具合が変わります。必ず定期的にチェックしましょう。
首輪のサイズの目安
※上記はあくまで一般的な目安です。犬種や体型によっても大きく異なります。
犬用ハーネス(胴輪)を選ぶポイント
ハーネスは犬の胴体につける犬具です。ハーネスをしている犬として有名なのは、盲導犬や介助犬です。特徴は、犬が引っぱっても力が分散される点です。そのため、首輪のように首に負担をかけることが少なくてすみます。
ハーネスには、数字の8のような形になった「8の字型」や洋服のベストのような「ベスト型」があります。
こんな犬におすすめ
・ひっぱり癖がない(首輪のようにコントロールできないため、犬は好きな方向に行ってしまう)
・パグやフレンチブルドッグ、ペキニーズなどの短頭犬種(鼻ぺちゃ)で呼吸器が弱い
・首回りが細い(引く力が分散されるので、呼吸器に負担がかかりにくい)
こんな点に注意
・犬が引っ張りやすい構造ゆえに、引っぱり癖のある犬には使いにくい
・体型によっては抜けやすい
・首輪よりも着脱に手間がかかる
ハーネス(胴輪)の選び方
首輪と違って、ハーネスの場合体を覆う部分が大きいため、より体に合ったサイズであるかが重要になります。
特にミニチュアダックスやコーギーなどは、足が短いため脱げやすい犬種です。正確なサイズを測り、合ったものを購入しましょう。可能であれば試着してから購入することをおすすめします。
また、毛の長い犬がハーネスを付けるとベルトの当たる部分の毛がからまってしまうことがあります。特に脇部分の毛がからみやすいのですが、対応策としてトリミングの際に、その部分を短めにカットしてもらうとよいでしょう。
介護用ハーネス(胴輪)の場合
犬は後ろ肢から弱りが出てくるため、後ろ肢をサポートするための介護ハーネスを利用することがあります。その際、サイズ選びは愛犬の現状に合うものを選びますが、介護期には筋肉や脂肪が落ちてすぐにサイズが合わなくなってきます。ハーネスのサイズが大きくなってしまったと感じたら、タオルを挟んで調整してみてください。多くの介護中の犬はこれで使い続けることができます。
愛犬の体が細くなると寂しい気持ちが湧いてくるものですが、それだけ長い時間を共にしてきたということです。かけがえのない時間を一緒に過ごせることに心を向けて、その時間を大切に過ごしてください。
まとめ
多くの犬は、いきなり首輪やハーネスをつけると嫌がることが普通です。そんなときは、あせらず徐々に慣らすようにしてくださいね。また、首輪やハーネスは、使い続けることにより素材が劣化して使用中に切れてしまうことも。そうならないためにも定期的なメンテナスと点検を忘れずに行うようにしましょう。
散歩ができるようになると愛犬にとっても、みなさんにとっても新しい世界が待っています。愛犬に合った首輪やハーネスを選んで、ともに光を浴び、風を感じて笑顔になる、そんな素敵な時間を楽しんでください。
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