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【犬のドライヤー】失敗しない乾かし方!嫌がる子のための簡単テクニック
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ドライヤーが苦手なパートナー(愛犬)でも安全に、やさしく乾かす方法と、健康な皮膚を守るためのポイントを解説します。
犬のドライヤーの基本!安全に乾かすための準備
用意するものリスト
- 吸水性の高いタオル(マイクロファイバータオルがおすすめ)
- 犬用ドライヤー(家庭用でも可。静音設計や温風調節機能があると◎)
- スリッカーブラシ、コームなど(毛のタイプに合わせる)
- ご褒美のおやつ
- 滑り止めマット(床が滑る場合)
ドライヤー前の重要なステップ「タオルドライ」
ドライヤーをかける前に、まずはタオルでしっかりと水分を拭き取ることがとても重要です。このひと手間で、ドライヤーの時間を大幅に短縮でき、犬への負担も減らせます。
タオルドライをする際は、ゴシゴシと強く擦ってはいけません。摩擦で被毛が絡まったり、皮膚を傷つけてしまったりする可能性があります。
タオルで体を優しく包み込み、毛の根元から水分を吸い取るようにポンポンと優しく叩きながら拭いてあげましょう。特に、マイクロファイバー製のタオルは吸水性が高いのでおすすめです。
【5ステップで解説】犬のドライヤーの正しいかけ方
ステップ1:ドライヤーの音に慣れさせる
・ドライヤーのスイッチを入れ、少し離れた場所から音を聞かせる。
・おやつをあげて「怖いものではない」と認識させる。
ステップ2:顔や耳から遠い部分からスタート
・お尻や背中など、犬が嫌がりにくい部分から始める。
・ドライヤーの風を嫌がらないか確認しながら進める。
ステップ3:毛の根元からしっかりと乾かす
・毛の表面だけでなく、皮膚の湿気を取るイメージで。
・温風の温度が高すぎないか、常に手で確認することが大事。
ステップ4:ブラッシングで仕上げる
・できれば、ドライヤーとブラッシングを同時に行う。
毛の根元までしっかり乾かすことができるため、おすすめです。片手にドライヤー、もう片方の手にブラシを持って、毛の流れに沿って優しく動かしながら乾かしましょう。両手が使えるスタンド式のドライヤーを使うのも効果的です。
ステップ5:完全に乾かす
・半乾きのままにすると、皮膚病の原因になることがある。
毛をかき分けて皮膚を触り、完全に乾いているか確認しましょう。
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犬のドライヤーが苦手なときの対処法とコツ
ドライヤーの音や風が恐怖心やストレスの要因ともなりかねません。愛犬の様子をみながら行ってください。
コツ1:場所と準備の工夫
・お風呂場ではなく、リビングなど落ち着ける場所で試してみる。
・あらかじめ吸水性の高いタオルで念入りに拭いておく。
コツ2:風量の調節と最初にあてる場所に注意
・最初から弱風からスタートし、できるだけ顔から遠いお尻あたりからあてはじめます。
・音に対して苦手意識がある愛犬には、離れた場所でON・OFFを行って丁寧に馴らす。
コツ3:ドライヤーの持ち方と角度
・常に同じ場所に風を当てず、ドライヤーを小刻みに動かす。
・犬の目や耳に直接風が入らないように注意する。
やさしく声をかけながら行い、ドライヤーは決して怖いものではないことを、愛犬に根気よく学ばせることが大事です。
【Q&A】犬のドライヤーに関するよくある質問
Q1:犬用ドライヤーは必要ですか?
A1:家庭用ドライヤーでも問題ありませんが、犬用は静音性や温度が配慮されているので、犬が嫌がりにくいというメリットがあります。
Q2:ドライヤーの適正温度は?
A2:人肌より少し温かい、40度前後が目安です。低温モードなど調節機能がないドライヤーの場合は、愛犬との距離間でちょうど良い温度になるよう調整してみましょう。
【温度調節の方法】
- 温風は愛犬の体から30センチ以上は離してあてる
- 同じところに集中してドライヤーをあてない
- 温風と冷風をこまめに切り替える
Q3:夏場は自然乾燥でも大丈夫?
A3:夏場でも自然乾燥はNGです。湿気で蒸れて皮膚病の原因になるため、必ずドライヤーで乾かしましょう。例えばイタリアン・グレイハウンドは短毛種の場合です。ですが、できればドライヤーに慣れもらい、早く乾かせることが理想です。生乾きの状態が続く皮膚は細菌が繁殖しやすい状態だからです。たとえば生乾きのまま放っておいたタオルは悪臭がするのと同じことです。
Q4:被毛が特殊な犬種はどうすればいい?
A4:ふわふわとした被毛が魅力のビション・フリーゼは、家庭でシャンプーすることが難しい犬種です。中にはお家エステのように毛が長いうえに細いので、シャンプーのあとは充分に乾かさないと被毛が固まってフェルト状のような毛玉になってしまいます。
手早く上手に乾かす必要があるため、自宅では難しい場合は、トリマーさんにお任せしましょう。
まとめ
愛犬の被毛を濡れたままで放置していると、皮膚疾患や悪臭を招きかねません。リスクを避けるためには、ドライヤーの使用が必須ではありますが、愛犬の恐怖心やストレスにならないように慣らしておくことが大事。
ペット用のドライヤーを活用したり、吸水性の高いタオルを併用するなど工夫次第でドライヤーが苦手な愛犬も克服できるかもしれません。
愛犬の特性に合う方法を探るのは、フード選びと同じですね。







